ザ・グレート・展開予測ショー

GSアフター二章…壱(事の始まり…)


投稿者名:ルーン
投稿日時:(03/ 2/21)

魔界のとある場所…

「…もうすぐだ…」
「ああ…あのお方の復活まで…」
「しかし…力が足りないぞ…」
「クックックッ…そんなもん人間界の大地から取ればいいじゃねぇか…」

怪しげな廃城で、光る四対の瞳…
そして、訊くだけで鳥肌が立つかのような人にあらざるものの声…

「確かに…破壊する所からなら…」
「しかし、枯らしてしまって良いのか?」
「今は、力を集める事が…重要だ…」
「そういうこと…後は、俺の部下に任せておけばいいぜ…クックックックッ…」

そして、新たに現れる三つの影…

「我らに…お任せを…」
「速やかに実行して見せます…」
「あの方の復活に携われる事を光栄に思います…」
「後は、よろしく頼むぜ…」

そして、霞のように消える…
そして残ったのは…
吹き荒れる風の叫び…
そして、血塗られた結晶…


人間界…

ここは、美神の事務所…
そして、今問題が起こっている…

「其処を何とかなりませんか?美神さーーん。」
「だから、その子があんたと一緒じゃなけりゃ嫌だって言ってるでしょう?」

言い争う美神と横島…
横島の後ろには、ジュリア…
ソファーの上には、ジュリアを冷ややかに睨むタマモ…
あの惨劇の後…奇跡的に横島は、一命をとりとめた…
横島久しく死神が夢の中で、手をこまねいていたという…

「兎も角!!この件は、私がこの事務所の一室を貸すくらいしか出来ないわよ!!」
「でも、俺の理性がぁぁーーー!!!」
「横島…あんた理性って持ってたの?」

横島に、冷ややかな声で言うタマモ…

「ちきしょぉぉぉぉっ!!!!」
「・・・・」

横島は、事務所を涙を流しながら飛び出した。
ジュリアは、着かず離れず横島に着いていく。

「はぁ…なんだってこんなことに…」

美神は、最近やっと芽生えてきたわずかな良心に重くのしかかる物を感じていた。
ジュリアは、もともと美智恵達オカルトGメンで、預かることになっていたのだが…
ジュリアが、横島になついているという理由で、美神達に白羽の矢が立った。

「美神さん…私横島の見張りやってて良い?」
「良いけど…見張りは獣形態でやる事…いいわね…」
「分かった…」

一方飛び出した横島&ジュリアは…
早速絡まれていた…
いまどきこんなの居るのか!?
というような不良である…
パンチパーマ・モヒカン・鼻ピアス・スキンヘッド・眉毛無し…エトセトラ…
総勢三人…年は、高校三年といった所だ…

「なぁ…兄ちゃんその子かしてくんねぇ?」
「そうそう…痛い目にあいたくなかったらさぁ?」
「それとも…痛い目に遭いたい?へっへっへっ。」

ジュリアは、さっと横島の後ろに隠れた…横島の背中を掴んで…
一方横島は…

「失せろ…」
「ああぁ?」
「失せろって、言ってんだよ!!」

相当虫の居所が悪かったらしく…
不良三人組を鬼神の如くかたずけた…

「はぁはぁはぁ…」
「「「すんません…申しませんから許してください…」」」

不良三人組の声は、きっちりとそろっていたらしい…
それから、適当な所を回っていた…

「ねぇ…奥さんあの人…」
「や〜ねぇ〜…いまどきの若い人って…」

そこら辺のおばさんたちのひそひそ声が聞こえてきた…
そして、横島は酷く意気消沈していた…

「なぁ…何時まで…着いて来るんだ?」
「・・・」

横島は、後ろに着いて歩くジュリアに聞くが、答えは、返ってこない…
しかし、彼女は少し俯いた…
漫画に例えるなら…頭の上に人魂のような物があって、どよよ〜んとかいう効果音がついていそうだ…

「…まっ…まぁいいか…それより飯食いに行かないか?」
「御飯?」
「そっ…いいところが有るんだけど…あっお金なら大丈夫だぞ。」
「行く…」

どうやら…食欲の方は、有るらしい…
まぁ何日も食べてなかった時もあったから…
勿論横島が行く店は、魔鈴の店だ…

「ちわ〜す。」
「あっ横島さん。」
「…何処の野郎かと思えば…横島やんけ。」
「・・・」

横島が店に入ると、横島の顔に、黒猫が飛びついてきた。

「こっこら!!」
「いいんすよ。それより御飯もらえます?」
「ええ分かりました。其処に座ってください。」
「それにしても、今日は、空いてますね。」

そう…横島達以外人は居なかった…

「ええ。今日で、お店を閉めようと思ってたんですよ。」
「ええ〜〜ッ!!なんでっすかっ!!」
「実は、私結婚が決まりまして…」
「何処のどいつですか!!魔鈴さんを嫁に貰うという羨ましい奴わっ!!」
「その…ええと…西条さんなんです…」
「なんやてーーー!あのやろうか!あいつ落ち着いてきたと思ったら!魔鈴さんと!」

ジュリアは、会話に入っていけないので、おキヌと同じように黒猫で、遊んでいた。

「猫…」
「やめてくださいにゃぁ〜〜。やめてぇ〜〜〜。」

こうして、夜まで、平和な時が続く…
夜のことは、又別の話ということで…


とある場所にて…

「ここから…始めるとしよう…」
「ここら辺は、龍脈が入り混じっているからな…」
「機材を作るためには、血肉が居るが…」

闇夜の森に輝く三対の目…

「あれは、やっぱり人間の物が良い…」
「材料は…どうする…」
「そこら辺に町がある…そこで、幾らでも手に入るさ…」

狼などの夜の獣が身震いするような冷たい声…
気の弱いものは…声を聞いただけで、絶命するかもしれない…

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久々の投稿だーー!!
しかし、短編書くと言っておきながら…
短編の案が全然でてきませーーーん!!
どうか、皆様のお知恵をお貸しください!!
後生ですから〜〜!!

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