ザ・グレート・展開予測ショー

内緒♪の昼下がり


投稿者名:えび団子
投稿日時:(03/ 2/ 1)

こんにちは、人工幽霊一号でございます。
この度、誠に勝手ながらストーリーテラーを勤まらせて頂きます・・・
なにゆえに私がお話させて頂くかと言うとこれから話すことは全て内緒♪だからなのです。誰も知らない所で各キャラが繰り広げるオムニバスを一人ずつ紹介していきましょう・・・。

―――――ガチャッ―――――

おや?一人目のお客さんが来たようですね。では、ごゆっくりと御観賞していってくださいまし。






「さて・・・と、皆行きましたね!」


どうやらシロにタマモは超感覚を買われて事件の捜査に指名されたらしく美神は保護者としてついて行ったみたいだ。残った少女は一人になる機会を待ち望んでいたらしく、せかせかと用事を済ませる。まずは事務所の掃除から始まって皆の衣類の洗濯、そして今日も来たるべき夕食の調達(シロが来てから爆発的に食費がかさむ様になったらしい)、依頼の事務的整理などの一般的な家事を完璧にこなす彼女。

「ふぅ、やっと終わりました・・・」

流石の彼女もこれだけの用事を済ませた後では息抜きをしないとやり切れない。
湯飲みにコポコポとお茶を注ぎゆっくりと啜る。静かな空間にしっとりと流れる時間・・・動いているのは時計の針とお茶の湯気のみ。

刻限は――――――昼下がり・・・

「行きますか!♪」

彼女は湯飲みを洗うとエプロン姿から随分おめかししたらしく正統派ヒロインならではの愛おしさを漂わせていた・・・最近の少女にはない気質だ。ただ、この姿を見ることができたのが他ならぬ私だけだったのが惜しいのです。是非是非、皆さんにも見せて差し上げたかった!!

「やっぱり、ちょっと派手かな?」

全然OKなのですが・・・そこは彼女の性格上しょうがない。

「こんな感じでいいですねっ♪」

又、最初着ていた服に戻った彼女。――――まあ、結局いつものまんまが一番!

服が決まったら何を作ろうかと試行錯誤。

――――カレーがいいかな?何がいいかな・・・?

何でも作れちゃう彼女にとって悩みの種はこれだ!バリエーションが豊富なだけに選抜に苦労する。





刻々と時間が過ぎる。そして・・・

「これにしましょう!」

遂に答えが出た!急いで支度をして玄関を出る彼女、ここで説明をしておくが美神は冷蔵庫の中身が多少変わってても全く気づかないのである!何故なら料理や管理は一切携わっていないからであり、これ全て彼女が担当している。

玄関を出た彼女が息を白くしながら駅に向かって走っている。もう幽霊じゃないんだ、と自覚さしてくれる・・・

「待っててください・・・・・・さん♪」

その部分はよく聞こえなかったけど誰かは見当がついていた。




〜〜〜〜それから2時間半後彼女が帰ってきた〜〜〜〜〜

美神たちはまだ帰ってきていなかった。刻限は16時半――――

「ふぅ、遅くなってしまいました・・・」

外はすっかり真っ暗でした。この頃日が落ちるのが早くなってきました・・・

「何処に行ってらしたのですか?」

さりげなく・・・分かっていたけど聞いてみました。私って性格悪いですか?

「えっ・・・と、その・・・」

赤面する彼女。

「言わなくてもいいですよ、黙ってますから♪」

―――――内緒♪ってことにしときますから・・・

「ありがとうございます!人工幽霊一号さん♪」

「はい――――――!」

それからすぐに夕食の準備に取り掛かった彼女。いつもより多めに作っているようで、何やら機嫌が良いのか鼻歌交じりであった。











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