ザ・グレート・展開予測ショー

GS横島への道(7)


投稿者名:ピッコロ
投稿日時:(03/ 3/ 7)

横島は手足の自由を奪われていて身動きのとれない状態でいた。エミの話によるとこれから美神と対決することになるらしいとのこと。
「おたくには種明かしをするから後で令子に教えてやるといいワケ」
エミは笛を取り出してぶつぶつ呪文のようなものを唱える。
「・・・虎よ!!我が命により封印を開き、再び目覚めるがいい!!」
「グガアア!!」
「なっ!?」
横島の目の前でタイガーが虎になった。
「ト・・・虎!!?」
「タイガーの能力は相手に幻覚を見せることなワケ。だから本当は虎になんかなっていないワケ」
「じゃあ・・・つまり・・・」
「令子は何が起きたのかわからないうちにGSの生命を絶たせることもできるワケ」
「なっ!?」


エミ、タイガーの二人は車を降りていて今は横島しかいない。美神との対決を始めるためである。
「今ならまだ間に合う!俺が行けば形勢は逆転するはず」
そうは言うものの横島は手足の自由がきかないためどうすることもできない。横島がそんなふうに困っていた時だった。眩しい光の玉が現れて横島を包み込んだ。

「こ・・・ここは一体?」
『若者よ困っているようだな』
「お前は一体誰なんだ?」
『私は遠い天界というところから来た八兵衛という。若者よ名は何という?』
「俺は・・・横島、横島忠夫・・・」
「横島くん、何か困っているようだが?」
「そ・・・そうなんだ!手足の自由がきかなくて・・・」
『私も困っている』
「何とかしてほしいんだけど」
『私も困っている』
「・・・・・・」
『私も困っている』
「あの・・・何か困ってることでも?」
『聞いてくれるか横島くん!』
「は・・・はい(聞いてほしいんだろ)」
『私は仏の道を踏み外して鬼と化した男九兵衛を追っている途中神通力がほとんどなくなってしまったのだ。このまま神通力を使い続けていたら私は死んでしまう』
「し・・・死ぬって・・・困った通り越してやばいことになってるんじゃ」
『横島くん、私と融合してくれないか?』
「ゆ・・・融合!?」
『私は人間と融合するれば下界で必ず3分間は神通力を使うことができるようになるのだ』
「融合して俺に何のメリットがあるんだ?」
『手足の自由がきくようになる』
「手足の自由がきくね〜、でも、融合したら危険なことに巻き込まれるんじゃ?」
『確かに・・・危険が伴う・・・』
「じゃ・・・遠慮します」
『しかし、危険はあるだろうが、横島くんが人間界のヒーローになるということもある』
「ヒーロー!?俺が!?」
『そうだ』
「融合しよう(ヒーローになれば女にモテモテになるに違いない)」
横島を包み込んでいた光の玉が消えた。

「チェンジ!ヨコシマン!装着!!」
横島がヨコシマンスーツに装着するタイムはわずか0.05秒に過ぎない。

「今行きます美神さん!」

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