ザ・グレート・展開予測ショー

家庭(後半)


投稿者名:GENDEN-X
投稿日時:(03/ 3/10)

ここは、デジャブーランド。途中、ものすごい渋滞にあったが文殊で何とかした。まあ、そのせいで警察と競争するはめになったが。(のちに警察が語る、あの車はもう人間が運転しているとは思えな

せんでした。それはもう物凄いスピードで我々を振り切っていったんですから)
「さてと、まず何に乗るかな?」
「そーね・・・」
「ロ、ロナルド殿、犬族のスターを応援しているでござるよ。」
「シロ、あれ何、乗ってみたい。」
「「・・・・・・・・・」」
はっきりいってその時俺たちは2人とも固まってしまった。
「に、逃げるぞ!」
俺は何とか石化から抜け出しルシオラに声をかけた。
ルシオラは黙ってうなずいた。そして俺たちが逃げ出そうとした瞬間、
「「あ、先生(横島)」」
ばれたーーーーーーー!!逃げろー!!(せっかくルシオラと2人っきりだというのに)
「「逃がさないでござる(わよ)。狩りは狼の(狐の)お家芸でござる(よ)。」」
かくして横島&ルシオラVSシロ&タマモの壮絶な鬼ごっこが始まった。
さらにそれを一つの取りこぼしもなく鮮明にビデオに写しているものもいた。
「くっくっくっくっくっ。面白くなってきた。」
「俺、帰らせてもらお。」
「待ちなよ、今帰ったらお前とかがりの仲を暴露するぞ。」
「まて、何でお前がそのことを知ってるんだ。」
「俺の情報を甘く見るなよ。」
このとき伊達の頭の中に逆らっちゃいけないとか敵にしてはいけないとかそんな言葉が頭をよぎった。
「む、先生の気配・・・そこだ!」
「うわ、なんだ。」
「捕まえたでござるよ先生。」
シロは横島に抱きついた・・・はずだった。
「あほ、俺は恭介だ。親父じゃねえ。」
「あっ、間違えたでござる。・・・ま、恭介殿は先生と同じ匂いがするからいいでござる。」
「ちっともよくねえ!早く親父でも何でも探しに行け!」
と、その時
「横島め〜っけ。」
タマモが恭介に抱きついた。
「タマモ、・・・おのれまで間違えんな!!」
「あっ間違えちゃった。・・・ま、恭介も横島と同じ匂いだからいいや。」
「お・・・お前らな!!」
(まて、恭介今騒ぎを起こしたら)
恭介は伊達のいうとうりにだと思い・・・そこらに落ちていた骨を投げた。   シロが物凄い勢いで取りに行った。
タマモには・・・
「あっ、親父だ!」
「えっ、どこどこ。」
(よし、今のうちだ)
恭介は父親に勝るとも劣らず物凄い勢いで逃げた。
2匹がきずいた時にはすでに恭介たちも消えていた。
そのころ
「振り切ったか・・・しかしなんであいつらがこんな所に?」
「遊びに来てるんじゃない?」
「いや、それは無い・・・と思う。」
そりゃそうでしょ。わざわざあの美神さんが追跡に便利なシロ、タマモに休みなんか与えないよな。ってことは美神さんたちもここに・・・。
「あいさえしなければ大丈夫よ!・・・きっと・・・。」
「そうだよな、うんそうだ。会わなければ・・・ハハハ。」
しかし、俺が考えていたことがわかるなんてさすがルシオラ。
ん、そんなに美神さん達に会いたくなければ別のところでデートすればいい?いや、そうできない理由があるのだよ。
「ね、ねえ・・・あれ・・・。」
「ん、どうしたの。」
ルシオラが指した先には俺たちが行こうとしていた巨大観覧車(観覧車に巨大もくそも無いと思うが)の目の前に美神さんたちがいた。
「か、隠れよう。」
「うん。」
てなわけで俺たちは美神さんの見えない位置に移動し文殊『盗』、『聴』で美神さん達の話を盗聴した。
美神さん達は(めんどくさいから美神達の話はカット。)信じられないことだが皆で遊びに来ているようだ。まあ、前に社長からもらったVIPチケットがあるからであろう。
やはり、美神さんこんな所で金を無駄使いするわけ無いよな・・・
まいったな・・・美神さんがそこからどいてくれなきゃ乗れ無いじゃん。・・・おっ、何でだ美神さん達物凄い勢いで走って行ったぞ。・・・待てよ、あの表情は美神さんが狩りをするときの表情だ
(美神の狩りとは:横島、ピート、タイガー、雪之丞、シロ、タマモが決めた美神に近ずくと殺されるかもしれんというほど恐ろしい殺気を出しているときの美神の行動であ〜る。)
・・・このとき横島達は気づかなかった。美神が狙っていたのは彼らの息子恭介であるということを。理由?それはまたの機会に。
 

なんだかんだで横島達は観覧車の前から美神が消えたのでさっさと並び観覧車に乗った。・・・え、並んでいた人・・・皆、快く場所を空けてくれたよ。まあ、ちょと良く斬れそうなナイフを見せたんだ

けどね。ま、俺とルシオラが夕日を見ようとするまでに何が起きてもそれは事故として済まされるのだ!
   そして、そして、観覧車が最も高い所まで来たときちょうど夕日が見える時間帯だった。(え、テンポよすぎる?気にしてはいけないのだ否!気にするな!)
「ふー、いろいろ邪魔が入ったけど何とかだどりついた。これをルシオラと一緒に見たかったんだよ。」
「夕日見てると昔を思い出すよな。あん時はそれどころじゃなかったもんな。お前は消えかかってたし、かなりあせったんだぞ。」
「もう、しつこいのね、でも助けてくれたじゃない。あの時やっぱりもう会えないと思ったら怖かったもん。助けてくれてありがとう。」
「何言ってんだよ。・・・親父の受け売りだけど「惚れた女一人助けられなようでは男がすたる。」ってことだ。」
「良く意味は解らないけどこうして生きてたから横島と暮らせたんだけどね。でも、私としてはもう少し浮気を控えてくれると嬉しいんだけど」
「キグ・・・あはは・・・。・・・ごめん。」
横島とルシオラがほのぼのとしているころ、盗撮を試みていた恭介はシロたちに追いつかれ運悪く美神に見つかり勘違いされて死のふちにいた。
雪之丞の息子(なまえきまてなかったー)は当の昔に逃げていた。まあ、恋人との仲をばらされる方が死に掛けてしまうよりましだと感じたらしい。
「なぜやー、なぜ俺がこんな目に会わねばならんのやー。」
「きさまー、人の妖怪追跡道具をたぶらかし追って、ぶっ殺す!」
「あ、あの〜美神のあねご・・・なにか物凄い勘違いを感じるのですけど・・・
その後、断末魔の悲鳴がきこえ、辺りが静かになった。彼がその後どうなったかは誰も知らない。まあ、横島の子供だ、おそらく不死身であろう。

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