ザ・グレート・展開予測ショー

I・KU・SA(5)


投稿者名:タモ
投稿日時:(03/ 2/21)

 横島は右側から霊波刀を出して斬りかかり、シロは左側から霊波刀を出して斬りかかる。雪之丞は魔装術を使った状態で正面から突っ込む。そして、美神はというと・・・
「えいっ!」
「だっ!!」
正面から突っ込んでいる雪之丞を踏み台にして高く飛び上がった。
「いきなり人を踏み台にするな!!」
「小言は後で聞いてあげるから一斉に攻撃する!わかった!!」
「ああ、わかったよっと!!」
美神、横島、雪之丞、シロの4人・・・ではなくて、3人と1匹の一斉攻撃が赤鬼覇鬼を襲う・・・はずだった。
『ウガアアアァァァ!!』
赤鬼覇鬼は衝撃波のような霊波を放出して一斉攻撃を防いだのだった。
そして、正面にいた雪之丞目掛けて右手を振り下ろして殴りかかろうとする。
「危ない!雪之丞!!」
「強い奴、強い奴、強い奴・・・」
横島が注意を呼びかけるが雪之丞はブツブツ独り言を言い始めた。
「お〜い!雪之丞!!戻ってこ〜い!!」
『マズ、一人!!』
「全力で戦える強い奴〜!!これが俺の求めた戦(I・KU・SA)だ〜!!」
雪之丞はうまい具合に赤鬼覇鬼の拳を受け流す。そして霊気をおもいっきり込めた両手の拳で素早く、何発もパンチを食らわせる。
「おら!おら!おら!おら!おら!おら〜!!」
「雪之丞の霊力があがった!?」
「強い敵が現れた喜びで霊力がアップしたんだわ!!」
「雪之丞・・・」
「何であいつはあんなに格ゲー向きのキャラなの〜!!」
「そんなん俺に聞かんでください」
「・・・ところで雪之丞殿の攻撃はあの鬼に効いてるでござるか?」
「さあ〜、あんまり効いてるかんじはしないけど・・・」
「そうっスね」
「・・・って何で美神さん達見てるだけなんですか!?」
「そうはい言うけどおキヌちゃん・・・」
「俺達にあの中に混じれと・・・」
「いくら何でも拙者らには無理があるでござるよ」
「おら!オラ!おら!オラ!おら!オラ〜!!」
下手に助けに入ったら巻き添えを食らってしまう。それほど雪之丞の攻撃は激しかった。
『人間ヨ、素早イ攻撃ノヨウダガ力ガ足リナイヨウダナ』
「何!?」
『ガッ!!』
赤鬼覇鬼が両手をあわせて雪之丞の背中目掛けて拳を振り下ろした。
「ぐう!!」
雪之丞の体が崩れ落ちた。そして、蹴りが入り雪之丞は吹っ飛ばされ岩に激突した。
『次ハドイツダ?』
「行って来い横島くん」
「ちょ〜!お・・・俺スか〜!?」

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