ザ・グレート・展開予測ショー

GSアフター二章…弐(事の始まり)


投稿者名:ルーン
投稿日時:(03/ 2/23)

「・・・眠い・・・」
「大丈夫?横島なんかあったの?」
「単なる寝不足…」
「・・・」

横島は、事務所で、一晩過ごしただけで、やつれていた…
なんせ…ジュリアは、横島と一時も離れようとしないのだから…
勿論タマモが居たので、なんら問題は、無かった。

「横島君…まだ何もしてないようね…」
「まだ…ってなんすか…まだって…」

横島は、元気なく俯いたまま言う。
そこに…

「オーナー…小竜姫と思われる霊波を感知しましたが…」
「わかった…通して。」
「…ぐーっ…」

横島は、何時もは、タマモが座っているソファーに寝転んだ…
ジュリアは、その傍にぺタッと座って、横島をじっと見ている。
タマモは、狐になって、横島の背中を占領している…

「たくっ…こいつには、緊張ってもんが、足りないわねぇー。」

美神は、出来の悪い子供を見る母親…
つまり百合子にあたるが…
まぁそんな目で、横島を見ていた。
コンコン
小竜姫が、到着したらしい。

「どうぞ。」
「どうも…失礼いたします。」

ちなみに横島は、タマモを自分の背中からソファーへ移し…
体を大きく反転させる…ここまで0.3秒…
そして…

「小竜姫様ぁ〜〜〜!!!神と!!人間の!!禁断のっ!!…」
「・・・」(オロオロ)

ちなみに…ジュリアは、素早く横島の服を掴んでいた為横島は…
がすぅ!!
見事に後頭部からおちた…
ちなみに落ちた場所は、ジュリアの股下二…三十cm…
打ったところの床は…ひびが入っていたりする…

「小竜姫様…そこの馬鹿は、気にしないで…ところで、用件は?」

美神は、気丈にも話を続ける…
ジュリアは、横島の頬を引っぱったりたんこぶを撫でたりしている…
タマモは、傍観している…

「え・・・あぁっと…そうでしたね。では、早速お話を…」
「はぁ…最近は、まともになってきてたんだけどね…」
「そうなんですか…とりあえずその話置いておいて良いですか?」
「どうぞどうぞおきずかいなく…」

そして、周りは、どうか知らないが、二人の居る所の空気の温度が少し下がったかのように感じる…

「まずは、これを…」
「こっこれは…」

小竜姫が出したのは…千両箱…

「これは、依頼料の前払い金です…後は、この件が終わり次第払います…」
「わかったわ!!で、今回は何!!?」

美神は、くってかかる…やっぱり金には、がめつい…

「これを見てください…」
「なになに…上海にて、行方不明者続出?なにこれ…」
「他にもありますよ…村の人間が一晩にして、消え去ったとか…」
「なんか…くさいわね…」
「そうでしょう?…私は、上海には、いけませんから…貴方達にお願いしたいんです。」

そこで、横島が復活した。

「小竜姫様!!自分にお任せを!!必ずや成功させて見せます!!」

バックには、めらめらと怒りの炎が…

「そのあかつきには!!ぜひっ!!一晩俺の者に…」

前言撤回…怒りではなく…情欲…煩悩の炎だったらしい…
横島の急所にタマモが、拳を入れる…(ちなみに…人体急所ですからね…)
そして、横島は、再び地に沈む…
パチパチパチ…
ジュリアが、タマモの攻撃に拍手を向けている。

「さて、兎も角この依頼受けたわ。」
「ありがとうございます。」
「まぁ…久しぶりに皆と暴れれる仕事だからね。」
「じゃあ…俺は、おキヌちゃんとシロに連絡を…」

いつの間にか立ち上がっていた横島が、受話器に手をかける。
先程から十秒ちょい…
ジュリアは、驚きつつ後ろについて歩いている…

「あんたって…」
「ん?なんすか美神さん。」
「なんでもない…頭痛くなってきたわ…」

こうして、皆が集まる…
狂った歯車…
動き出した狂気の歯車を止めるべく…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はぁ〜〜おそくなった〜〜。
少し前までは、早かったんですけどね…
兎も角…コメントを下さった方々…
誠にありがとうございます。
後…この話の前日の夜の話…見たい人は、言ってください。
書きますんで…でわ、よろしく〜〜〜

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