ザ・グレート・展開予測ショー

月からの依頼


投稿者名:K.H. Fan
投稿日時:(03/ 3/14)

ピンポーン

GS美神除霊事務所の呼び鈴が鳴らされた。
『はーい』
おキヌがドアの方へと駆けていく。
ドアを開けると其処には…
『小竜姫さまと…何方達ですか?』
そこには、 小竜姫、 ヒャクメ、 ワルキューレ、 ジークが居た。
『説明しても良いんだけど…美神さん居る?』
『あ、 どうぞ。 とりあえず中へ』

………
『で、 どうしたの? ガン首揃えて?』
美神が聞いた。
『実は至急行って欲しい所があるのだ』
ワルキューレが口を開いた。
『急に言われても困る…』
ヒャクメが彼女のバッグを開け、
金塊を100個程出す。
目をいきなりキラキラさせた美神は、
『訳ないじゃない、 で、 何処行ってほしい?』
と続けた。
そして、 ワルキューレが窓の外を指し…
『月だ』
と言った。

−某国『星の町』にて−
『よ〜し、 行くか。 準備はいいわね? おキヌちゃん、 横島クン?』
『私は良いんですけど…』
『嫌だぁ、 カオスと某国の合作ロケットで月へ行くなんて…死にたくない〜!!!』
準備万端の美神とおキヌ、 駄々を捏ねる横島。
それにしても男の癖に女性より勇気の無い横島って…?
『ギャラは貰ってるんだから後には引けないわよ』
『あんたは金貰ってそれで良いかも知れんけど、
俺には命を賭ける理由はないぞー!!』
美神が溜息を吐き
『しょうがない、 横島クンは置いてくわよ、 おキヌちゃん』
美神が横島を置いて行きそうになる。
その様子を見た横島は慌てて、
『冗談に決まってるじゃないですか。
唯、 少しくらい文句を言ったっていいじゃないスか』
美神がおキヌの耳元で
(ちょろいもんね、 横島クンは)
と呟き、
おキヌは空笑いの顔をした。

−シャトルにて−
『こちら・マリア・接続準備・良好。
カウントダウン・よろしいですか?』
『OK いつでも良いわよ』
5…4…3…2…1…
ドッドドドドド
シャトルが地上を飛び立った。

『美神さん、 聞こえますか?』
小竜姫の声がシャトルに響いた。
ステーションから連絡をよこしているようだ。
『聞こえるわ、 何?』
『月には月神族が居ます。 今回は彼女達から依頼を頂いた物です』
月神族の姿をスクリーンに映し出す。
『私はかぐや姫。 月神族の女王。 魔族が暴れていて、 こちらでは手の打ちようがありません』
『姫、 我々が其方へ向かっている故、 ご安心下され』
『有難う』
今まで落ち込んでいた筈の横島が急に元気をだした。
彼のことだから、 姫の風貌を見て目を奪われたのだろう。
おキヌと美神が後ろで溜息を吐いたのは…もはや言うまでも無いだろう。

『これが我々の敵です』
そう言ってスクリーンに映し出されたのは、 3人が良く知る顔、 メドーサの姿だった。
『メドーサ…あんなの相手にどうするんですか?』
横島が心配になって、 美神に問う。
おキヌも深刻そうな顔をしている。
美神は軽く笑い、 竜神の小手とヘアバンドを取り出した。
『これ覚えてるでしょ? ちゃんと3セットあるわよ』
『でも…油断は出来ませんよ?』
おキヌが横島に釘を刺すように言った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
私の状況も緊迫しているのか慌ててますね…
随分と。
まぁ、 おキヌがレベルアップしたから一緒に連れてこうってーのが、
今回の原作とは違う展開ですかね。

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa