ザ・グレート・展開予測ショー

ギア・オブ・ディスティニィー〜運命の歯車は今回る〜プロローグ


投稿者名:相良
投稿日時:(03/ 2/ 5)

「ぎゃぁぁぇぉぉぉっ!!!」
「いい加減に成仏しやがれぇ!!」

俺は、迫ってきた悪霊に、破魔札を叩き付ける。
そして、悪霊は、塵も残さず消え去った。

「ふぅっ…終了。」

アシュタロス事件から早十年…
シロは、里で俺直伝の戦い方を教えているらしい。
おキヌちゃんは、実家に戻り早苗さんと一緒に家業を継いでいる。
タマモは、今でも事務所に居候中である。
そして美神さんは…
美神さんは、ある事故のせいで、戦えない体になってしまった。
しかし、今はICPOオカルトGメンにて、美智恵隊長と一緒に現場総指揮をしている。

「さて、家の居候に飯でも買って帰るか。」

タマモは、タマモで何処か雰囲気が変わった…
でも、俺は…
俺は、何か…変わったのだろうか。
俺は、あの時から成長などしていない…
姿形…性格…
唯一変わったといえば、年くらいだ。
俺は、今でもルシオラ…君の事を思ってる…

「ただいま。タマモ起きて…なんだ寝てるのか。」
「くぅーくぅーくぅ−。」

タマモは、ソファーの上で、寝ていた。
時折寝返るのが、可愛らしい。

「やっぱり幾ら綺麗になってもタマモは、タマモ…だよな。」
「う〜ん…ふぁ〜〜。横島…帰ってたの?」
「悪いな。起こしちまったか。」

眠気眼で、俺に話しかけてきたタマモにニコリと微笑んで、夕飯の支度にかかる。
最近、料理に凝っているのが現実だ。
理由は、簡単他にすることが無い…ただそれだけ。
それに最近は、料理店でも開いてみたい…
そうも思っている。

「横島今日は何?」
「今日は、厳選素材たっぷりのきつねうどんだよ。」
「本当!?」
「ああ。」
「やったーーー!!」

最近タマモは、綺麗になった。
高校一年くらいの容姿だが、化粧なんてしたら振り向かない人なんて居ないだろう…勿論、化粧をしなくてもそうだろうが…
それに実生活でも、タマモは、九尾の狐だったと思わせてくれる。
流石は、傾国の美女といった所かな。
俺が、タマモと二人で暮らすようになったのは、三年前…
美神さんが、俺のちょっとしたミスで、大怪我を負いGS生命を絶ってしまった時…
その後美神さんは、家族と暮らすようになった。
そして、オーナーが居なくなった人工幽霊一号は、又何処かに消えていった。
何でも、強力で、純粋な人間の霊力がないと生きていけないらしい。
俺は、ルシオラを取り込んで、人外になっていたから…
手助けが出来なかった…
おキヌちゃんは、お養父さんが病気で、倒れた為看病と仕事を兼ねて、帰って行った。
シロは、里で許された自修期間が過ぎた為帰省した。
そして、今に至る…
今でも時折…過去に飛びたいと思うことがある…
だけど、いざとなると、ルシオラに今度は、拒絶されるんじゃないか…そう想いなかなか決断できない…

「ご馳走さまー。」
「おう。美味しかったか!?」
「うん!!横島の作る料理は、何でも美味しいけどやっぱきつねうどんが最高!♪」
「そうか。じゃ又作ってやるからな。」

〜そして朝…
俺は、タマモが修行を始めたいといったので、妙神山を訪れていた。
理由は、俺の手伝いをしたいらしい。

「おおっ!!横島ではないか!!又修行でも始める気になったか?」
「俺じゃないよ鬼門。タマモが修行に着たんだ。」
「そうか、なら規則にしたがって…」
「止めとけ…お前ら一瞬で消されるぞ?」
「「ぐぅ…」」
「それは、兎も角通してくれよ。」
「いいじゃろう。」
「小竜姫様も待たれて居るだろうからな。」

鬼門は、観念して、扉を開けた。

「なぁ右の。」
「なんじゃ左の。」
「わしらの存在って、なんなんじゃろうな…」
「まぁ出番があるだけでも…」

なんて話している鬼門たちを尻目に、本堂へと入っていった。

「久しぶりっす小竜姫様。」
「あっ横島さん。お久しぶりです。」
「今日は、タマモの修行の件で、きたんですけれど…」
「修行なら、後でつけてあげます。」
「後でって、なんでよ。」
「少し、重要なお話が、横島さんにあるので…」

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相良です。今回、連載中のものがあるにもかかわらず、また投稿してしまいました。これを読んでくれた心優しい皆様に、お願いがあります。
「コメント下さい!!!以上!!!」おそまつさまでしたーーー。

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