ザ・グレート・展開予測ショー

#ルシオラ救済SS!『閃光編』


投稿者名:黒犬
投稿日時:(03/ 4/12)

あんてな企画『ルシオラを救え!!ショートショート百連発(笑)』

『でもやっぱりおやくそくがすき♪編』(え?




ルシオラとベスパ、東京タワーで一騎討ち。
ベスパの放った光撃が、ルシオラに襲い掛かる。

「さよなら、姉さん…」

そこに、ガラスをぶち破って飛び込んでくる影一つ。

――ガッシャーン!!

「ヨコシマ!?」
「ポチ!?」

その瞬間。

「こんな事もあろーかと……陰険エリートバリアー!!」

おもむろに、ふところから『封』と書かれた文珠を取り出し、そこから西条を開放する横島。

「うわわっ!? 横島君、ここはいったい!? ――って、うわぁあぁあぁあぁあ!? ビームが!? ビームがぁあぁあっ!?」

――かっきーーーん!!

「「は、跳ね返したーーーっ!?」」

昆虫姉妹、ぼーぜん。

「ふわーははは!! ギャグマンガのおやくそく、その一! “ハゲ頭はあらゆる光線を反射する”!!
 ――ルシオラ、今だ!!」
「……はっ、そうね! えいっ、麻酔!」
「あぅっ」

しばらくの事務所暮らしで、ギャグのノリに馴れていたルシオラが一瞬早く立ち直り、ベスパに霊気麻酔をかける。
ぐったりと力を失った妹の身体を抱きかかえ、そのまま横島の胸に文字通り飛びつくルシオラ。

「ヨコシマ……バカ……無茶をして……」
「ここで無茶しなかったら、一生後悔してた。……だから、泣くなよ、ルシオラ……」
「ウン……」

愛する男。大切な妹。そして、自分の命。
大事なものを全て失いかけた。でも、この男が全部拾い上げてくれた。

このひとを愛して良かった。――心から、そう想う。
だから、涙が止まらなかった…。

そんな彼女を、横島は強く抱き締める。
いとおしくて、かけがえの無い存在を、強く強く抱き締める。

そんな二人の姿を――。






































「あああああああぁあぁあぁあぁあぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――……………」

落下中の西条が見上げていた。

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