ザ・グレート・展開予測ショー

除霊戦隊ヨコシマン!!その2


投稿者名:フジサワ
投稿日時:(99/ 8/17)

冒頭から急遽解説しよう。
われらが希望・除霊戦隊ヨコシマンは激戦を繰り広げていたのだ。

「ヨコシマンイエロー、魔鈴の魔法攻撃!」

言うが如くその魔法攻撃で、SAJHOの操る霊波をシャットアウトして地獄炉より送られる
セン・ドロイドの動きをとめる。そこへ、タイミング良くタイガーが現れる。

「ぐわはははははっ!このタイガーがいる限り、この場は進ませんぞ…っ!!」

だが、ヨコシマンレッドは冷静にタイガーをじっとにらみつける。
決戦を繰り広げるかと思いきや、レッドは何やら文殊を取り出し両手の指の間に6個ほどはさんだ。
なんと、投げ出したその文殊には…
「おおおっ、エ、エミさんの入浴シーンじゃあーっ!」

「だあっ!」
ヨコシマンブラック・ブルー・イエロー・ピンクはこけた。
彼が出したのは、「入」「浴」「エ」「ミ」「写」「真」だったのだ。
その興奮している隙を狙って、タイガー目掛けて横島…もとい、レッドは手をハンズ・オブ・グローリー
へ変化させて斬りに飛び掛った。
「ヨコシマンレッド、ハンズ・オブ・グローリー回転十文字斬りっ!」
タイガーの体が十字の形の光に包まれたかと思うやいなや、即、体が爆発をおこした。
「なんでわし、これしか出番がないんじゃあっ……!」

「レッドってサイテイッ……!」
容赦ないピンクの言葉に、レッドはぐさりときたのであった。
「よーし、一気に敵の居城へ突っ込もうぜ……っ」
ブラックの威勢のいい言葉に、レッド達はうなずいた。そして、ブラックは万が一のことを考えて、
ヨコシマンゴーダムを基地内部へ呼び戻しておいてざっざっと歩き始める。

だが、ここでブルーは忠告した。
「ちょっと待った!いくらなんでもこのままじゃすんなりやられますよ。せめて各自マシーンへ乗りこんだ
方がいいんじゃないですか?」
「そうですよ。人間のスピードってのもありますし、これじゃすぐ追いつかれますよ。」
後からのピンクの提案にブラック以外誰もがうなずいた。

仕方なく、とりあえずヨコシマンゴーダムを各自マシーンへ戻して乗りこむブラック。
そこへ、突如とセン・ドロイドが立ちはだかる。
「ブルーの賢明な判断だが、わがテリトリー内でそうはさせぬ。」
この言葉と共に、次々とセン・ドロイドが空より現れ降り立つ。
そして、このチャンスを待っていたとばかりに、総司令官のエミがいつのまにか姿をあらわした。
「ほーーっほっほっほっ!セン・ドロイド達、やっておしまいっ!」
一気に彼ら五人ともを攻撃し始める。それぞれの武器を元に、五人も応戦し始めた
「ダンピール波動拳っ」
「ネック・ロマンサーの笛の音で、浄化しなさいっ!」
「名前なんかどうでもいいから、とにかく攻撃しろ、お前ら。」
ブラックは1人で素手で奮闘している。…が、それはレッドとて同じような条件だ。
だが、ブルーの前に総司令官のエミが立ちふさがり、ブルーをあっさりひっ捕らえてしまった。

「おーーほっほっ、ブルーはひっ捕らえたわよ。返してほしければ無駄な抵抗はおよし。」
エミの言葉に、残りの四人は抵抗できなくなり、セン・ドロイドの攻撃に苦しめられる一方である。
そして、もう1人エミの横へ何かが姿をあらわした。
「おーほっほっほっ!私の名は美神令子。よくやったね、エミ。これでヨコシマンは最後。
来週からは、本来どおりのゴーストマスター美神となるのよっ!」
「なーにをぬけがましいことを言ってるのよ、令子。あたしが操った手柄でしょーが。」
「うるさいっ!私が本来、地獄炉からこのセン・ドロイドを作ってるんだからあたしに・・・!」
「なによっ、このずん胴ワガママ女っ!」
「紫外線焼き過ぎバカ女っ」

「…やけにやかましい野郎だな。」
ブラックはつぶやいていたが、口げんかの絶えない間にイエローがひそかにヨコシマンゴーダム
へ変形させ、そして、静かにブラックとレッド、ピンクへ通信機で呼び合ってひそかに搭乗していた。
そして、一気にハイパー・サイキックソーサーを準備していたが、まだ口げんかしているエミと美神令子。
そう、ブルーは敵ゆえに、突っ込む奴がいないので周りに気付いていないのだ。その隙に、ブルー
もゴーダムから発進される反転搭乗ビームで気づかれないよう乗り込むことができたのだ。

「くらえ、正義のハイパー・サイキックソーサー!!」
ハイパー・サイキックソーサーがエミ達に向かって放たれた。
しゅーっと、その攻撃は静かにエミ達へ近づいて行く。

「大体、アンタ何様のつもりなのよっ!」
「アンタに言われる筋合いはないワケッ。」
「ん?そういえば、あのシューッて音なに?」
「そう言えば…何なワケ?」
放たれた直後になって、美神とエミは今ごろ気がついたのだ。そして振り返るなり、
あまりの強大な大きさのハイパー・サイキックソーサーが目の前に飛んできていたのだ。
「わ、わーーーーーーーーーっ!」
「あんたが言うからいけないのよッ」
「あんたが先に言い始めたんでしょーーーーーっ?」
そして、恐怖のハイパー・サイキックソーサーが彼女達二人へ激突し、ついに大爆発した。
あーあ、やられる直後まで口げんかしてるよ。バカは死ななければ直らないって言うけど…
「ああ、ホントこいつらは…」
悪の大帝王・西条輝彦とマッド研究員・ドクターカオスも嘆いていた。

というわけで、次回。ついに研究者率いる西条輝彦と、横島忠夫の運命の戦いがきって
落とされることになる。一体勝利はどちらへ傾くか。好ご期待!

横島忠夫 「ゴワッパー5ゴーダムか?これは……」
氷室キヌ 「美神さん、ごめんなさい……」


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