ザ・グレート・展開予測ショー

タマモの休日


投稿者名:MAGIふぁ
投稿日時:(03/ 2/15)

 これはタマモの一日の生活を追った記録である。



  AM5:00頃 日の出と共に同室の犬塚シロ嬢が起床。身支度をして出て行くのをベッドから見送る。

 一応気配で目が覚めるのだが、まだ眠いし、特に用事も無いので声もかけずにシロが出かけると同時に再び就寝。



  AM8:00頃 おキヌちゃんの作る朝食の匂いがするので、一旦起床。朝風呂の後に朝食を取り、しかる後再び就寝。



 AM10:00頃 美神美知恵がヒノメを預けに来るので起床。気分が乗らない時はシロに全部任せて逃げるのだが、この日は素直に子守りをする。

 美知恵さんからはお小遣いや油揚げなんかの手土産を貰えるので、基本的に言う事は聞いているらしい。なおこの日、美神は子守りから逃避。どこかに出かける。



 AM12:30頃 ヒノメとシロと一緒に昼食。おキヌちゃんが作っていく時と、自分達で用意する時があるらしい。この日は自分達で用意するようだ。

 シロが肉料理3人前を用意して自分で平らげ、タマモはいなり寿司を1人前とヒノメのミルクを用意して、ヒノメを抱っこしながら食べていた。



  PM1:00頃 ヒノメの食事の面倒を見たタマモは、シロに食後の片付けを任せてヒノメと一緒に就寝。その後シロはどこかに出かけたらしい。



  PM4:00頃 ぐずり出すヒノメに起こされ、タマモ起床。ヒノメのご機嫌を取るべくTVを付け、子供番組を見せたり、オモチャで遊んであげたりするも、効果薄。



  PM5:00頃 美神帰宅。ヒノメをあやすのに加わるも、戦力にならず。



  PM5:20頃 泣き疲れて眠ったヒノメを迎えに美知恵参上。「また明日よろしくね〜」と言って帰っていく。疲れ切ったタマモは明日はシロに任せようと決意する。



  PM6:00頃 おキヌちゃん帰宅。程なくして横島出勤。タマモは未だ疲れから脱却できず、休憩中。



  PM7:00頃 美神、おキヌちゃん、横島は仕事に出かける。タマモは横島がいなくなったので安心して入浴。美神さん愛用の入浴剤や洗顔を使い、風呂上りには乳液なども借用。



  PM8:00頃 シロ帰宅。横島がいない事を知り、遠吠えするもタマモは無視。TVを見ながらお茶を啜る。



  PM9:20頃 美神ら帰宅。おかえりを言うタマモと横島に飛びつくシロ。おキヌが仕込みだけはしておいた料理を仕上げ、遅めの夕食にする。



 PM10:30頃 食後の寛ぎタイムも終わり、シロもタマモも自室に引き上げ就寝。









 「ふ〜〜ん。こいつらこんな風に一日過ごしてるんだ…」

 人工幽霊壱号に、シロタマの昨日一日の様子を見せてもらっていた横島は半ば感心したような声で言った。どうせゴロゴロしてるだけだろ〜と思っていたらしい。

 「横島さん、一体なんでこんな事を知ろうと思ったんです?」

 一緒に見ていたおキヌが聞いた。

 「それは私も知りたいわね」

 「拙者も知りたいでござる」

 さっきから後ろにいたシロタマも聞いた。

 「いたのか、お前ら?」

 「だいぶ前からいたわよ。…で、何でなの?」

 「ほら、この間○命リ○ーチの再放送で留守中の犬や猫が何をやってるのか?ってのをやってただろ?それで気になってさ〜」

 「拙者は犬ではないでござる!」

 「私だって猫でもペットでも無いわよっ!」

 「はっはっは、悪い悪い」

 反論する2人(匹?)を笑っていなす横島。

 その横でおキヌは思った。

 「でも、この一日の行動を見てると、犬猫とあんまり変わらないんじゃぁ…」

 勿論、彼女は口に出して言ったりはしなかったけれども。

 多分、それは真実だ。

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