ザ・グレート・展開予測ショー

おキヌちゃんの弁解


投稿者名:K.H. Fan
投稿日時:(03/ 3/12)

前作『3人の代表』の続きです。
因みにこの後、 おキヌちゃんが強くなったバージョンで
月編とアシュタロス編をやりたいなって思ってます。
他おまけ多数。
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『ただいま』
おキヌが一文字と弓を連れて事務所に戻った。
この二人が来た主な理由としては…
おキヌがいつの間に強くなったか聞き出すためとか、
昨晩何があったのかを聞く為である。
後は弓の願いなのだが…
(美神おねーさまに応援に来て欲しい)
だそうだ。

『では、 何があったか話しますから…』
おキヌの話が始まる。

−回想 修行後の話−

『終わりましたね、 横島さん』
『なんとかね…今は1時か…早く帰って寝ないとな』
そう言って文殊を取り出す横島
『瞬』『間』『移』『動』『除』『霊』『事』『務』『所』
と書かれている。
二人は確かに瞬間移動したのだが…
『ここは…?』
おキヌが横島に問い質す。
『やっぱ、 何度も都合よく行かないわな。 わはははは…』
『笑い事じゃないですよ。 此処が何処か調べないと』
周りを見渡す二人。
と、 ある看板を見つけた。
『『…人骨温泉ホテル…』』
放心状態にある二人…
『こんな所でどうしたんだべか?』
通りすがりの人に声を掛けられ放心状態が解かれた。
『ここら辺に除霊事務所ありませんか?』
(横島さん、 何を言ってるんですか?)
(成功したか、 確かめたくて…)
(そんな事言ってる場合じゃないでしょ)
仲良く(?)話す二人を面白そうに見ながら
『家が除霊事務所や』
『本当ですか? そちらで余ってる仕事とかありませんか?』
勝手に話を進めてしまう横島。
『1000万の仕事が余っとる。 家じゃそんな大物除霊できまへんし
困っとったとこや。 やりたい?』
『5割程度、 500万位分けてくれればやらして頂きます』
『5割でいいんだべか?』
二人とも相手の言った事に驚く。
横島は美神の下で働いているので、 5割貰えれば十分と言う考え、
相手は自分は情報を提供しただけで5割も貰えるのと言う考え…
どうやら一般人と美神の下で働く者の考えはずれてしまうようだ。
そして二人は除霊する事になった…500万で。

−山道にて−

『Aクラスの除霊か…美神さんなら1億でやってるところだ』
等と呟く横島をおキヌはジトーッと見ながら
『何で除霊しようと思ったんですか?』
『だって、 文殊は無いし、 お金も無い。
流石に此処からは歩いて帰れない。 とすれば、 タクシーしかないでしょ?』
『そうだったんですか…疑ってすいませんでした』
『どういう疑い方をしたの?』
頬を赤く染めながらおキヌは
『お金を貯めてホテルに寄ってこう…なんて言われると思ってました』
『俺はケダモノか!?』
等と横島が突っ込んでいると二人の背後から、 
かなりの霊気を持った悪霊が飛び出した。
『じゃ、 修行も兼ねてがんばろ〜』
『気楽ですね、 横島さん』
と言って霊気の剣を出すおキヌと
ハンズ・オブ・グローリーを装備する横島。
悪霊の攻撃に二手に別れ、 横から同時に反撃する。
悪霊は十字に切られ、 断末魔をあげる暇も無く消滅した。
『つ…強いですねぇ』
いつの間に居たのか、 道路公団の人達と
依頼をくれたGSが立っていた。

二人は報酬を貰いタクシーを呼び、 帰ることにした。
が、 ここは東京からかなり離れている。
結局事務所に着いたのは午前6時を回っていた。

−回想終了−

『ご理解頂けたでしょうか?』
おキヌが弓・一文字に尋ねる。
『うん、 おキヌちゃんが襲われる事を期待してたのは分かった』
『何でそうなるんですか!?』
『だって、 そうでなきゃホテルに連れてかれるなんて思いません事よ』
おキヌは再びダウンした。
(もうこの人達に何を言ったって…)
『ただいまー』
『おねーさまの声ですわ』
急いで玄関に迎えにいく弓、
絶えずダウンしているおキヌ、
おキヌの様子を面白そうに見つめる一文字、
明日の試合大丈夫なんかいな!?

−美神除霊事務所…居間−
ここには計7名の人が居る。
目をキラキラ光らせて明日の試合の事を説明する弓と
それを聞く美神令子。
おキヌの気持ちを横島に話そうとしている一文字と
それを必死で止めようとしているおキヌ。
タマモ、 シロ、 横島は二つの様子を観戦している。
『とゆーわけでおねーさま、 応援しに来て欲しいんですけど』
『いいわよ。 おキヌちゃんも参加するしね。 後、 横島クンとシロとタマモも来たら?』
『何でなんスか? 嬉しいっスけど』
嬉しいと言う言葉にギロッとありったけの霊気を放出して睨むおキヌ。
『も…もちろん、 やましい事じゃなくて、 おキヌちゃんの応援ができて嬉しいなぁ、って事で…』
『そんな、 横島さん』
と言って頬を赤らめるおキヌ。
冷や汗を額からだらだらと流している横島は
(下手なことを言ったら殺されてしまう!!!)
等と言う考えが頭の中に巡っていた。
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次は『クラス対抗バトル』になると思います。
読んで下さっている方、 題が色々と変わってスイマセン。

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