ザ・グレート・展開予測ショー

ふたつの空から〜みっつめ〜


投稿者名:まさのりん
投稿日時:(03/ 4/ 1)

ヤマタノオロチ

日本書記に出てくる、伝説の魔物。
時の人々は、クシナダヒメという娘をヤマタノオロチの生贄として、ささげ様としたが
スサノオという、神道の3柱神の一人が、現れ退治されたとされている。






「ヤマタノオロチは、本来あと数千年をへて魂の浄化をうけ、新たな神として転生するはずでした。ですが・・・」
「アシュタロスとの大戦のときに、封印が弱まってしまい、くわえてその封印が弱まっているときに、今回のアストラルラインの歪みによって、封印が一時とかれてしまったってわけね。」
ため息をつきながら言う美神に、小竜姫は頷く。
「ん〜〜〜〜。神話の化け物が相手か〜〜〜〜」
美神の一言を、境に誰も言葉をださなくなる。


「け、けど、あの時の戦いで、そんな影響がでてたんですね。」
おキヌは、沈黙に耐えきれずに、言葉をだす。
「そ、そうなのね〜。」
ヒャクメもそれに乗じて、話し出す。
性格上長い沈黙は苦手なのだろう。
「あれだけの戦いが、周りに影響を出さないなんてことはないのね〜。」
「一つ聞きたいんだけど、影響があったのってそれだけ?」
タマモがヒャクメにたずねる。
美神も、おキヌもこの質問にはハッとしてヒャクメを見る。
それはそうだろう、後何回も神話上の化け物を相手に戦わなければならないとなるとたまらないだろう。
「・・・今の段階では、分からない。というしかいえないのね〜。」
「わからないってことは、他にもあるかもしれないと、とってもいいの?」
タマモは、さらに聞く。
「一応というより、タマモちゃんが、その他の一例ですよ。」
小竜姫が、タマモに優しく語る。
「・・・・なるほど、それでか。」
美神は納得がいったと言う風である。タマモも、理解しいてるようだ。
「えっと、どういうことですか。(汗)」
おキヌは分からないという顔をする。
「つまり、【傾国の妖魔・金毛白面九尾の狐】っていうより、タマモもアシュタロス戦の影響で、蘇った一人ってこと。」
「えっタマモ、そうだったでござるか?」
「うわっ。」
さっきまでパピリオと言い争っていたシロがタマモの脇から顔を出す。
「いきなり、でてこないでよ!びっくりしたじゃない!」
「ふっ、まだまだ修行が足りないでござるよ。」
「いきなり変な顔が出てきたから、おどろいただけよ。」
「な、なんだと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「なによ!」
又二人は、にらみ合う。
「タ、タマモちゃん、どういうことなの」
調停の女神・おキヌがベストタイミングで、横槍を入れる。(さすがだ。)
「え、あ、ああ、多分私も何千年とまではいかないかもしれないけど、本当はまだしばらく、封印されているはずだったんじゃないかしら?」
言いながら、ヒャクメを見る。
「そうなのね〜。タマモちゃんが転生するのには、あと2百年はかかるはずだったのね〜」
ヒャクメは、紅茶を一口飲む。
「でも封印が弱まっていたせいで、転生体としては、不完全な状態で転生したのね〜。だから、記憶の継続も全然されなかったし、力もほとんどもどってなかったのね〜」
「そうだったんですか(ござるか)。」
「ま、いまじゃそれでよかったとおもってるからいいんだけどね。」
「あのね!さっさと話し進めたいんだけど!」
美神が、声を荒げる。
「「「ご、ごめんなさい」」」
小竜姫は、苦笑して話をすすめる。


「依頼はさっき言ったとおりですが、」
真剣な顔で続ける。
「今回、神魔族の援助をうけることは、ほぼ完全に不可能です。」
「はあ?!」
とんでもない発言に、美神は思わず声を上げる。
「ど、どういう「さらに、」」
小竜姫は無視して話を続ける。
「実際に日本で動けるのは、おそらくここにいる私達だけです。」
「・・・・・ま、まじなの?」
小竜姫達はうなずく。
「どうしてなの?」
タマモは、あたりまえの質問をする。
「さっきもいったとおり、日本近辺の霊素は、一時的に0に近い状態になっています。派遣されてくる神魔族は、神魔界とのチャンネルからくる力と、周りの霊素を吸収している、これは、殆どの神魔族にいえることです。(ま、例外もしますが。)だから、日本では、霊的地脈の集合点である、妙神山にくくられ、霊力を補給されている私達でないと、動くことができないんです。」
小竜姫はここでひといきつく。
「くわえて、チャンネルを開くための霊素もありませんので、援助が受けられません。できるといったら、一日数分間の連絡をとることぐらいです。」
「な、なるほど。」
しばらく沈黙が支配する。



「ま、聞いちゃったからには、だまってられないわね。」
「そうですよね。(横島さんが守った世界を守らないと。)」
「まかせるでござる。やってやるでござるうううううう」
「ふう、いかたないね。」
「・・・・・本当に、毎回毎回すみません。」
四人の言葉に、小竜姫は、頭を下げる。
「いいわよ、別に。ママにこのことは?」
「べスパが、いっている。」
ワルキューレがこたえる。
「べスパもいるの?」



「べスパって誰(でござる)。」
「パピリオちゃんのお姉さんよ。」



「ああ。」
ワルキューレはそっけなく答える。
「戦力的にはおおだすかりね。で、猶予は?」
これには、ヒャクメがこたえる。
「復活まで、後約15日前後、ねらいとしては、完全に力をとり戻す前に不完全な状態で封印をとき、たたきます。」
「OK!それじゃ、ちゃっちゃと準備にかかりましょうか!」
「あ、まだ報告したいことがあるのね〜」
勢いをそがれて、がっくりとくる。
「な、なによ〜」
「聞いて損はないのね〜」
「?」

「じつは、今回の原因である、『穴』が出現した場所に、ある人物の霊力パターンに酷似した霊波が確認されたのね〜。」
「?だれでござるか?」
「その人物は、2年半ほど前に行方不明になっている人なのね〜」

「ま、まさか。」
おキヌは、焦りを隠さずにいう
「はい。」
小竜姫は、肯定の言葉を吐く。






「おそらく、横島さんのものと思われます。」




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やっとかけた〜〜。
というわけで、やっとこさ横島さんにふれます。長かった(汗)
下手くそな文ですが、読んでくださかった方、ありがとうです。

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