ザ・グレート・展開予測ショー

#ルシオラ救済SS!原因回避編


投稿者名:トンプソン
投稿日時:(03/ 4/12)

べスパが彼女を探せたのは似た存在が放つ波動を読み取ることが出来るからで。
「姉さん!」
と、地下鉄から出てきたまではよかったが。
「ふむ。成功したようじゃのぅ」
目の前にいたのが見知りの老人であることは魂消る。
「匂い袋に引き寄せられたのじゃよ」
「で、どうするつもりなのよ」
「お主、死ぬ気か?」
と、切り開く。
「成る程。姉さんとパピに延命治療をしたんだっけ」
くしゃくしゃと髪を掻いて呟く。
「そうじゃのぉ。姉妹二人だけでは贔屓じゃからな」
だが、皆も周知の通りであるが、彼女の願いは。
「・・・・・・・・・・。若し可能なら虫の息のアシュとやらを持ってくるんじゃな」
「は?」
「神を弄って見るのも一興」
そういいながら闇に消えていった。

数ヵ月後。
「ねぇ、べスパぁ〜」
と、彼女のスカートを引っ張る子供がいる。
「なぁに?」
「俺って本当に悪魔だったの?」
そういって不安そうな目をする。
「ウソよ。また悪い夢を見たのね」
くすりと笑って。
「すぐ忘れるわよ。アーシュ」
俺日本人なのにヘンな名前だな。でもべスパもそっか。
だそうである。

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa