ザ・グレート・展開予測ショー

二人の横島(4話:現在修行中[中編]


投稿者名:GENDEN-X
投稿日時:(03/ 2/23)

此処は妙神山、修行場、異界空間。
「なるほど、異界空間で稽古付けてくれるのね。」
「人間界では、肉体を通してしか精神や霊力を鍛えることはできませんが、ここでは直接、霊力を鍛えることができるのです。」
小竜姫は、地面にある法円のほうを向いて
「その法円を踏みなさい。」
「はじめて見る法円ね。・・・踏むとどうなるわけ?」
美神は疑問を口にしながら法円を踏んだ。すると美神から影が出てきた。
「な・・・なにこれは・・・!?」
「あなたの『影法師(シャドウ)』です。霊格、霊力、その他あなたの力を取り出して形にしたものです。」
そこには美神そっくりのしかも人間よりかは大きい女がたっていた。(4巻参照)
「『影法師』はその名のとうりあなたの分身です。彼女が強くなることが、すなわちあまたの霊能力のパワーアップなわけね。」
「これからあなたには3つの敵と戦ってもらいます。一つ勝つごとに一つパワーを授けます。つまり全部勝てば3つのパワーが手に入るのです。
ただし、1度でも負けたら命は無いものと思ってください。」
「つまりこれは真剣勝負なわけね?上等!そーと、決まれば早く始めましょう。」
剛練武!  小竜姫がどこえとでもなく声をかけると岩でできてそうなマッチョな一般人(?)〔作者の独断と偏見)が現れた。
「始め!」                                      
いけーーーーーーーー。     始まると共に美神のシャドウが剛練武に槍で攻撃した。
「か、硬い!」
「剛練武の甲羅は簡単には貫けませんよ。力も強いので注意してくださいな」
がし、美神のシャドウが剛練武につかまれた。
「まともに組むと危ない離れて。」
だが離れようとした瞬間シャドウは剛練武に殴られた。
シャドウはいきよいよく吹っ飛んだ。
!!
「美神さん大丈夫ですか。」
「ええ、何とか大丈夫よおキヌちゃん。」
「もう危険ですから止めましょうよ、この修行。」
「止めないわよ、それにもう決着は付いたわ。」
「え?」
おキヌが驚いて剛練武のほうを見た。そこに写ったものはメン玉を槍で刺されている剛練武であった。」
「なかなか、やりますね。剛練武があなたのシャドウを吹っ飛ばしたときできた隙をついて槍を目に当てるとは。では、一つ目のパワーです。」
バシィィ。   美神のシャドウに鎧がついた。
「鎧が付きましたね。」
「防御力がアップしたんじゃない。」
「その通りです。霊の攻撃に対してあなたは今までとは比較にならない耐久力を手に入れたことになります。」
「では、続いて2回戦目をやりますが、良いですか?」
「はいはい、どーぞ。」
「禍刀羅守、でませい。」
剛練武と、同じように地面から何か出てきた。
出てきたのは4つ足でしかも足は鎌のような足で顔は骸骨に角わは得たような奴(作者の独断と偏見)である。
出てきた禍刀羅守は、いきなり近くの石をきった。そしてこちらを見てわらった。
「悪趣味な奴。」
「あっ!」
美神が禍刀羅守について感想をいっているとき禍刀羅守はいきなり美神のシャドウに攻撃してきた。
「・・・・・・最低だな・・・。」
「禍刀羅守!私はまだ試合開始の合図をしてませんのよ!」
「フン、グケケ。」
「私の言うことが聞けないってゆーの!なら、試合は止めです!!私が」
「まって。あんたがやっつけたら私のパワーアップにならないんでしょ?」
「・・・それはそうですけどこれでは公平な戦いになりません!」
「・・・ならば俺が助太刀する。・・・これなら、公平になるが。」
「しかし、それであなたが禍刀羅守を倒したら、パワーアップには」
「なるさ。・・・俺は美神序霊事務所の関係者だ。助太刀を認めてくれるならば俺が倒しても美神さんが倒しても一緒だと思うが。」
「あの〜、私話が読め無いんですけど。」
「つまりですね、助太刀をみとめればこの中で美神さんを助けられるのはこの人だけなんですよ。」
「もう少し詳しく話してもらっても良いですか?」
「私が関与すればパワーアップにはならないですし、あなたは幽霊で禍刀羅守に攻撃ができないというわけで横島さんしかかんよできないんです。」
「あー!私たちが話している間に美神さんが危ない。」
そこには、禍刀羅守によって、槍が半分大破し、鎧もすでに8割がた壊されている美神のシャドウがいた。
「ちぃ。」
不意に横島が美神たちのもとへ駆け出した。
「ちょ、ちょとまってください。法円の中に生身の人間は、入れないんですよ。」
しかし、小竜姫がそのことを告げたときは時すでに遅し。横島はもう法円のすぐそばにいた。小竜姫たちは目をつぶった。しかし、横島が法円にぶつかる音は何時までたってもしなかった。
小竜姫たちが恐る恐る目を開けてみると横島は法円の中にいた。
「いきなりの不意打ち、それをなんとも思わないもの・・・・・・人それをゴミ虫という。」(たぶんいわないぞ、そこまで。)
「グケ、ガーグガーガガガ(約:なんだときさま!何者だ!)」
「貴様ごときに名乗る名は無い!(なぜ言葉が違うのにコミュニケーションが成立するんだ?)」
横島は悪食を鞘から抜き
「かまいたち!」   「!」(小竜姫さまが驚いた。なぜかはまた今度。)
勝負は一瞬だった。横島のもっていた悪食から、真空の刃が現れ、禍刀羅守のあしをすべて斬った。」
「いまだ!くらえ、このくされ妖怪!」
美神は足をなくした禍刀羅守に向けて半壊しかかっていたおもいっきり槍をさした。その反動で禍刀羅守はひっくり返った。
「勝負ありましたね。あの子はひっくり返ったら自分で戻れないんです。いろいろ、ありましたが最後はあなたが倒したので次のパワーをどうぞ。」
バシィィ。  二つ目は槍がなぎなたに変わった。
「これで、攻撃力が上がったのね?」
「はい。」
なぜか二人とも横島についてはいっさい話しに出さなかった。
「さて、最後ですが、最後の相手は私がやります。」
「え、いまなんて。」
「最後の相手は、私がしますといったのです。何か問題でも?」
「いえ、別に。」
(まいったなー、小竜姫様とじゃ、霊格が違いすぎるわ。)
(なんなら、俺が試合のときアドバイスしましょうか?)
(え、横島君何であんたの声がそれに、何で私の思ったことがわかったの?)
(黙ってましたが、俺は裏のとき多少ながらテレパシー〔精神感応)を持っているので。)
(そう、で、あんた小竜姫さまの弱点なんかわかるの?)
(ええ、彼女も剣の使い手ですし、天上天下激王流は、いや、剣術は突き詰めれば基本は同じですから。)
(じゃ、お願い。まともに戦ったらすぐにやられちゃうから。)
「あのー、美神さん。」
「は、はいー。」
「大丈夫ですか、さっきからずっと呼んでいたのに反応しませんでしたけど。どこか具合でも悪いんですか?」
「だ、大丈夫ですよ。小竜姫さま。じゃ、早く3試合目を始めましょう。」
「はあ、」
そして、美神と小竜姫は法円の中に入った。
「これはせんべつです。」
巨大化した小竜姫さまが傷ついた美神さんのシャドウを回復させた。
「では、いきます。試合開始!」
小竜姫は、美神に神剣で切りかかった。 何とか美神はそれを受ける。(頼んだわよ、横島君)
美神は執拗に攻撃してくる。美神はそれを紙一重でよけたり、何とか受けたりして、ひたすら防御している。
「防御に徹する気ですか。でもそう何時までも続きませんよ。 私にはこういう技もありますが。」
いうと同時に小竜姫は、物凄い勢いで美神に攻撃した。
「な、なに。いまの。」
(美神さん、美神さん聞こえますか。今のは超加速といって、時間の流れを可能な限り遅らせて移動する技です。本来は韋駄天の技です。)
(な、なんですって!で、対処方法とかある?)
(二つあります)
(どんな方法?)
(一つは自分も超加速に入って相手と時間帯を同じにすることです。)
(もう一つは小竜姫さまが超加速に入ったとき他のことに気をそらせれば小竜姫さまの超加速が解けます。さらにそのとき当然すきだらけになります。)
(OK!やってみるわ。)
美神さん、トドメです。  小竜姫は超加速にはいった。  美神は最大霊波を放出してじめんに思いっきりぶつけた。
「な、」
美神の予測どうり小竜姫は驚いて超加速が解け、おもいっきり隙だらけなところを美神にさらけ出した。しかも美神にかなり接近していたためもろに、土ぼこりをあびて、視界も半分見えていなか

った。
美神はそこに渾身の一撃をあたえた。
ただ、渾身の一撃を加えた所が背中であった。しかも逆鱗。
とうぜん小竜姫は竜の姿になって、暴走を始めた。
「あ、あの〜、しょ・・・小竜姫・・・さん・・・。」
キシャー
に、逃げるわよ!
美神たちは異界空間から脱衣所へおおいそぎで逃げ出した。もちろん小竜姫様も後を追ってくる。
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  次回へつづきます。全部書こうとしたら最後辺りが入りませんでした。

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