ザ・グレート・展開予測ショー

タマモの一日


投稿者名:ルーン
投稿日時:(03/ 2/11)

「ふぁぁぁぁぁ…」

私は、タマモ…
金毛白面の者…九尾の狐の生まれ変わり…

「今日の朝ご飯は、なんだろ…やっぱり、油揚げが…」

私は、当初人間への憎しみを懐いて、転生した。
私は、そんなもの気にも留めていなかった…
でも、生まれてきたばかりの私に人間は、牙を向いてきた…
私は、そのことがあって、さらに憎しみを深めた…
そして、人間への憎しみが、深い殺意に変わり始めた頃。
私は、あのバカと出逢った。

「くんくん。これは、油揚げ!!!」

私は、あのバカも同じ私を殺しにきた人間と…同じ。
そう考えていた…
でも、あいつは私に優しくあたってくれた。
私は、転生して初めての優しさをヨコシマのバカに感じた。
最初は、気恥ずかしさで、酷い事をしてしまったけど…
いつかは、ちゃんと頭を下げて、謝りたい…勿論おキヌちゃんにも…

「あっタマモちゃん。朝ご飯は、お稲荷さんでよかった?」
「勿論!!♪」

私は、最初に憎しみを覚えて、
次に優しさ…
そして、次に学んだのは…

「ちーっす。おキヌちゃんおはよう。」
「横島さんおはようございます。」
「ヨコシマ…おはよ。」
「ああ、おはよう。これ一つ貰ってもいいか?」
「何で?」
「給料日前で、昨日から何も食ってないんだよ。」
「じゃあ口開けて。」
「ああ、分かった。」

私が次にこいつから学んだもの…
それは…
愛情…

「むぐむぐむぐ。はぁー…少しは、足しになったよありがと…なっ!!」

ちゅ…
私は、ヨコシマの頬に軽く唇を当てる。

「おっおいタマモ・・・」
「たっ…タマモちゃん!?」
「へへへっ。じゃあ私は、散歩に行って来るね。」

私は。ヨコシマにぺロッっと出した舌をみして、外に駆け出した。



ヨコシマ…あんたの心…
私が、奪ってあげる…
私の心を奪ったようにね。

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どうも、ルーンです。
今回ここを見つけたので、投稿してみました。
今回…タマモの短編なんですが…
いささか短すぎました…
どれくらい入るのか知りたいです。
良かったら、教えてください。
では、また!!

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