ザ・グレート・展開予測ショー

二人の横島(二話:すべての始まり?)


投稿者名:GENDEN-X
投稿日時:(03/ 2/17)

 「はあ、はあ」
「ふふ、逃げられるとお思いでかい。あまいねー。」
すでに、横島は数十キロ離れた灰ビルに追い詰められていた。
「くそ、何で日本の東京にど真ん中にシベリアンハスキーがいるんだよ。」
「それはねこいつらは私たちが作った人口ゾンビだからさ。でもね一度走り出したら止まらないと言われているシベリアンハスキーの性質は残ったままなんよ。
人間じゃ逃げ切れないわよ。」
「おっと、言い忘れていた。そいつ等に噛まれたら最後骨まで残らずしゃぶられるわよ。ま、安心して『上』からの命令で、あんたは殺すなって言われてるんでね。
逃げれ無いように両手、両足こいつらにお食事としてプレゼントさせて貰うわよ。ご協力感謝するわ」
「そこまでだ!お前らを不法妖怪作成の疑いで逮捕する。」(ほんとにそんな法律あんのか?)
「だ、だれだ。」
「貴様らに名乗る名はない!」
「結界展開」
彼(名のってくれなかったので)は、部下らしき人たちにそう言い放った。するとどこからとも無く結界が展開し妖犬は急にその場に眠り込んでしまった。
「な、いったい何をした。」
彼女(ディオ○ドラ)が問いかけた瞬間は背後から突然煙幕が、発生し何も見えなくなった。
「さ、西条さん。こ、これはいったい。」
「うろたえるな、こういうときは『天と地よわれに力を与えたま・・・げほげほ。」
かれは、名言を言い終わる前におもいっきり煙幕をすって咳き込んだ。   彼らたち、いやその場にいた全員は、きずかなっかた。煙幕を発生させた張本人が、逃げ去っていくことに。
「あぶねー、あぶねー。危うく殺されるとこだった。  しかし今日どこで寝よう。きっともうアパートには戻れんだろうし。」
その時、ポツリ、ポツリそして、瞬くあいだに大雨になった。
「やべ、どっかで雨宿りしないと。」
そうはいったものの彼は今町と廃墟のちょうど真ん中くらいを走っている。そこは何も無い通り道、当然雨宿りなどできるとこも無く、数分で彼はビショビショになっていた。
「くそー。これ2,3日じゃ、かわかねーぞ。お、やっと街が見えてきた。助かったー。」
                 数日後
やはり、天気は雨。そのころ美神除霊事務所では、おキヌちゃんが
「美神さんは今日は霊的によくない日だから予定を変更したいとおっしゃってまして――――どうもあいすみません。」
というような電話をかけている。なんでも美神いわく『今日は何か事件が舞い込んできそうな予感がするそうだからである。
「美神さん、何が起こりそうな気がするんですか?」
「大きくてとてもやっかいな事件としか・・・あくまで予感だからね」
「じゃ、占ってみましょうよ。わたし近くの浮幽霊のおじいさんにおしえてもらったんです。なんでも、たくさん起こりそうなことを書いた紙を袋に入れて、適当に1枚引くんです。」
「それ、ほんとに占いなの?」
「どれにしようかな。」おキヌはまったく聞いていなかった。
「え〜い、これだー。えーと、『異人さんが訪れてくる、さらに二重人格の人に会う。』ですって。わー、楽しみ(!)」
「お、おキヌちゃん。(どこから突っ込めばいいのか解らない。このままにしとくべきなのか、ちゃんとしたそうタロット占いとか教えてあげたほうがいいのかな。)」
など、おキヌが、喜び美神が、唖然としているとき事務所のチャイムが鳴った。
とうぜんのごとくそこに立ってるのは異人さん(ピート)である。
「ほ、ほんとに異人が来た。」
美神は、おキヌの占いが当ったことにおどろいた。
そしてその後、異人さんは、ピートと名乗り、唐巣神父からの手紙と歴史的にも貴重なもの(20億をくだらないまるたのたか)をだして、美神と契約を結んだ。
「では僕はこれで、ほかのスイーパーにあたらなければいけないので」
「そんなに手ごわい相手なの?」
「はい、貴方も十分気お付けてください。」
                         そのころ
「まさか、銀ちゃんだとは思わなかったよ。」
「悪いな、お前が東京にいるって突き止めたから、気晴らしにとおもってな。」
彼らがいるのは飛行機の中。飛行機の行き先は、イタリア行きの飛行機である。(偶然ってあるんですね)
「しかし、なんで地中海なんだ。」
「いや、なんか最近今まで無かった所に島が現れたって評判なんだ。近くには昼でも活動するコウモリもいるみたいだし、楽しそうだったから。」
「もしかして、吸血鬼でもいるんじゃないの」
「かもな、いたらどうする、横っち。」
「サインでも貰うか。」
「それも良いな。でも噛まれないようにしないと。噛まれて吸血鬼になるのもいやだし。」
「案外、喰屍鬼になったりして。」
「それだけはやだな。」
            間もなくローマ空港に着陸します。シートベルトをお閉めください。
「もう、着くみたいだな。」
ごーーーーーーーーーー。じゅしゃ。がーーーーーーー。(着陸の音?)
「いたりやって『空港』ってとこにそっくしですね。」
「空港なんだってば。」
「シニョリータ美神!」
「どーも、他の人は、集まった?」
「ええ、貴方とあと一人で集まります。お疲れでしょうが時間がありません。まっすぐチャータ機へ・・・・・・。」
            同時刻
「銀ちゃん、この後どーやってその話題の島に行くんや?」
「俺が借りた船で行くんや。港までは迎えが着てるはずだから。」
「ブルジョアになったなー銀ちゃんは。」
「そんかわしほとんど休めないけどな。」
空港出口
「お待ちしておりました。さ、こちらへ」
「誰や。」
「頼んどいたガイドや。」
           そのころ美神たちはお互いに予想してなかったメンツで、チャーター機で、ごたごたをやっていた。
        んっでもって数時間後。
「お〜い銀ちゃん何時になったらつくんだ。」
半ば船酔い気味の横島。
「まだかかるでー。ま、日が沈むまでには着くんじゃないのか。」
口笛を吹きながらボート(ボートというより小さいタイプの豪華客船)を操縦している銀一。
「俺、客室で寝てる。」
「着いたら起してやるよ。」
「すまん。・・・おえ」
今にも倒れそうな勢いで横島は客室に行った。
        そのころ、そのころ
「ぱ、パイロットが逃げた。」
「皆さん落ち着いてください。」
「落ち着いてる場合じゃないと思うんだけど」
「私もなわけ」
「ふっふっふっ。諸君ここは、私に任せたまえ。」
「助かる方法があるの!?」
「こんなこともあろうかと、魔法科学の粋を集めた高性能アンドロイドマリアにジェットエンジンを組み込んでおいたのだ!!」
「行けマリア!!天才の頭脳が燃えないゴミから造り上げた新兵器の威力を見せるのだ!!」
「イエス、ドクター・カオス。」
ボボボボボボーーーーーーッ  ドバキャ   ゴーーーーーーーー
「なんか〜より立場が〜危なくなったような気がするの〜。」
「誰よあんなやつ呼んだのは。」
「それより何とかしないと」
「もう遅いかもしれませんよ」
ギュゴゴゴォオオンン
ドゴバグシャドオォン
「な、なんだー。今のゆれは?」
「いや、いきなり空からチャーター機が降ってきた。」
「な、こっちの損害は。」
「今の所確認されてへん。」
「そっか、でもなんでわかるんだ。」
「コンピュータ装備」
「なるほど。じゃ、さっさと行こ。」
「生存者確認しなくて良いのか。」
「あれじゃ生きてないだろ。それに、夜になるまでに着きたいじゃん。」
「それもそうやな。じゃ行こうか。」
その時、
「あー、死ぬかとおもったわ。」
「近くに船がいて助かったわけ。」
「・・・みなさんタフですね・・・・・・。」
「「へ、」」
「お洋服が〜〜〜びしょびしょだわ〜〜〜。」
「まずいなー、道具がほとんど泣くなちゃたわ。散財よねー。」
「さて。ピート、何か私たちに言うことはないの?」
「どーみてもあのコウモリはただ大移動してただけじゃないわ!誰かにあやつられて私たちを狙ったのよ!
 敵は何なの!?それ位はもう教えてくれてもいいんじゃなくて!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。奴の名はブラドー伯爵。最も古く最も強力な吸血鬼の1人です。」
「お、やっぱり吸血鬼が出てきた。横っちのよみがあたったな。」
「中世ヨーロッパでは、何度かペストが流行り人口が激減したことがありました。・・・しかしそのうち2回は病気ではなくやつが原因だったんです。」
「ドラキュラよりひどいやつやなー。」
「ドラキュラはブラドーのいとこの奥さんの兄にあたります。」
「やがて人間の逆襲をうけて、ブラドーは領地に逃げ戻り、力がよみがえるまで魔力で島を隠し今まで眠っていたのです。」
「だから今まで見つかんなかったのか。不思議なモンやなー。」
「よみがえった吸血鬼最強の男かあ・・・確かにやっかいな相手ね・・・。」
「唐巣先生は奴が島から出れないよう結界で封じました。しかし使い魔が襲ってきたということは・・・」
「結界が弱まっている!」
「先生の身に何かあったのかも知れません。急がないと・・・!!」
ザーーーードザザーーーーー
「うわ、また来たわよ。」
「銀ちゃん!。」
「おう、なんか面白いことになってきたな。みんな捕まってろ。とばすでー。」
「ところであんたたち誰?」
「「ま、細かいことは気にしない。」」
クケー(コウモリの鳴き声?)
「ニトロブースト、ON!」
「「「「「「へ」」」」」」(美神、ピート、横島、おキヌ、冥子、エミ)
ドゴーーーーーーーーーーーー
次の瞬間ボートは、物凄い勢いで動き出した。チャータ機にも追いついたコウモリを1匹も近ずけずに。

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