遠い日の思い出
投稿者名:札
投稿日時:(03/ 3/23)
はじめてココに書き込みさせてもらいました。
誤字、脱字などあるかもしれませんが最後まで見ていただけると嬉しいです。
アシュタロス事件から数年たったある日の某病院内・・・・
落ち着かない顔でいすに座りもしないでウロウロとしている・・・・・横島だ。
「ほぎゃあほぎゃあぁっ!!」
赤ん坊の声が廊下に鳴り響く。それと同時にしっかり閉まっていたドアが開き看護婦さんがでてくる。
「おめでとうございます。元気な女の子ですよ。」
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数日後
「やっぱおまえに似てカワイイな〜」
「・・・さっきからそればっかり。もう少し私の事なぐさめてくれたっていいんじゃないの?」
クスッと笑いながら話しかけているのは横島令子(もとい美神令子)だ。
「ああ。そうだったな。よくがんばったよ!」
『ヨコシマ・・・・・』
「!?令子・・・・今なにか聞こえなかったか?」
「何も聞こえないけど、どうかしたの?」
『私よ。ヨコシマ・・・・・・・・」
「ルシオラ・・・ルシオラなのか?!」
「どうしたの?」
「いや・・・さっきからヨコシマ・・・って呼びかけてくる声が聞こえるんだが・・・」
「もしかしたらこの子(ルシオラ)・・・・のテレパシー??」
『おい!ルシオラ聞こえるか?オレだ。横島だ!』
『ええ、聞こえるわ。』
「やっぱり・・・」
「?」
「ありえない事じゃないわ。私とあなたの強い霊力に加えてあなたの中にあるルシオラの強い魔力のこもった大量の霊機構造・・・記憶が多少この子に残ることはかくごしてたけどこれほどとは・・・・!」
「ってことはこの子はルシオラの生まれ変わり?」
「違うわ。この子は生まれ変わりじゃなく、ルシオラそのものなのよ。まだ意識はハッキリしてないけど」
「じゃあこのままにしておくと・・・」
「ええ。この子は本当にルシオラに人格をのっとられちゃう・・・!!早く小竜姫様に封印をほどこしてもらわないと」
「でもそうなったらルシオラは・・・・・・・・・」
「いい?あなた。ルシオラの人生はいくら短くったってあそこまでなの。この子にはこの子の人生があるんだから・・!!」
「そうだな・・・でも少しだけ、ルシオラと話させてくれないか・・・・」
「ええ・・・・」
『ヨコシマ・・・ごめんね・・・つらい思いさせて・・・・・』
『オレは大丈夫だよ。いいお父さんになるからな!』
『うん。期待してる。』
『なあ、この子(ルシオラ)の名前はなにがいいと思う?』
『・・・・・蛍・・・・・』
『蛍?」
『うん。私蛍の化身だから』
『そうだな・・・・そうだった。』
『もうそろそろ蛍の体が限界みたい』
『ああ、じゃあな・・・・』
「ルシオラなんだって?」
「蛍」
「は?」
「この子の名前!蛍でいいよな?令子」
「うん・・・・あなたの子なんだからどんな名前だっていいわよ♪」
〜遠い日の思い出第二章に続く〜
今までの
コメント:
- あらためてみて見たらカナリ短いっすね・・・
でもこれから2章3章って続ける?と思います?のでよろしくおねがいします。 (札)
- 札さん、初めまして。こちらはkitchensink(キッチンシンク)と申します。以後よろしくお願いします♪ ルシオラの人格が娘の人格を乗っ取ってしまうので、それを止めようとすると言う設定が新鮮ですね。色々と苦難を乗り越えて(?)夫婦となった令子と横島クン、さり気なく令子がルシオラの生まれ変わりなどの問題に関して落ち着いて対応しているあたりに好感が持てました。果たして横島クンたちはルシオラの人格の封印に間に合うのでしょうか? 次回も楽しみにしております♪ (kitchensink)
- kitchensinkさんコメありがとうございます。
以後コメがあるようでしたら最終章に宜しくお願いします。 (札)
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