ザ・グレート・展開予測ショー

除霊戦隊ヨコシマン!!その3


投稿者名:フジサワ
投稿日時:(99/ 8/26)

のっけからCMをせねばなるまい。

(BGM:「平成タイムボカン」)

ついについについに出るぞ、待ちに待ってたやっと出た!
野呂昌志、三松亜美などの所属する小山高男&ぶらざあのっぽの怪執筆で
再び15、6年ぶりに甦る タイムボカン新シリーズ!!  
その名も、タイムボカンシリーズ第8弾・「怪盗きらめきマン」だ!!
毎度お馴染み、例の三悪が今度は何と、
ルージュ(小原乃梨子)の率いるヒエール(八奈見乗児)、オンドレー(立壁和也)
に扮し、警察の中のはぐれとして、怪盗きらめきマンを追って暴れまくるぞ。

タイムボカンシリーズ第8弾・怪盗きらめきマン 好御期待!!



というわけで、冒頭から説明しよう。
我らが除霊戦隊ヨコシマンは、魔城目指して今日も健闘していた。
そして、悪魔の手先・タイガーと地獄炉管理の美神に、副司令官の小笠原エミを粉砕して
ついに魔城内へ突撃を開始したのだった。それでは、第3弾の開始である。
パパンパンパン、段田 段!

 「横島さ・・もといレッド。とてもここは魔城内に見えませんが。」
 「確かにな…。これじゃほとんどスクラップ場じゃねーか?」

 ブルーとレッドの思惑通り、魔城と言える雰囲気ではなかった。だが、ブラックはこのことを即
探知しているようであった。
 
 「ふっ、おあつらえ向きだな。いかにも、セン・ドロイドが蠢いている様だ。…気を抜くとやられるぜ。」
 「それじゃ、私が透視してみますね。」
 
 解説しよう。なんと、ピンクの持つネック・ロマンサーの笛は、霊や妖怪をなだめるだけでなく
そのマイナスの気を探知して特定することも可能であった。
 
 「わっ、いっぱいいますよ。ひいふうみい…684匹もいますよ。」
 「このままじゃ切りが無いですね。その出所もついでに見つけられないかしら。」

 イエローの冷静な判断に誰もが納得した。そして、何を考えたのか、魔鈴…いや、イエローはいきなり
敵に向かって魔法を浴びせ掛けたのだ。すると、セン・ドロイドの体が何やら溶けはじめた。

 「なっ、こいつら…ゾンビか?」
 「そんなレッドみたいな…!?」

 ピート・・じゃなくてブルーは、シリアスに冷静な声をあげていたのに、みんなひっくり返ってこけてしまった。
そして、ようやく横島こと隊長・レッドが突っ込みをいれた。

 「そりゃ、ボンビーだっっ!余計なこと言うな」
 「ま、俺にも言えることだろーが、今はそれどころじゃねえ。今は目の前の敵に専念することだな。」
 「そうですね。」
 「よーし、それじゃ俺は真っ先にあの目の前にある階段に行くから、援護を頼むぜッ!」

 レッドはハンズ・オブ・グローリーを手に物質化させるとすぐ、目の前を抜けながら切り倒しつつも走り抜けていく。
そして、その後を追う形で、列を結成してその真中にイエローとピンクをあてがい、後続を、ブルーとブラックが
断ち切りながら進んでいったのだった。
 だが実は、この模様をドクターカオスと西条輝彦、マリア・スリーシックスが「悪魔の目玉」を通して見ていたのだ。
それでは、場所を切り替えよう。

 「西条、あのヨコシマンとか言う奴の実力をどうみとるかのー?」
ズズズ…と、茶をすすりながら話し掛ける。ここは、マイナスの気を発生させる出所・地獄炉の真上に当たる
研究室からやや右手にある、会議室。3人も失ったための緊急会議を開いている割には、のほほーんとして
いて、ほとんど会議には見えなかった。
 「そうですな。とりあえず、あのレッドとか言う少年とだけは、かなりのカリスマ性と実力を秘めている。
 …そして、ブルーとブラックの奴にトリオを組ませると強敵となり得るな。」
 「イエス、サー、西条。」
 「で、あのイエローとピンクの小娘達は何やら、特殊な能力を秘めているようだし…あー、ワンダーマリア。
 昆布茶をもういっぱい。」
 「イエス、ドクター・カオス。でも私・マリア・スリーシックス」
 「細かいこと言うでない。それでじゃ、ワシがあの小娘達を相手に、マリアにブルーとブラックを相手にさせようかと
 思うのじゃが…。」
 「なるほど。それで、この私が直々に、レッドを葬る…か。それでいきましょう。」

 場面を元に戻そう。
カンカンカン…と、セン・ドロイドをなぎ倒しながらも、地獄炉の元へと急いで階段を上り詰めていくヨコシマン達。
だがそこへ、何やらオーロラが煙のように発生し始めた。そして、そのオーロラが煙の如く結集していくや否や、
少しづつ実体化していき、ついに目の前にある二人が魔法の如く突如現れた。その二人とは…
 
 「あっ、あなたは…」
 「むふふふふ…っ!そうじゃ、ワシじゃよ。」
 「ムドーとジャミラスだっ!」
 「だーーーーーーーーーっ!!!!」

 その場にいる、横島レッド以外がいっせいにコケた。
そして、その現れた二人が起き上がると、間一髪突込みをいれた。

 「ふざけるなっ、ヨーロッパの魔王ドクターカオスと」
 「マリア・スリーシックス見参!」
 「もー、ボケないでくださいよ。レッド。」
 「タイミングを考えてくださいよっ!」

 ブルーとピンクにつっこまれるレッドだった。だが、その隙をついて、ドクターカオスはなにやら薬品を懐から取り出し、
そのレッドへ投げつけたのだ。そして、レッドへ当たると、下へ落ちてそのガラス容器が割れて粉々に砕け散った。
すると、レッドになにやら異変が起き始めた。

 「ぐわっ、な、何だこれ。」
 「レッド・・・?透き通り始めてるわよっ!」
 「も、もしかしてこれ・・・。」
 「そのとおり、こいつは『異空間接続転送外薬液』じゃ。こいつで、レッドには直接、『西条の間』へ飛んでもらって
 決着をつけさせてやろうかとな。そして、残りの四人は、マリアとワシで片を付けてやろう・・・。」
 「いい覚悟できてるじゃねえか・・・よし、やろうぜ。」

  
というところで、今回はこの辺で時間が来てしまったので、又来週だ。
果たして、西条と横島君の決着はどちらに決まるか?そして、ヨコシマンと世界の未来はどうなるのか。
それでは、最終回予定の次回を御期待ください。

横島忠夫 「……ずれると思うな。多分。」
ピート 「そういうこと言わないでください。」


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