ザ・グレート・展開予測ショー

おキヌちゃんの復活後W


投稿者名:K.H, Fan
投稿日時:(03/ 3/10)

美神、 横島が鞭とハンズ・オブ・グローリーなので、 おキヌにも剣を授けるようにしました。
気に入ってもらえないかなぁ…
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午後11時
コンコン
窓がノックされる音がおキヌの耳に届いた。 
参考までに言うと彼女の部屋は2階である。
これから分かるように、 並の人間の技ではない。
『横島さん、 1時間早いようですけど…』
『早い方が良いと思って…眠くなるでしょ?』
横島がどうやって窓の外に居るかと言うと、 屋上からロープを下げてそれに摑まっていたりするのだ。 
毎度、 そうやって美神のシャワーを覗いている彼にとってはどうということは無いのだ。
『とりあえず、 中に入ります?』
『あ、 お願い。 その方が楽だ』
窓を開けるおキヌだが、 事情を知らない人が見ればかなり怪しいと言うかイケナイ行為だと思うだろう。
『それで、 どうやって妙神山まで行くんですか?』
おキヌが尋ねた後、 横島が文殊を取り出した。 
そこには
『瞬』『間』『移』『動』『妙』『神』『山』
と書かれていた。
『でも、 7文字なんて大変じゃないですか?』
『うーん、 だからこの時間を選んだ理由でもあるんだよね』
おキヌは嫌〜な予感がした。 
いや、 彼を知る女性なら誰だってそうだろう。
『俺の霊力源は煩悩だから、 ここは1発おキヌちゃんの全裸を…』
『なんでそうなるんですか!!!』
横島が言い終わらないうちに、 おキヌが遮った。
『冗談だよ、 冗談…でもないんだけど』
『最後の言葉がもの凄い気になるんですけど…』
気を取り直して横島が…と言うより話を反らしたかった横島が咳払いをして
『じゃ、 とりあえず行こうか』
そういっておキヌに手を渡した。 
さっきの言葉の後からなのか、 それとも横島への気持ちなのか、 おキヌは赤くなりながらその手を握った。 
と、 同時に二人の姿はそこから消えていた。

−妙神山にて−

二人は鬼門達の目の前に到着していた。
『横島、 お前どっから来たんだ』
当然の質問である。 
いくら何でもいきなり目の前に現れれば誰でもビックリするだろう。
例えそれが神に仕える者達であってもだ。
『そんなのはどうだっていいだろ。 小竜姫様は居るのか?』
『まぁ、 待て、 その前にテスト…』
言い終わらないうちにドアが開いた。
『横島さん、 おキヌちゃんいらっしゃい』
鬼門達は後ろで涙を流している。 
なんと哀れな者達であろうか…
『確か用があるのはおキヌちゃんでしたよね。 どうかしたんですか?』
『あの…私、 攻撃の方にも霊力を廻したいんですけど、 どうしたらいいんですか?』
突然、 ずっこける小竜姫。 
それはそうだろう。 
おそらく小竜姫の心の中では
(そういうのを神様に聞く必要があるんですかぁ)
だろう。 
しかし、 彼女もこの二人には何かと世話になっている身、 断りたくはないだろう。
『おキヌちゃんはどちらかというと攻撃系では無いから教えにくいんですけど…自分の霊気を使って剣を作る事なら教えられます。 横島さんのハンズ・オブ・グローリーの手から離れたバージョンだと考えてくれて良いですよ』
『本当にできるんですか?』
おキヌの顔は嬉しさで一杯という感じだ。
『ええ、 まず自分の霊気を一点に集め、 そこから理想の形を作ります。 これを、 応用すれば霊気を雪之条さんやピートさんみたいに放つ…』
『小竜姫様、 出来ましたぁ』
見るとそこにはおキヌの身の丈程ある剣が出現していた。 
横島はこれを見て小竜姫の元に近寄り、
『いくらなんでも、 呑み込み早くないっすか? しかも…心なしか俺のハンズ・オブ・グローリーよりも出力が高いような気が…』
『う〜ん、 でもおキヌちゃんって300年間、 幽霊やってたんでしょ? だから普通の人よりも潜在能力高くて当たり前ですよね…はははは』
実際の所、 小竜姫さえ驚きを隠せなかった。 
何年も妙神山の神をやっているが、 この様なのは、 初めてだという。
『で…どうします? ここで修行して行きますか?』
小竜姫が2人に尋ねた。 
確かに彼女は人に修行をさせる為にここに居るのであって、 アドバイスするだけではない。 
が、 おキヌと横島はアドバイスを貰った後の事を考えていなかった。 
当然ここに来たからには修行もすると言うのがせめてもの礼儀というものだろう。
『ここで一番早く終わる修行って何ですか?』
おキヌが尋ねた。 
理由はもう夜中である事とおキヌと横島には明日学校がある事である。
横島もおキヌの意見に賛成なのか一番早く終わる修行と聞いて頷いた。
『早い修行って言ったら、 前美神さんが受けた修行ですけど…』
二人の顔が一瞬にして曇る。
『『その修行って3回戦目を受けなくて良いって事許されます?』』
おキヌと横島が同時に尋ねた。 
理由は勿論3回戦目が目の前に居る小竜姫だからである!!! 
神様と人が戦ったら流石に無事では済まない。 
二人の怯えようを見て小竜姫は、 溜息まじりに
『特別許可します』
と言ってくれた。 
二人の気が一気に楽になった場面でもあった。
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なんかなぁ…上手く出来ない…
初めての物語だし、 しょうが無いか。
うん。

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