ザ・グレート・展開予測ショー

二人の横島(3話:ブラドー島の攻防?)


投稿者名:GENDEN-X
投稿日時:(03/ 2/22)

時刻は、夕暮れ。此処は、ブラドー島。
「おい、あれ見ろ。」
横島の指差したさきには、追いついてきたコウモリたちがいた。
「「逃げますか」」
バコ  彼ら(横銀)は誰かにぶつかった。
「いたた、いきなり何すんじゃ。」
「「それは、こっちのせりふや」」
「「ん、きさま(てめえ)」」
「「横島忠夫(人攫いじじい)」」
「誰が、人攫いじじいじゃ!」
「お前だよ!」
「何を、証拠に」
ドカバキドコ   
「ふん、人のこと攫って置いて忘れるたーふてーやろうだ。思い知れ。」
しかし、カオスは何も聞くことができなかった。なぜならすでにぼこされ気絶していたからである。なぜか、マリアと一緒に。
「横っち。」
「なんや、銀ちゃん。」
「コウモリに囲まれてるで俺たち。」
「しまった、カオスぼこしてて、忘れてた。」
「忘れるな!」
「それよりGSの方々は?」
「当の昔にどっかいってもうたで。」
「もしかしてやばい?」
「たぶん。」
           一方そのころ
「良かったわ、こんな所に小屋があって。」
「そ〜ね、キャンプみたいね〜。」
「あの〜、美神さん、私たちが乗ってきた船に乗ってた人やっぱりどこかであったような気がするんですけど?」
「あっ思い出した。ほら2人いたでしょう。2人の美形の男のほう近畿剛一よ。」
「あ、私もてれびで見たことがあります。」
「近畿剛一って、あの踊るゴーストスイーパで横山役やってるあの美形?」
「あ〜、あの大阪府知事と〜同じ名前の〜横山です!!ってやつ〜〜?」
「そう。でも、何でこんな所に?」
「観光じゃないの〜。」
「まさか。」
「後は、その近畿君と隣にいた奴。あいついったい誰なんだろう。あいつもどっかであってるようなきがするのよね。」
「思い出せないんだから〜いいんじゃな〜い。」
「それもそうね。」
「お〜い」
そこに今にも死にそうなカオスが現れた。
「どうしたの、あんた?」
「海岸で横島とコウモリにやられた。」
「横島って誰?」
「船に乗っていた頭にバンダナ巻いてる奴だ。」
「もう一人いなかった?」
「いた同じく襲われている。で ブッ」
カオスが何か言おうとした瞬間GS軍団の皆さん勢いよく銀一を助けに行ってしまいました。
「ぐか、このままではほんとに死んでしまう。」

「まだ間に合わけ?」
「間に合うかじゃないの、間に合わせるのよ。あれほどの美形で金持ちなんだから、霊的不良債権くらいありそうじゃない、うまくいけば一儲けできそうじゃない!」
もちろんこんなことを言うのは美神である。美神がこのとき走るスピードガ少し早くなったのはまた別のお話。
海岸に着いた。だが誰も動かない。
「ん、どーしたの?」
「おたく後ろ見てみるわけ。」
「なに?」
美神が見たもの・・・それは、なにやら壊れた眼鏡のようなものを武器として使い自分たちを襲ってきたコウモリを追い払ってるように見えた。
だが、コウモリは、逃げるのでなく次々と飛ぶことをやめ、地面に落ちていた。いや、正確には、コウモリたちは、みな真っ二つに切られていた。
そして、壊れた眼鏡を持った男は、最後の、1匹を、真っ二つにした。その男の頭にはバンダナが巻かれていた。
「貴様らごときが、俺にかなうと思うな。」
「横っち、相変わらず変わると、恐ろしいほど強いな。普通、眼鏡でコウモリなんかきれんで。」
「ふん、眼鏡だろうと何だろうと使い道によってはときに強力な武器になる。戦場での基本だ。」
「何でそないなこと知ってるんや?」
        美神たちは、唖然としていた。無理も無い、たぶん眼鏡でコウモリを真っ二つにする男など見たこと無かったから。(普通ねーよ!!)
「お、あっちにいるのは一緒に乗ってきたねーちゃんたちや。お〜い。」
「ども。」
「貴方、近畿剛一ね?」
「そやけど。」
「「サインして(して〜)」」
「ねえ、貴方霊的不良債権持ってない?持ってたら、祓って上げるわよ。」 
 しかし、美神たちはすぐに立ち直った。眼鏡で戦った男より、美形(有名人)、金ずるのほうが美神たちにとって大切ということである。
「わ、わ、わ。 と、とりあえずどっか、小屋かなんかで休みたいんだけど。」
「いいわよ、私たちさっき小屋見つけたからそこに行きましょう。」
「お、おう。」
「ってなわけだ横っち行くで。」
「あっちは、いいのよ貴方がいれば。さ、行きましょう。」
「え、ちょ、ちょとまっ。」
銀一は美神たちにに連れて行かれた。
「横っち、助けてくれ。」
時すでに遅し。横島はさっさとどこかに行ってしまっていた後だった。

横島は海岸沿いを歩いていた。
此処は、何かおかしい、横島はそう思った。さっきのコウモリで敵の大ボスは、吸血鬼とほぼ確定していいだろう。それならば教会が無かったり、夕方の早い時間帯でも人っ子一人見当たらない

事も解るだが、なぜここまで定番の吸血鬼の島で銀一の首からぶら下げている銀のロザリオを直視していて逃げなかったんだ?横島はそんなことを考えながら歩いていると目の前に辺りを見回し

ている頭のってぺんが薄い中年のおやじに会った。
「ん、君は誰だね。こんな所で何をしている。」
「早く中へ入りなさい、ここはもうすぐ吸血鬼の集団が通るだ、早くしないと吸血鬼の仲間入りだ。」
横島はその男についていった。 その時横島はきずいた。自分が考えごとをしている間に、日が落ちてしまっていることに。
横島とそのおやじが入った所は洞窟だった。
「お、横っち。今まで何処にいたんだよ。」
横島とおやじが洞窟の奥に行くとそこにGS軍団に連れて行かれた銀一がいた。
「通路をふさぎます。」
「うむ、やってくれ。」
ごごご。  音と、共に横島たちが通ってきた道が上から下りてきた石の壁でふさがれた。
「で、先生どうでした。」
「うむ、まだ来てはいなかったが、代わりに少年がいた。」
というと、唐巣は、横島を指した。
「あ、あんたは、」
「何だ、知り合いだったのか。」
「いえ、ちがいますわ。ただ、そこの近畿君に小学校からのお友達と聞いていただけです。」
美神は起こっていた。理由は単純、銀一に霊的不良債権は無いか、あれば、除礼して上げるわよ、ただ料金は、払ってもらうけど。とはなしたら、彼が、悪霊が絡んだらたいてい横っちにたのん

で除礼してもらってる。といったからである。
「それよりこれからどうします」(しばらく出てこなかったピート君の発言)
「やはり、直接ブラドーの城へ、乗り込むか。」
「ついでに、ここにいる誰かをブラドー城へ、地上から行かせたらどう?」
「囮かい、美神君。しかし、囮は良くないよ。それに、囮が地上から行くとして、我々本隊は,どうやってブラドー城へ、忍び込むんだい?」
「それは、簡単ですわ先生。この洞窟を掘って、ブラドー城までつなげるんですよ。」
「いや、しかし。囮はどうやって逃げるんだい?」
「あら、逃げる必要はないですわ。そこにいる、壊れた眼鏡で吸血コウモリをすべて倒した人に協力してもらうんですよ。」
「しかしだね
「なぜ俺が貴様らの手伝いをせねばならんのだ。」
「あら、そういう態度に出るの。ふ〜ん。」
「何が言いたい」
「あなた、近畿君に頼まれて除霊を行ったんですって?」
「・・・」
「GSでもないのにそんなことをするのは違反なのよ。話によるとあなた、礼金をもらってるじゃないの。それでは、もぐりのGSとおんなじことなのよ。このことをGS協会に連絡すれば貴方はオカルト

法違反で逮捕されるのよ。もう言いたい事解るでしょう?返事は?」
「言いたいことはそれだけか。」
「な、なんですってー。あんたいい加減にしなさいよ。」
「・・・」
「何とか言ったらどーなの。」   美神はすでにぶち切れ寸前だった。
「美神くん落ち着いて。」
「うるさい。」    美神は切れた。
美神は、神通棍を最大フルパワーで横島めがけて振り下ろした。
                     だが、
振り下ろされた神通棍は、横島がずっと持っていた唐巣の壊れた眼鏡でいともたやすく受け止められた。
「「「「「「え〜〜〜〜。」」」」」」(美神以外の全員)
「おもしろい、こんなものがあるとは、仕方あるまい。今回だけは協力してやる。」
「「「「「「「えっ」」」」」」」
「ちょ、ちょとどういうつもり?」
だが横島はそれに答えずに自分ひとりで地上に出て行った。
横島はなにやら祠みたいな所で祭ってある日本刀をとった。
「やはり、悪食か。」   「俺は、この刀を求めていたのだ。」  横島は瞬間移動した。ブラドー城へ。
「ブラドー様、敵襲です。」(なぜか、ブラドー城には、高度な防衛機能がついていた。しかも、モニターつき。)
「なに、何人だ?」
「1人です。」
「ち、驚かせおって。よしコウモリを5羽だせ。これでも多すぎるくらいだろう。」
ブラドーが出動命令を出した瞬間吸血コウモリが、なぜか地面から出てきてそのまま横島に襲い掛かった。だが、次の瞬間コウモリたちはばらばらになった。
「く、なんてやつだ。」
「そこまでだ!ブラドー。」
「ピートか。まさか陽動作戦とはな私はとんでもないミスを犯したようだ。もう100年くらい眠るとしよう。さらばだピート。」
こうして、ブラドーの野望は見事なまでに打ち砕かれた。
「そういえば、横っち〜、何でブラドーとかいう奴倒さなければならんかったんや?」
「あら、言ってなかったけ、ブラドーは世界制服をたくらんでいたの。でも、今の人間が、本気になればあんな島すぐににんにくまみれになって、吸血鬼が住めなくなるからってことで、ピートが、唐巣

先生に頼んだのが今回の事件よ。言ってなかったけ。」
「知らんかった」
「俺もだ。」
「え、横っち、何も知らないのに手伝ってたんか。」
「ああ」
「じゃ、何で行ったや?」
彼は悪食を皆に見せた。
「これのためだ。」      
「あんた、うちで働いてみない?」
美神の考え:こいつ、物凄い霊能もちだわ。しかも妖刀使ってるから、お金かかんないし。たぶん、時給2千円でやとっても、十分元が取れるわ。
「やってみない、自給2千円出すけど。」
このとき周囲の人間はみな大地がひっくり返ったかのように驚いた。無理も無い。
「悔しいが、その日暮だからな。あんたの条件をのもう。」  
「OK。契約成立ね。」

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