ザ・グレート・展開予測ショー

二人の横島(二話:家賃?大騒動前編)


投稿者名:GENDEN-X
投稿日時:(03/ 2/11)

    彼女が目を覚ましたとき彼女たちは、爆発した地下トンネルから少し離れた小さな公園にいた。
「私なんでこんな所に。」
そのとき美神の、脳裏にあのときのことが思い出される。それは、爆発に巻き込まれる瞬間なんとなく話をきいて、余りにも暗かった男がなぜか私をつかんで・・・。その後は、わからない。
「美神さーん。」
「おキヌちゃん。」
「よかった、爆発に巻き込まれた瞬間に突然消えちゃたから心配しましたよ。あ、そういえばあの時こっちに向かって走ってきた人どうしたんですか。美神さんの手をつかんだと思ったら
消えちゃたけど」
「さあ、でもどっかで見たような気がするんだよな。どこだっけ。覚えてるおキヌちゃん。」
「いいえどこか出会いましたっけ?」(横島よ。表のお前は存在感がそんなに薄かったのか、かわいそうに。だが、あきらめろそれが運命だ)
「でも、いませんよその人。美神さんと一緒に消えたのに。」
「え、何で解るの?」
「だって飛んできたんですから。美神さんを見つけたときほかには誰もいませんでしたよ。」
「そっか、おキヌちゃん幽霊だもんねでもじゃそいつどこいったんだろう?」
「さあ、でもあの時突然消えたのってなんでったんでしょう?」
「確定はできないけどたぶん瞬間移動よ」
「え、幽霊の私でも難しいのにあんな一瞬でそんなこと」
「たぶんそうだと思うの。」
同時刻
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「おや、横島さんで無いかえ。あんたに届け物が来てるでな。部屋の前においといたで、確かに報告したんべな。あ、そうだ。あとそろそろ家賃はらってな。延長期限もう過ぎてるさ、はよ払わんとで

ってもらうことになるで。」
「・・・・・・・・・済みません。大家さん・・・・・・」
「あいかわらず無口と言うより暗いなあ。そんなんでこの先どー息てくつもりや。家賃もよー払えんと。まったく。」
カオスの実験室(地下トンネル)から瞬間移動してきたとき横島はすでに表の性格に戻っていた。しかも無理な状態から瞬間移動したせいで時間軸がずれ自分だけ一週間くらい先の時間に出

てしまった。(1週間先の自分と入れ替わってしまった)おかげで家賃は延滞まで追い込まれていた。
仕方なしに彼は自分の部屋の前に階段を上って歩いていった。そこには、『横島忠夫様あて』と書かれたダンボールが置いてあった。
彼はなんとなく大家のばあちゃんが言っていた送られてきたものだと解った。差出人を見てみた。『ふははは、私が誰だか解るかな。』こんな事かくやつは一人くらいしか知らない。
多分といってもほとんどの確立で親父だろうと思った。中身を空けてみた。中には異様なほど黒いけん銃が入っていた。
「・・・・・・・・・」
彼はとりあえず部屋の中に入った。そしてそのけん銃の説明書らしきものを読んでみた。
こう書かれていた。
『忠夫へ
このけん銃はこの前人の家に侵入したこそ泥たちを絶対服従させて作らせた。業物だぞ?
尚、使うときタイプを選んでくれ。
タイプと言うのは時と場合によってクレイモアモード、HBK(ハイパーバスターキャノン)モード、後の一つはお前が好きに決め手作れ。材料は入れておく。
補足:クレイモアモード(これは大勢の敵などに囲まれたときに使え。1発1発がチタン合金製の特注品だ。当れば大怪我間違いなし。
   HBK(ハイパーバスターキャノン)は、建物など邪魔なものを消すときに使え。それ以外には使うな。とくに人に向けて打ってはいかん。当れば確実に死んでしまうからだ。
                                                                             精進したまえ?わが息子よ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
横島は無言でそれを受け取った。そしてさり気なくベルトの内側にしまいこんだ。
        バン      扉を開けるおとがして、横島の部屋に何人もの黒いお方が乗り込んできた。
「横島さんあんた家賃払いそうに無いから強制的にでっててもらうよ。」(いきなりかい)
「何やて。」(注:横島は拳銃を持つと性格が変わります。表の人格裏の人格とは別です。)
「おや、あんたしゃべれたんだねえ。あたしゃてっきり喋れない病かと思ってたよ。おい、お前ら何をぼさっとしてんだよ早くでってってもらうよう説得しな。」
「ヘイ、ディオ○ドラのあねご(おい!)」
「ガデッサーとお言い(こら!)」
「ガ、ガデッサー(それは違うだろ!)」
「おい、お前らはギャ○ドラーかい!パクりすぎだろ。」
「ふん、そんなこと知るかい。」
「そう言う事だ。大人しくでってくれねーか。俺たちだって鬼じゃないんだ。大人しく言うことを聞いてくれれば殺しはしねー。」
「さあどうする。出てくか、病院のベットが良いか選べよ。」
「どっちもやだね!」
「じゃ、死んで頂戴」
「だからやなんだよ」
彼はそう言うと物凄いスピードで走り去った。
「逃げんのかー」
「いいや戦術的撤退だ。わははは。」
「何してんだい早く追いかけな。」
「しかしあねご。もう見えませんぜ」
「ちぃ。あのくそがきが。何をぼさっとしてんだい、さっさと本部に連絡して指名手配すんのよ。賞金でもかけとけば狩ろうとするやつはいくらでもいるでしょう。」
「「「はっ」」」
「覚えといでー。この屈辱忘れはしないわよ。」
「あねご、本部から伝達です。コノサイアクリョウモツカッテカマワンヤツヲツカマエロ。途の事です。」(おいおい、強制退去が目的じゃねーのかよ)
「ふっふっふっ。お前はもう逃げられないよ。よし、悪霊犬!?も使うよ。さっさとおし。」
         次回に続きます(多分)

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