ザ・グレート・展開予測ショー

美神の一日


投稿者名:ルーン
投稿日時:(03/ 2/15)

「あ〜ねむ…でも起きないとね…仕事があるし…」

私は、美神令子…
自分で言うのもなんだがGS界のトップアスリートだ…

「美神さ〜ん。朝食の準備が、出来てますよーー。」
「今行くわ。」

今声をかけてきたのは、私の従業員もとい仲間の一人のおキヌちゃんだ。
彼女は、三百年も幽霊をやっていた。
ある事件がきっかけで、人間に戻ったんだけどね。
それは、それで、いいことだし…

「おはよーーっす。おキヌちゃん美神さんは、おきてんの?」
「ええ今から降りてくるそうです。」

今の声は、あのバカが、出勤してきた声だろう。
バカというのは、横島のことだ。
あいつは、最初はバカで、スケベで、あけすけで、何のとりえも無い奴だった。
けど…あいつは、霊能力に目覚めてから凄い速さで、成長した。
人間…自信がつくと凄くなれる…私は、こう思っている。
あいつは、今では、
霊能においては、右に出るものは居ないだろう…
無論私も含めて…
それなのに、あいつが自立しないのは、どうしてだろう…
あいつが、自立したいなら私は…
快く…
そうとまでは、いかなくても…
承諾するはずだ…

「先生!!おはようでござる!!」
「ヨコシマ…おはよ。」
「シロタマかおはよう。」
「「そんなふうに呼ばないでよ!!(そんな風に呼ばないで欲しいでござる!!)」」
「はははっ朝っぱらから元気だなお前ら。」

タマモとシロ…
この二人は、人ではない存在。
この二人が、この事務所に居座っているのは、横島が居るからだろう。
シロは、人狼の一族で、ある事件によって、父を亡くした。
そんな彼女に、横島は、第二の父親の役をかってでて…
彼女に又新たな居場所を作った。
そして、当初のギラツキ復讐に燃えていた瞳は…
すっかり穏やかな物になっている…

タマモは、金毛白面之者九尾の狐の生まれ変わり…
私達は、彼女の退治をかってでた。
勿論…私は、最初から保護するつもりでいた…
それは、何のわだたまりも無く成功した…
最終的に捕まえたのは、横島なのだが退治しなかったのは…
あいつの優しさのせいだろう。
タマモは、一度私達の前から姿を消した。
多分まだ私達を信じきれてなかったのだろう…
次に現れた時…その時は、やっぱり家にきた。
まぁ素直に応じたのは、横島のおかげだろう。
彼女もまた横島に感化されたのだ。
横島は、タマモに仲間が居るということの素晴らしさを教えた。
タマモは、もともと狐…一人で暮らしていくのが普通の種類に…
タマモも昔とは、かわり…
横島へほのかな思いを懐いているだろう…
そして、シロも…
じゃあ…私は?
私は、何か変わったの?
私は、何も変わってない…
皆とバカやる事が楽しいと思うようになったこと意外は…
私には、何かあいつにもやもやしたものを感じている。
私は、これをいつもあのバカへの怒り…
そう考えて、あいつに当たっていた。
けれど、そうするともっともやもやが増えていく…
この感情は、なんなの…誰かおしえて。
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どうも!!
今回は、美神です。
すこし、美神らしくないですが…
次回もよろしくお願いいたします。
それと、コメントをくださってる皆様。本当にありがとうございます。

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