ザ・グレート・展開予測ショー

おおぞらを とぶ(予告編?)


投稿者名:Kita.Q
投稿日時:(03/ 4/ 5)

 横島が過去からもちかえった血清により令子の体が回復した、さらに一ヵ月後。
 
 今日が退院の日である。
 
 偶然だが、この日はひのめの誕生日でもあった。

 退院祝いより、誕生祝いのプレゼントが多いことに苦笑いしつつも、令子はひのめが喜ぶ様子をうれしそうに眺めていた。

 ひのめも、申し訳なさそうな、でもうれしいことはうれしいという様子だった。

 「わあ・・・!」

 なかでも彼女の喜んだプレゼントは、ふしぎな鳥の置物だった。

 胴体は輝くばかりの白。頭の上には真紅のたてがみ。さらに長いしっぽは一見緑色なのだが、眺める方向によって様々に色と輝きを変える。黒真珠のような目は、まるで生きているかのようだった。

 『誕生日おめでとう。この鳥はラーミアといって、永遠の時を生き、世界の空を統べる伝説の不死鳥だ』

 差出人の名前は、なかった。

 ひのめは、ラーミアの置物を枕元において、毎日ねるまえに眺めるのが日課になった。


 


 ふと気付けば、ひのめはラーミアにのって、大空を飛んでいた。
 
 晴れ渡った夜空の下、手を伸ばせば、月も星も、この手で掴み取れるかのようだ。
 
 地上があんなに小さい、でもラーミアの背に乗っていれば、なにも心配することはない。
 
 ラーミアが羽ばたきするたびに、輝くしっぽから流れる光の筋は、まるでもうひとつの天の川のようだった。・・・・・・・・・

 
 
 

 事態は急転する。

 霊能者の集団にして世界中で暗躍するテロリスト、『キラー・イン・キラーズ』。彼らはひのめが通う小学校を襲い、ひのめを誘拐した。

 『世界最高のGS、横島夫妻に挑戦する。最愛の妹を返してほしければ、五百万ドルを用意しろ。さらに、お前たちが手に入れたラーミアの器も渡してもらいたい。わかっているだろうが、警察およびオカルトGメンの介入は御法度だ』

 「ひとあし遅かったか・・・」
 「雪之丞・・・!」

 「すまねえ。お前たちなら、ラーミアの器を奴らに渡すようなドジは踏まないとおもったんだ。まさか、こんなことになるとは・・・!!」
 「お、おい、雪之丞!しっかりしろ!!」
 「は、腹へった・・・」
 「雪之丞、遺言ある?」(令子さん、カイザーナックル装着して)


 病み上がりの令子は、ほとんど身動きがとれない。『キラー・イン・キラーズ』の狡猾さと残忍さを考えれば、オカルトGメンも派手に立ち回れない。

 となれば、ひのめの命は横島の肩にかかっているのだ。

 
 




 「あ、きーちゃった、きーちゃった!お宝めあての誘拐劇ィ?偽札つくり(つくってません)のテロリストの、ゆーことやること全てウソ!・・・おんなのコはとーっても優しいステキなコ」
 
 「忠ニィ!?忠ニィ!!」
 
 「はぁ〜い、忠ニィはここですよ〜。おんなのコが信じてくれたから、空だってとべるさぁ。忠ニィがきっと盗み出してあげるから(?)待ってるんだよ〜!」







  はたして、横島は『キラー・イン・キラーズ』を出し抜き、ひのめを救い出せるのか?

 ラーミアの謎を解くのは、いったい誰なのか?

 物語の焦点、ハインライン博士とは何者なのか?





 



 こうご期待!!・・・・・・できるもんじゃないですね(涙目)。

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