伝説の男「ヨコシマン」参上!!!!(NO、3)
投稿者名:えび団子
投稿日時:(03/ 1/28)
上空から急降下してくる得体の知れない物体に一番最初に気が付いたのは「超感覚」を持つシロとタマモである。
______!!?______!!?_______
「何か来るでござるよ!!」
危険を告げるシロ。
「一体どうしたの!?私には何も感じないけど・・・」
「人間では分からないかもしれないわ、ごく僅かな霊波だから・・・私もすぐには気が付かなかったんですもの!」
「さすがは超感覚やなあ〜」
感心している横島。
「横島っ!危ない・・・!!」
「へっ・・・?」
タマモの一声と同時に、美神除霊事務所の天井からもの凄い速さで何かが
落ちてきたのを横島は覚えている。天井に大穴が開いているのが見えた、美神さんが駆け寄って来る、顔に往復ビンタをもらう、おキヌちゃんも傍にきてヒーリング
を行ってくれているらしくシロはシロで狼の習性でか傷口を舐めている。タマモ
は冷静に状況を分析しているのかじっとして動かない、が慌てているのが表情
を見たら一目瞭然だ。
「横島くんっ!横島!!」
_____あいつがこんな事で死ぬわけないわ!きっと・・・________
「横島さん!!目を開けてください横島さん!!」
_____大丈夫ですよね!?またいつもの調子で元気になりますよね!!___
「先生!死んではならんでござるよっ・・先生がいなければ拙者は、拙者は・・・」
_____まだ、お教えして貰うことが残っているでござろう!?______
「・・・・・・横島」
_____あんたがいなくなると困るんだから・・・_______
__________!!?___________
「人工幽霊一号!さっきの瞬間をスローで見せて!!」
真っ先に気が付いたのは美神である。天井に穴が開いているのに対して
床には何の傷さえも残っていない事、それともう一つ横島に何の外傷も
なく、ただ息が止まっているだけの事から物的なにかではなく霊的なにか
の可能性が高いと言うことに。
「やっぱり!!」
「何か分かったんでござるか!?美神殿!」
「韋駄天ね!おそらく・・」
「韋駄天って・・・あの時の、ですか!?」
「えっ、何なの!?」
シロとタマモは知らないかもしれないが、韋駄天とは天界の宅配便さんの
ようなもので仏教の神の一種で足の速さで有名。以前、仏道の道を踏み外した
韋駄天九兵衛を捕まえるためと横島を救う為に(美神にコキ使われる為?)
韋駄天八兵衛が横島に憑依したというエピソード。
「・・・・って言うことなの!分かった?シロ、タマモ!」
「分かったような、分からんような・・・でござるかな!?」
難しいことは苦手なシロである。
「話は大体分かったけど、どうしてその韋駄天が人間界にいるの!?」
「さあ、そこまでは分からないけどまた厄介なことになりそうね!」
______今はともかく横島くんが目覚めてくれないと話が始まらないわ。
話がまとまりかけてきた頃、中にいる皆が気が付いた。これまで感じた
ことのない霊圧・・・霊力では小竜姫にも劣らない程の、無意識に
皆の緊張感が高まる。
「近いわよっ!!」
______来るなら来なさい!!_______
シロもタマモもおキヌちゃんも戦闘体勢にはいっている。
それぞれ単体としての霊力が高い分並たいていの敵なら一部の
死角もない・・・そう普通の敵なら。
_______!!!!__________
皆が悟った、この異常な霊圧の発信源を・・・
「よ、横島(くん)(さん)(先生)!!」
「あれ、皆どうしたの!?」
どこまでも不死身な横島、彼の身に何があったのだろうか!?
まあ、それは置いといて・・・しばらくは・・・
「先生〜〜〜っ!!」
「う、うわっ!?何だよシロ!!」
抱きつくシロ。いつも以上に大げさに
「拙者は信じていたでござるよ〜!」
「横島さん!!」
「おキヌちゃん・・・悪かったね心配かけちゃって!」
_______いいんです!無事なら・・・__________
「・・・・・・・・」
無言なタマモだがそれでも安堵の表情を浮かべている。
「横島くん・・・あんた!まさか・・・」
「美神さん・・・ごはっ!!」
「どこを見てんのよ!」
美神のスカートの中を覗こうと思った横島・・・ミニスカだからと言って
も怖いもの知らずな男である。
「い、いや〜気絶してたもんだから焦点があってるかな〜と思いまして・・・」
________ドクンッ!!___________
「・・・・・・・・」
「どうしたの横島くん!?そんなに強く殴ってないわよ!?あっ・・・!」
横島の胸にエイトの文字が刻まれていく・・・そして
「九兵衛はまだ死んではおらぬ!!」
「横島くん、また・・・憑りつかれたのね。ほとほと物の怪と縁がある奴・・・」
今までの
コメント:
- あああ、今回短いような気がする。風邪が治ったばっかりで・・・
あと、コメントをお書きになってくれた方、誠にありがとうございます。 (えび団子)
- 本当に横島クンは物の怪に縁の深い人ですね(笑)。死に掛けていた横島クンを気遣う事務所のメンバーの様子にそれぞれの個性が表れている点が良かったと思います。何とか一命を取り留めた横島クンですが、どうやらまたしても厄介事に関わることになりそうですね。果たして今回は八兵衛と共にどんな事件を解決しなければいけないのでしょう? 次回も楽しみにしております♪(ちなみに「__」ではなく「――」を出す際にはまず「ー」(平仮名のほが書いてあるキーです)をタイプして変換すれば出来ます。多分(笑←私も余り詳しくないので) (kitchensink)
- (kitchensinkさん)手ほどきありがとうございます。試してみま〜す♪
―――――私って機械オンチ!? (えび団子)
- 私も初め、―――の出し方が分かりませんでした。―――仲間ですっ!!
キャラクターが動いてるなぁ、と感じました、冷静な態度の割に、表情は慌てているというタマモに何となく、いいなぁ、と。上手く言葉も出ませんや・・・。
ミニスカートの中を覗こうとする横島君の生き方に哀愁を感じます(どこがだ)。九兵衛生きとりましたか・・・。いよいよヨコシマン登場でしょうか・・・?その前に、ただ働きされそうな予感・・・ (veld)
- 仲間ですかあああ!(びっくり)コメントありがとうございます!(veldさん)タマモのギャップは色々と思考錯誤してみましたから・・・いやいや恐縮です。 (えび団子)
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