GS横島ヘの道(3)
投稿者名:ピッコロ
投稿日時:(03/ 2/24)
横島と銀一は再会した。彼らは小学五年生の時の別れ以来一度も会っていなかった。横島のところも銀一が引っ越した後すぐに、引っ越しをしたため連絡を取ることができなかったためである。
銀一は現在人気アイドル俳優近畿剛一として大活躍中なのである。そんな彼が美神令子除霊事務所にやってきたのには理由がある。それは今度のTVドラマが原因なのである。そのドラマというのがGSを題材にしたもので、ちゃんとした役者になりたいと思っている彼はGSの業界でトップクラスの美神令子にGSの知識や技術を指導してもらうことにしたのだ。
美神はGSでその実力はさっきも述べたようにトップクラスである。しかし彼女はとことん金にこだわる主義で、ギャラは破格なのだ。そんな彼女が銀一にGSの知識や技術の指導を引き受けたのも、彼女の金にこだわるところからくる。
場面は代わり彼らの除霊初体験が始まった。
「あの美神さん何なんスかこのボロっちい家は?」
横島が美神に聞く。
「取り壊そうとすると関係者が次々と謎の死を遂げるので30年前からこのままなんだって」
「やっぱ悪霊の仕業なんですか?」
今度は銀一が美神に聞く。美神は無言でコクッと頷く。
「あともう一つ聞いていいっスか?」
「何?横島くん」
「何で俺だけ荷物持ちなんスかー!?」
「横っち俺も持つわ」
「おお!!銀ちゃん!!」
「近畿くんは持たなくていいわよ、そういうキャラじゃないから」
「俺はそーゆうキャラなんスか!?」
「で・・・話を戻すけど、これがこの家の主人、鬼塚蓄三郎よ」
美神の話によると、この男は残忍非道、冷酷無比。その凶暴さで10代にして一大勢力を築いた犯罪組織のボスで部下に殺されたという。
家の中に入るといきなり悪霊が現れた。美神は霊体ボウガンでその悪霊の額を射抜く。
「やったんスか?」
「まだみたいね」
悪霊はどこかヘ逃げ出した。
「追うわよ!!」
美神、横島、銀一の三人は悪霊の後を追いかけ螺旋状の階段を上る。すると、悪霊は矢が刺さった状態で壁にくっついている。矢が邪魔で壁に入れないからである。
「ここに何かあるのね」
「美神さんここにスイッチがありますよ」
「でかした!近畿くん!!」
美神はスイッチを押した。すると隠し部屋が現れた。そしてそこには『鬼塚蓄三郎愛の詩集』がおさめてあった。美神はそれを手に取り中を見る。そして一言こう言った。
「あんたバカだわ!!!」
『ぐわわーあああぁぁぁ・・・』
「最後のよりどころを失って成仏したようね」
「「む・・・むごい!」」
今までの
コメント:
- 銀一が居ようと居まいと、結局パシリ扱いされるのは横島クン一人だけと言うところに何故か哀愁を感じてしまいました(謎)。会って間もないのに遠慮無しに人をコキ使うあたりが令子「らしい」ですね。...本当に今回の除霊が演技の参考になったのかが非常に疑問ではあります(笑)。次回も楽しみにしております♪ (kitchensink)
- 読みやすくなっていますね。
まずは話に溶け込んだ銀一君。この先彼がいる事で話がどう変わっていくのか…
楽しみにさせていただきます。 (MAGIふぁ)
- 横島、いずれいいことあるさ(多分)
さあ、横銀コンビよ花を咲かせ☆★
次回も楽しみにしてます♪ (ブリザード)
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