ザ・グレート・展開予測ショー

GSアフター一章…その参(心閉ざしし者)


投稿者名:ルーン
投稿日時:(03/ 2/16)

「さて、横島君早速案内してくれるかい?」
「こっちだ。おくれんなよ。」

横島と西条は、あの研究所に行くまでに通る温泉街を通っている。
そこに現れる三つの影。
浴衣姿の三人の男だ。

「おう。横島じゃねぇか。西条の旦那と何してんだ?」
「雪之丞!!お前ここで何してるんだ?」
「私達は、慰安旅行ですよ。」
「そうなんじゃいの〜!!久々に皆で、遊ぼうって誘われたんじゃぁ〜〜〜!!」

残りの二人は、絶世の美少年ピートと世界一暑苦しい漢タイガー。

「横島君…ここは、彼らにも手伝ってもらわないか?」
「ああそれもそうだな…」
「俺らになんかたのみでもあんのか?」

雪之丞が、腕組みをして聞いてくる。

「実は…」

横島は、研究所でのことを一言も漏らさず言った。

「俺は、大体きたねぇ仕事見てきたけど…」
「こんなのは、初めてなんでしょう?」
「うぉーーーん!!こんなことが許されていて、良いんですかいのーーーー!!!」
「こんなことは、神の教えに反しています!!」
「確かに限度ってもんを超えてやがる…」
「ところで、君達は、協力してくれるのかい?」
「「「勿論!!」」」

こうして、三人が新たに仲間についた。

「まぁさきに服着替えてきやがれ。そのまんまじゃたたかえねぇだろ?」
「わりぃな。そうさせてもらうぜ。」
「僕もそうさせてもらいます。」
「わっしも着替えてくるんじゃのーー。」

それから、三十分後横島たちは、ようやくたどり着いた…研究所に・・・

「ここか?」
「ああそうだ。」
「普通の所に見えるけどね。」
「中は、違うんだよ。さっさと行くぞ!!」
「ちょっと待った!!しっかりと作戦を練ろう。ここまで来て、失敗は許されないからな。」

西条の提案は、可決された。
チームは、タイガー&ピートとその他はばらばらだ。
タイガーとピートがチームなのは、タイガーの通常戦闘の弱さについて考慮した結果だ。無論並みのGSよりは、上位のレベルなのだが…

「じゃあ作戦通りに行くぞ。」
「「「「おう!!」」」」

担当としては、ピート&タイガーが陽動。
雪之丞は、実験器具の破壊。
西条は、頭と情報の確保。
そして、横島が人命救助だ。

ピート&タイガーサイド…

「タイガー!!暴れるぞ!!」
「あいさ!!横島しゃんの文殊も忘れたらいかんですけんのー!!」
「言われなくとも!!」

ピートとタイガーは、適当に暴れまわる。
勿論重要な所ではなく、無用な所から…
ちなみに進入のさいには、「透」を使った。
この前みたいに鼻っから銃で、応戦されるという事は無いと踏んだ為である。

「侵入者!!侵入者!!直ちにAブロックへ!!Aブロックへ!!」
「どうやら…来るみたいですよ。」
「おう!!何時でもかかってきんしゃい!!」

そして、十数人の警備兵がやってくる。

「侵入者には、容赦するな!!撃ち殺せ!!」
「そんな棒っきれで何をするんかいのぉー。」

早速タイガーの精神感応…
辺りがいきなりジャングルに変わり銃は、棒に変わる。

「銃が棒に!!」
「覚悟しんしゃい!!」

タイガーは、ここぞとばかりに突貫する。
ピートは…

「貴方が、この警備班の隊長ですね…」
「いつのまにっ…」
「神の裁きを…」

ピートは、後ろに回ると首筋に噛みつき支配してやった。
これだけで済ましているのは、理性が残っているせいだ。
理性など無い場合は、とっくにここは、血の海だろう…

雪之丞サイド…

「っとまずは、ここからやってくか。」

雪之丞は、廃棄物処理場と書かれているところへと入っていった。
そこには、幾人かの職員がいた。

「なっ何者だ!!」
「悪党に話す名前はねぇ!!!」

雪之丞は、あっという間に皆気絶させてしまった。

「けっあっけねぇな。やっぱり陽動のほうが、向いてんじゃねえのかな。」

雪之丞は、機械に近付く。

「うっ…これは…ひでぇ…なんてことしてやがんだここは…」

雪之丞が、見たものはおびただしい数の人骨だ…

「別の所に移るか…ここにはもうようはねぇ。」

雪之丞は、魔装を保ったまま他の部屋へ入っていった。

西条サイド…

「ここか。資料室は…」

西条は、資料室に入っていく。

「これだけの量とは…一体どれだけ実験をしているんだ…ここは。」

西条が見ている棚だけで、千は超えそうな書類の束…

「ここに居てもダメだな。さっさと頭を抑えて、ディスクに落とさないと!!」

西条は、所長室へと踏み込んだ。

「昨日といい今日といいここの警備状態は、どうなってるのやら…」
「お前が、ここの頭か…」
「そういうことになるかな。」
「ならさっさと片付けさせてもらう!!ジャスティススタン!!」

西条の剣から電撃がほとばしる。

「ふん前に来た小僧も何かやったが…むだむだ。」

西条の攻撃は、またしても結界に阻まれた…

「ふっ結界か…そんなものは、建物の中では、あまり役に立たない物なんだ。」
「ふん。言いたい事は、それだけか?どうせ突破も出きんだろう?」
「そんな事はないっ!!」

西条は、天井めがけて、攻撃を繰り出す。
落ちて来た岩盤で、結界の紋様が消えた。

「なっ!!」
「だから言っただろう…役に立たないってね…」
「ぐぅ…」

西条は、電撃を与え気絶させた…

「さて、始めるとしようか…他の人たちは、ちゃんとやってるのかな。」

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今回、ここまでで、結構長くなったので、ここで切ります。
というわけで、のっけから横島サイドに入りますので、そこのところよろしくお願いいたします。又今度〜〜〜。

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