ザ・グレート・展開予測ショー

異邦者


投稿者名:相良
投稿日時:(03/ 1/31)

…地球外の惑星…

?「でっ、首尾の方はどうだ?」

玉座に座った一人の女性が一人の男に話しかける

?「先刻工作員を送り込みました。」
?「ほほう…で作戦は?」
?「まず、人間界で、神魔と繋がりがありそして、実力を持って居る人間にゲルムを寄生させ、我々の仲間にするという寸法です。」

そして、薄暗い部屋に、押し殺した笑いが、広がった。

一方地球-美神事務所-

美神「よ〜こ〜し〜ま〜っ!!!」
横島「ひぃぃぃぃっ!!!堪忍や〜しかたなかったんや〜っ!!」
美神「うるさぁーーーいっ!!!」
横島「ぎやぁぁぁぁっ!!!」

いつもどおり横島の悲鳴が轟いた。

近所の爺さん「はぁ〜…これで、聞いたのは何回目かいのぅ?」
近所の婆さん「さぁ〜…爺さんお茶が美味しいですね。」
爺さん「ほんとじゃの〜。」

近所に住んでいる老夫婦がこんな事を話していたりする。
そして、恒例『血の惨劇』が終わった事務所は…

タマモ「…ヨコシマ…あんたも懲りないわね…」
横島「ふっふっふっ…俺は、まだぁ!!諦めんぞーーー!!美神さんを俺の…ごふぅ!」

横島が、又何か言う前に、美神の肘が、横島の首筋に入った。

美神「黙れ。たくっ!!こんな忙しいときにぃぃぃ!!!!」
おキヌ「ああっ!!美神さんやりすぎですよぉーー!!」

美神は、完全に伸びた横島にさらに攻撃を加えようとしたが、おキヌの静止によって、留まった。

タマモ「…ヨコシマって、救いようの無い馬鹿ね…」

数分後…横島は、完全復活を遂げていた。

美神「…やった本人が言うのもなんだけど…」
横島「なんですか?」
美神「あんた…怪我もう治ったの?」
横島「文珠使ったんっすよ。文珠。」
美神「下らん事に使うな!!」
横島「いでっ!って、使わせるような状況に追い込んだのは美神さんでしょーが!」
美神「何ですって〜!!!もう一度言ってみなさいよ!!!」
横島「ひ〜っ!!!お助け〜!!」

いつもどおりのことをやっている二人を遠くから見つめる傍観者たちの話。

タマモ「ヨコシマって、火に油注いでるけど…あれってわざと?」
おキヌ「そうなんじゃないかな…あれは美神さんとのスキンシップだろうから。」
タマモ「ふ〜ん…」

そして美神が、気分転換にドライブに出かけた少し後。

横島「ふ〜っ…何するかな?これから。」

横島が、窓の外を見ながら言う。

タマモ「散歩でも行ってくれば?」

ソファーに寝転がって、雑誌を読みながら相槌を打つタマモ。

横島「とは言っても今日は、シロが里帰りしてて、居ないしなぁー。」
タマモ「別に、馬鹿犬とじゃなくて、一人で行けば?」
横島「・・・」
タマモ「・・・」

少し気まずい空気が流れる。

横島「タマモ…前から聞いておきたかったんだが…」
タマモ「何?」
横島「そんなに俺のことが嫌いか?」
タマモ「確かに好きか?聞かれると絶対に肯定はしないわね。」
横島「はぁー…やっぱりなぁー。」
タマモ「でも…」
横島「何だ?」

又少し…
少しだけ、静寂が来る

タマモ「嫌いではないかな?」

悪戯っぽく笑いながら言うタマモに、横島は、あっけに取られた。

おキヌ「横島さんにタマモちゃん。お昼が出来ましたよー?」
横島「っと…飯が出来たみたいだぞ?」
タマモ「言われなくても分かってる。」
横島「…なんだかなぁ〜。」

横島は、おキヌのほうに駆け寄っていくタマモの後姿を見ながらそう小声で呟いた

じきに日が落ち始め美神が帰ってきた。

美神「ただいまー。」
おキヌ「美神さんお帰りなさい。晩御飯がもう少しで、出来るので待ってて下さい。」

一方…少し暗くなりかけた公園にて…

?「ここが、地球…美しいわ…まずは、有名な横島 忠夫に面識を作るべきね。」

常人が見れば、何時現れたか、分からなかっただろう…
そこに現れたのは、16・17くらいの少女で、
何処かに、影を背負っているような雰囲気をしている。

?「まずは、めんどくさい書類からか…はぁ侵略も大変よね。」

大きなため息をついて、歩き出す。

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相良です。
どうもはじめまして。
このたびは、この駄文をお読みいただき真にありがとうございます。
出来れば、コメントなどもいただけるとなお嬉しいです。
ではまた。

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