ザ・グレート・展開予測ショー

二人の横島(4話:現在修行中[後編]


投稿者名:GENDEN-X
投稿日時:(03/ 2/25)

ここは、妙神山修業場。現在私たちはとてつもなくピンチです。小竜姫さまが竜になって暴走しています。
つい、先ほどおキヌちゃんが、巫女さんらしく小竜姫さまの前に立ってお祈りしたが無意味だった。
「に、逃げるわよ!」
私たちは大急ぎで脱衣所のほうに逃げ出した。しかし、小竜姫様も追ってこられてしまい渡したちはそのまま鬼門の所まで逃げていった。
このときすでに建物は崩壊しかかっていた。
「な、なんだとー!小竜姫さまの逆鱗に触った〜〜〜〜!」
「そーなのよ何とか鎮める方法ない。なきゃ、逃げるけど。」
「逃げるのは不可能だ。一度あーなった小竜姫さまは辺り1面焼き尽くすまで元には戻られぬ。山全体が火の海に・・・!」
鬼門たちは怯えまくりながら、説明している。そして、
「責任をとれー、死にとーないーっ。」
「こいつら、案外逆境に弱いのね。」
「で、倒す方法はあるの?」
「小竜姫さまの眉間を矢で射るのだ。」
鬼門たちは、美神さんのシャドウが持っているなぎなたをやりに変えた。
「弦と矢が足りないわよ。」
「幽霊おぬし弦になれ。」
「え、私がですか?」
バシュー
こうして、弓矢と弦がそろった。
「矢はどうするの。」
「「あ、」」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その場に静寂が流れた。
「もう最後やー。死にとーないー!」
「え、ちょ、ちょと何とかしなさいよ!」
美神たちは混乱していたからきずかなかったがそこには横島がいなかった。
-------修行場内ーーーーーーーーー
「ギャオーーン」
小竜姫(竜モード)がそこにいた。いま、彼女は完全に自我を失い暴走している。
「ここからさきは、俺の仕事だ」
そうつぶやいたのは横島。彼は腰にかけてある悪食を抜刀した。・・・だが
「・・・・・・・・・。」
彼はなぜか悪食を見つめ鞘に戻した。
そして、そのまま小竜姫(竜モード)に突撃した。
彼が走って小隆起(竜モード)とすれ違う瞬間彼の手には何か青白く光る剣のようなものかあった。
彼はすれ違いざまにその青い剣を小竜姫の眉間に思いっきり当て彼女を気絶させ元の彼女に戻した。
「・・・・・・・・・・・・。」
ふっ、彼の手から青白い剣が消えた。
ちょうどそのとき、いつまでたっても小竜姫ガ出てこないので意を決して再び修行場に美神たちが入ってきた。
「横島君、ここでいったいなにが・・・」
美神が何か言い終わる前に特大の地震が来てかろうじでその姿をとどめていた修行場が完全に崩壊した。
「美神さん!に、逃げないと幽霊の私なら大丈夫ですけど美神さんは・・・」
「わかってる、横島君早く逃げるわよ!」
「・・・・・・・・・。」
彼らは、すぐにその場を離れ鬼門の所まで走って逃げ出した。
すぐに鬼門が見え美神、おキヌは何とか逃げ逃れた。
が、横島が門をぬけようとした瞬間建物の1部が横島を巻き込んで崩れた。
「「あっ!」」
二人がきずいた時にはすでに横島はまったく見えないほど瓦礫の下になっていた。
「横島さーん!」
おキヌがいそいで瓦礫の中に入り横島を探そうとした。 ばちぃぃ。 しかし、なぜか霊を寄せ付けない結界が展開していて、おキヌは中に入ることができなかった。
「はっ!?私・・・いったい・・・?」
鬼門たちによって助け出された小竜姫が起きた。(なお、鬼門は二人とも自分の顔を守ろうとあたふたしているうちに建物の崩壊に巻き込まれてしまっていた。)
「ああっ!?誰がこんなひどいことを・・・!?」
起きた小竜姫は自分がこかした修行場をみて驚いた。しかも自分がやったと自覚もしていなかった。
「あんたが全部やったのよ!」
美神が半ばあきれたように教える。
「こっこんな不祥事が天界に知られたら・・・!私・・・私・・・どうしよう!?」
「!」
「大丈夫よ!こっそり直せばばれないわ!」
美神は小竜姫の方に手をおいて、笑って言う。
「でも私建物作る能力なんか無いんですものっ!!直すって言ったてどうやって・・・」
「わたしがお金だして上げる。50億のあれば1週間でなおるって。」
「あ、ありがとうっ!!感謝しますううっ」
「感謝なんかいいのよ。」
そこにはまるで天使のような背景ができていた。だか、しかし
「それより、最後のパワー頂戴ね。」
一瞬で堕天使の背景に変わってしまった。あっ、美神にアヤシゲセンサーが、(ねた:ケンイチ)
美神はこうして最後のパワーを奪い・・・もとい50億で買い取って、小竜姫のもとから下界へ帰っていった。
さすがに相手が神様だと美神も約束を守るらしく後日美神に雇われたらしい作業員がやってきてまず建物の残骸をどかし始めた。
その間、小竜姫様は作業員が用意した豪華なテントの中で生活している。そこに、作業員らしき男が入っていく。
「すいませんー。いまお時間取れますか?」
「ええ、取れますよ、横島さん。」
横島と呼ばれた作業員はまずい顔をして
「やっぱ、ばれちゃいましたか。」
「あたりまえです!霊気を隠さなければすぐにわかります。で、なんのようですか?それと、人間ときた理由を聞かせてくれませんか?」
「はあ、まあ順序だてて話しますから。・・・」
横島はブラドー島で美神に会い2千円のじきゅうで雇ってもらッたことを告げた。
「なんで、またそんなバイトを?神族にも魔族にもあなたは頼れるではないですか。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「あっ、すいませんつい口が・・・」
「別にかまいませんよ。」
「それより俺のほんとの親父見つかりましたか?」
「いえ、まだです。神界からも魔界からも報告はありません。おそらく・・・」
「俺たちが捕まってた、あの妖怪注文やですか?」
「・・・ええ。」
「ま、とりあえず場所さえわかれば・・・そ、それよりもう一ついいですか?」
「何ですか?」
「これ見てください。」
横島は小竜姫に悪食を見せた。
「こ、これはまさか悪食!?ま・・・さ・・か・・。」
「俺は、その剣を使っている。」
「貴方は、裏のほうですね。解っているのですか!この刀は今は目覚めていませんが・・・
小竜姫はだいぶあわてている。
「目覚めれば『はく』をすすり、すすり足りなければ持ち主のはくまですすっていく世界最悪な妖刀・・・」
「なぜそこまでわかっていて、・・・」
小竜姫は困惑を隠せないようらしい。
「リスクは承知の上だ。俺は俺の信念を貫くのみ。たとえそれが間違いだとしても。」
「で、悪食と私が何の関係があるの?」
「悪食が目覚める環境を教えてほしい。」
小竜姫はやはりりというような顔になった。
「ま、まさか悪食を起こすつもりじゃないでしょうね。」
「安心しろ、そんなことはしないし、俺も悪食に食われた食わないからな。悪食を起こさないために聞いている。」
小竜姫は安心したような表情になった。
「悪食は伝説によるといまは『はく』をすすりすぎてこれ以上すすれない状態よ。悪食が再びはくをすすることになるのは魔界より濃い妖気によって、腹をすかせるときくらいよ。」
「すまない・・・。」
横島は顔を下げるとそのまま外に出て行った。
横島さん・・・あなたはまだあきらめていないのね。まさか、悪食まで出してくるとはね。
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      外伝に続く(まだ続くんかい!)
    まだ続きます・・・しゃあないだろ、字数間に合わなかったんだから。

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