お約束アイテム!惚れ薬!!!
投稿者名:イオ
投稿日時:(03/ 2/25)
工事現場ではたらく男が鼻歌歌っている。
「兄ちゃん、どうしたんじゃ?機嫌いいのぅ?」
「いやぁ・・そうかぁぁ?」
はっきりいって気持ち悪い笑みを浮かべ男は働く。
この男、名はブラッドといい、一応宇宙人なのだが、見た目は地球人とあまり変わらないためなんとかばれずに地球人として働いている。
「いやぁ。今日女んとこいってきたんだけどよぅ。」
「女?ああ、おまえさんが貢いでる。」
「そしたら『この間の装備、よかったぞ』だってぇぇぇぇ!!!」
っきゃあぁぁぁなどと奇声を発してばんばんと同僚のじいさんの背中をたたく。
「よほど惚れてるんじゃのぅ。」
「ったりめえよ!!あああぁぁぁ!今日ぜってぇ眠れねぇぇぇ!!!ていうか俺のもんになる日も近いっちゅーの!!!」
「かかか、青春じゃのぅ。」
ここでじいさん何か思い出したらしく、ブラッドに問う。
「・・・おまえ惚れ薬・・・欲しくねぇか?」
「何!!!!」
「むかーし作った覚えがあるんじゃ。だよなぁマリア」
「イエス。ドクターカオス。マリア。取ってきます・か?」
「ああ、頼む。」
一緒に働いている女の子は空へと飛んでいった。
「・・・・・・・・・・・」
「ああ、知らんかったか。マリアはロボットじゃ。」
「どうりで・・・なんとなく力持ちな子だとは思っていたが・・・」
気づけよ
二分後、マリアが帰ってきた。
手には小さなビンを持っている。
「おおっ!これじゃこれじゃ。・・・欲しいか?」
「くれ。」
ブラッドさん、よだれぐらい拭きましょう。
「いくらで買う?」
「えええいっ!もってけどろぼー!!」
ばんっ!とカオスに金を持たせると薬を奪い、ブラッドは銭湯『星の湯』へ全力疾走した。
渡した金は・・・751円だった。
「せえぇぇぇぇいりゅぅぅぅぅとぉぉぉぉっ!!!」
「やかましい。」
どどどどどどどどどどどどっ。
ロボット化ちびっこリョウはかるーくマシンガンを連射した。
しかし、恋する男はこれくらいじゃ死にません(例:横島)
「てめーーーー!!」
「うわっ!生きてるカナ!!!」
しかもギャグですから傷は30秒で治ります。(待てコラ)
「セイリュートはどこだぁぁぁぁ!」
「しるか!帰れテメーーー!!!!」
どがーん
ふたたびリョウの攻撃。
「なんだ?何事ですかカナタ様。」
「セッ!セイリュート!!!」
「おおっ!!セイリュート!!!!」
ブラッドさん今度は5秒で復活。
そして妄想開始
『ああっ!カナタ様。だって、つまり俺が主になれば・・・・』
『ブラッド様・・・・』(セイリュートボイスで)
だくだくだくだく
ブラッドさん鼻血でました。大量に。
しかし妄想してる場合じゃありません
「セイリュート!!何もいわずこれをのんでくれ!!」
「無理だ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・へっ?」
セイリュートは少し困ったようにいう。
「言わなかったか?私のこの姿は立体映像だと」
「あっ・・・・・・・」
「・・・・用はそれだけのようだな。では。」
セイリュートが消えた後、残ったのは真っ白になったブラッドだった。
そして、そんな彼に同情する眼だった・・・・・。
今までの
コメント:
- イオさん、初めまして♪(ですよね?←爆) こちらはkitchensink(キッチンシンク)と申します。以後よろしくお願いします! ブラッドの必死すぎるくらいに必死な想いが伝わってきました。一方、わずか751円で惚れ薬を売り飛ばすカオスはカオスで、相当金に困っているようですね(汗)。嬉しそうに「星の湯」に飛んできたブラッドが「惚れ薬をセイリュートに飲ませられない」と知った際の落胆振りが良いですね(笑)。これだけの大騒ぎにも落ち着いて事務的な対応を取れるセイリュートが「らしい」と思いました。初投稿お疲れ様です♪ (kitchensink)
- おお!カナタネタだ!レアだ!セイリュートだ!(挨拶)
やはり立体映像とは結婚出来ないんですね。
ルシオラとはバイザー繋がりで好きなんですがw (NAVA)
- 宇宙船本体に振りかけましょう。
ただしこの惚れ薬がいつぞや横島がマリアと石像にかけたのと同じモノだったら、抵抗もできずに殺されそうですが(笑)。 (紫)
- おおっ!!ブラッド×セイリュートですか!!(嬉)
あいかわらずブラッド、病んでますね。
でもその病みっぷりと企みが必ず失敗する辺りが大好きなんですけど♪ (ハルカ)
- 「よぉーし、漸くここまで来れたぞぉ……」
セイリュート(本体)に惚れ薬を振り掛けるべく。
漢は其処にいた。衛星軌道上に。……ちなみに今は日本時間では深夜であり、邪魔者は夢のカナタである(謎)。
「あ……開けるぞ……」
何故か、出てくると思ったセイリュート(立体映像)は出てこなかった。
キュポンッ!(栓が抜かれる音)
サアアアアアアア……(球状となって拡散してゆく漢の希望)
「……アレ……?」
「何度も言うが、ここは宇宙空間だ。当然ながら無重力だな」
遠くから(精神的に)、セイリュートの言葉。
何処かへと去ってゆく人類の希望を見つめつつ、漢はしばらく、虚空を漂っていた…… (ロックンロール)
- 大好きです!なんかもう、こういうの大好きです!!
ブラッドやカオスのハツカネズミも顔負けな空回りっぷり、大変楽しませていただきました!
しかも↑で追い打ちかかってるし(笑)ロックンロールさんてばステキ……
それにしてもこの工事現場は現場代人さんが大変そうですね〜。 (ねこがら)
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa