ザ・グレート・展開予測ショー

ふたつの空から〜にこめ〜


投稿者名:まさのりん
投稿日時:(03/ 2/ 5)




小学生の低学年くらいの、女の子が箒を持って、
「まず、修行の始まりは、そうじからでちゅ!!!もんくはいわせないでちゅよ!!」
と、すこし声を荒々しくしていった。



しばらく、みんな止まっていた。
その中でいち早く復活?したタマモが、尋ねる。
「・・あの子、誰?」
その言葉により、止まっていた者が、再起動する。
そして、美神やオキヌが口を開く、
「久しぶり、パピリオちゃん。」
「久しぶりね、元気そうじゃない?」
箒を持った少女、パピリオは、笑顔で返事をかえす、
「久ちぶりでちゅね。二人とも」
そう言って次にシロとタマモのほうを向き、
「さぁ!そこの尻尾つき、掃除を始めるでちゅよ!」
といいながら、おもむろに箒をつきだす。
「し、尻尾つき!・・お主初対面なのに、無礼でござろう!!」
「私のこれは、尻尾じゃないわよ!(多分ね。)」
シロとタマモは声を荒げて言う。
特にシロは、少し怒っているようだ。

ちなみに、美神とおキヌは、
『なんだ、尻尾じゃなかったのね。残念!』(なにが?!)
とか、考えていた。

今まで黙っていた、小竜姫が、
「こら、パピリオ!」という。
「掃除は、あなたの修行でしょ!」
だがパピリオは、その言葉に対抗する。
「なんででちか、わたちの修行が掃除なら、この二人も掃除をしてもいいはずでちゅ!」
「だからそれは、あ・な・たの修行なんです!」
「納得いかないでちゅ!だいだい、いっつも掃除掃除掃除掃除掃除掃除ばっかりなんでちゅか?!小竜姫ちゃまは知ってるんでちゅか?修行場のなかは、だだっぴっろいんでちゅよ!端から端まできれいにちてたら、4・5時間じゃおわりまちぇん!そしたら他の修行なんてやってるひまなんてないでちゅ!こんなときこそ、掃除は、そこのがきんちょ達にやらせてわたちの修行をする「ちょ〜〜っとまつでござる!!」」
『?』
いきなり響いた声に、みんなの視線が発生点に集中する。

「・・・・なんでちか?」
パピリオは自分の主張を遮られて、機嫌悪そうに、尻尾の生えた銀髪のしょうじょをにらみつける。
「だ・れ・ががきんちょでござるか!!」
どうやらシロは、がきんちょ発言にご立腹のようだ、
「大体貴様は、何者でござるか!?」
「そういうおまえはだれでちか?人の名前を聞くときは先に自分の名前を名乗るのがせんけちゅでちゅ。無礼なイヌっころでちね〜。」
「ぬが〜〜〜〜!拙者は狼でござる!それに無礼なのはそっちでござろう。人の子を尻尾付きだの、がきんちょだの!大体、がきんちょなのはお主のほうでござる!その、でちゅでちゅ言葉がいい証拠でござる!」
「なんでちゅって〜〜〜〜〜〜〜!」
「本当のことでござろ〜〜〜が!」
「これは、個性的はなしかたなんでちゅ!おまえこそ、ござるござるなんて話し方、時代遅れにもほどがあるでちゅ!」
「なっ!拙者は武士でござる!武士は語尾に『ござる』をつけるんでござる!」(本当か?)
「ちょっと馬鹿犬!静かにしてよ話が進まないじゃない!」
「うるさい!!このロリコン狐!!」
「なんですって〜〜〜〜〜〜!!(激怒)」
「それに拙者は狼でござる!」
「真友君は、兄弟みたいなものよ!勝手に変な目で見ないでくれない!!」


言い合う三人をしりめに、小竜姫達は、淡々と話を進めている。
「ええと、オキヌちゃんはヒーリングを強くしたいんでしたよね。」
どうやら小竜姫は無視をきめこむようだ。
「は、はいそうなんです。」
「何故そのようなことを?」
「そ、それはその、・・・・・・・私、みんなの役に少しで立ちたいんです!」
美神は、落ち着いた様子で言う。
「オキヌちゃんは、もう十分に役に立ってるわよ。それじゃだめなの?」
何度も聞いたその言葉に、おキヌは俯きながら答える。
「・・私は、前衛に出られないから、みんなの盾になって上げられないから、それな少しでも・・少しでも、後衛でサポートしてあげられたらって。戦ってできた傷を、治して上げられたらって。考えて。」
そして顔を上げ、決心した目で語る。
「だから、自分ができることを、最大限まで生かすことができるようになりたいんです。私の力が足りないために、大切な人守ってあげられないのは、癒してあげられないのはいやなんです。」
その言葉と、おキヌの真っ直ぐな目を見て、黙って聞いていた小竜姫は、会心の答えを聞いたと言わんばかりの顔で、
「それじゃ、精一杯がんばらないとね。」
おキヌは、笑顔で頷く。
「はい!」
そんなおキヌを、満足げに見ていた美神は、
「それじゃ、がんばってね!わたしはかえるから。」
「え?美神さんは、修行しに来たんじゃないんですか?」
と、小竜姫は意外そうにたずねる。
そんな小竜姫に、美神はため息を吐きながら言う。
「あのね小竜姫様、私までここにいたら、事務所は誰が経営するよ?修行じゃお金は入ってこないんだから。」


そういって、美神は帰っていった。

小竜姫は、それを見届けた後、いまだ言い争っている三人の方に振り返り、大きく息を吸った。
『あなた達いい加減にしなさい!!!!!!!!!』
ビクッ!!
山全体に響き渡るほどの大音量に、三人は思わずすくみあがった。
「シロちゃんもタマモちゃんもパピリオも、ちゃんとあわせて、修行をおこないますから!ったくも〜子供といわれて怒るのはまだまだ子供の証拠ですよ。」
二人は、しぶしぶその言葉にうなだれた。が
残りの一人=パピリオは、ボソッと、
「小竜姫ちゃまも、体は子供くちぇに。」
瞬間辺りは、黒いオーラに覆われた。
パピリオはおそるおそる小竜姫のほうを見ると、
「ひっっっ!!!」
その瞬間、凍りついた。
小竜姫は、優しい笑顔を浮かべていた
「パピリオ(ニコッ)ちょっといらっしゃい。」
「ご、ご、ごめん、なちゃい、で、ちゅ」
パピリオは、後ずさりながら言うが、
「(ニ〜〜ッコリ)いらっしゃい」








【しばらくおまちください】










「それじゃ、始めましょうか。」
『ハイ(でござる)(でちゅ)』
無事か、パピリオ!
小竜姫は、修行内容を説明する。
「まず、タマモちゃんだけど、(ゴソゴソ)これからにげてもらいます。」
「・・・・・・・・・・なにこれ?」
小竜姫が取り出したのは、30センチくらいのにんぎょうだった。
「<はいぷぁ〜見鬼くん(自動追尾型)>です!」
「これから逃げるなんて簡単じゃないの?」
「かなりの速度で動けるようになってますので大丈夫です。」
まだ不満げなタマモに、小竜姫は、修行内容を説明する。
「あなたには、動きを読むことと、幻術の訓練をしてもらいます。失礼ですけどタマモちゃんの幻術は、霊感のある程度ある人位なら効きますけど、神族・魔族にもなると、気配なんかで見分けがついたりするんです。だから、この見鬼くんの、動きをよく読み、絶妙のタイミングで見鬼くんが感知できないような幻術をつかってにげてもらいます。時間は初めは1時間くらいですね。」
「・・・なるほどね。」
タマモは、挑戦的な目で見鬼くんをみる。
得意の幻術が見分けやすいといわれたのだ。

絶対に攻略してみせる。何時間でも逃げきってやる。
と、気合を入れる。

「次にオキヌちゃんですが、あなたは後で修行部屋で説明します。」
「判りました。」
小竜姫は、最後にシロとパピリオを見る。
「二人には、おんなじ修行をしてもらいます。」
「「え〜〜〜〜」」
二人は不満そうだ、さっきまで喧嘩していたのだ、無理もない。
だが、小竜姫は変わらない様子で・・・いや、何かを企んだような目で、口を開く。
「どっちが、うまくできるかしらね〜。」
「拙者でござる!」「わたちでちゅ!」
二人同時に叫ぶ、そして同時ににらみ合い。
「子供なんかに負けないでござる!」「イヌっころなんかに負けないでちゅ!」
そしてさらににらみあう。
「まぁまぁ、それじゃ、二人ともこれを着てくれる?」



「これはなんでちか?」
「かなり重いのでござるが」
渡されたものを着た二人が尋ねる。
そんな二人を見て小竜姫は得意そうに話す。
「それはね、竜の鱗を模して作ったもので、重さが40キロあるの。」(か、亀仙人の甲羅!)
「なるほど、これを着て戦うのでござるな?」
「あなたたちがやるのはこれ」
とふたりに、道具が渡される。
「こ、これは」
「まちゃか」
「敷地全部やること。」
『そんなあああああああああああああああああああああああああああああああああ』
「サボると、お仕置きですから(ニヤソ)」






二人が渡されたのは、掃除道具だった。






(そのころ美神は)
右「わしらは、門番ではないのか、最近ワシらが戦った描写があったか?!」
左「そうじゃ!そうじゃ!だいたいワシらは、修行者達をふるいにかけて、資格があるかどうかを見極めるためにいるのだ!」
右「それを、毎回毎回小竜姫様は、それをする前に自分で開けなさる!」
左「望みを捨てようにも、捨てずらいわ!おぬしもそうおもうであろ?」
美「そ、そうよね(早く帰りたいんだけどな〜。でもなんか目が血走ってるし〜)」

鬼門につかまり愚痴を聞かされていた。

つづく!
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どうも、まさのりんでっす!
よんでくださってありがとうございます。
今回もうちょっと書きたかったのですが。
・・レポートがレポートがレポートがああああああああああああああ
というわけで、明日提出したら直ぐ書こうかなとかんがえてます。
kitchensinkさん・ JIANGさん・ KAZ23さん・ リュートさん・←見つかった@黒犬さん・えび団子さん感想ありがとうございます。え〜と某Yさんに関しては、おそらく次回もしくは次々回になると思われますので、書けたときまた読んでやってください。

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