ザ・グレート・展開予測ショー

伝説の男「ヨコシマン」参上!!!!(NO、2)


投稿者名:えび団子
投稿日時:(03/ 1/26)

「くそっ、しつこい連中だ・・・手負いでなければ、こやつら下等な悪霊など一撃で粉砕できるものの・・・」

「はははっ!逃げても無駄だぞ八兵衛!!貴様はもう虫の息、今ここで消滅さしてやるわ!」

そう言って無数の悪霊たちの総指揮をとっているのは髪の長い四つ目で耳が尖っていて角が生えている鬼の様な妖怪である。

「おのれ、九兵衛!私もここまでか・・・んっ!?」

______あ、あれは!!________

何と八兵衛の眼前にはオカルトGメン特殊ヘリが待ち構えていた。しかもかなりの数であり全てのヘリに魔法兵器が塔載されておりパピリオとベスパの協力によりその威力は断末魔砲には及ばないもののかなりの威力が期待されていた。

「そこの四つ目の貴様!霊の悪用及び乱用の罪で逮捕する!!」

「ぬ、危険だ!人間たちでは九兵衛は倒せぬ!!巻き添えを喰らうぞっ!逃げるのだ・・・」

そんな八兵衛の願いも虚しくオカルトGメンの特殊ヘリは霊射砲の発射準備
を始めていた。

「ふっ、下劣な人間共か!ちょうどいい我が直々に制裁を加えてやるわ!!いくぞっ我が最速の拳「超加速」」

「仕方あるまい、この命ここで燃え尽きようとも韋駄天の誇りだけは守ってみせるぞ・・・!」

その途端八兵衛も最後のありったけの霊力を駆使して超加速状態に
突入するが霊力の弱った体では到底歯が立たなかった。

「死ねええぇぇーーー!人間共おぉおおぉぉ!!!」

       バキィイイィ!!!!

「くっ、九兵衛め!!」

暫時、歪んだような空間になり、これも超加速を使用後には必ず現れる
ものなのである。何故なら超加速とは天才だけが学ぶことのできる極意
であり達人レベルの霊力を必要とするそれだけあってそのスピードは現代
では考えられない程のものになり時空に影響をきたすのだ。

「西条副司令官!霊射砲エネルギー充電機の機能が停止いたしました!!」

_______なっ・・・!?_______

「なんて速さだ!高性能霊波レーダーにも反応がなかったぞ!奴は何者だ!?」

今まで相手にもしたことのないタイプの敵に戸惑う西条。

「これで終わりだ人間ども!!」

「そうはさせるものか!」

一呼吸遅れて到着したのは八兵衛であった。そのまま九兵衛の両腕を掴む八兵衛
だがその眼差しはある種の決意の様なものがあった。これ以上韋駄天の不祥事
は増やしてはならない!それが八兵衛の肉体を、悪霊から責め続けられても支え
続ける唯一の思いだった。

「おのれ、八兵衛・・・貴様何を考えておる!?ま、まさか!!」

「九兵衛、仏の道を踏み外した、うぬを生かしておいた私が愚かだったのだ。やはりあの時殺しておかねばならなかったのかもしれぬな・・・」

急に八兵衛の体から眩いばかりの光が漏れ出てくる。

________自爆!?_________

「貴様、愚かだ!仏の飼い犬になってのうのうと生きているのがそんなに楽しいのか!?修羅の道を歩み俺は神をも越える鬼になってみせよう!」

「・・・哀れな、九兵衛!韋駄天は鬼にはなれぬ!!韋駄天の宿命は仏の飼い犬になることではなかろうぞ!」

次の瞬間、爆音と共に首都上空で大爆発が起きた!そして韋駄天八兵衛の姿は
忽然と姿をなくしていた、それは九兵衛も同じく。

「くっ、あれは韋駄天か!しかし何があったんだ!?韋駄天たちも大量の悪霊たちも姿をなくして、おそらくさっきの爆発で吹き飛んだんだろう・・・レーダーにも相変わらず反応はないし、あれだけの霊力だ無事ではあるまい」(西条)


〜〜〜〜〜〜〜美神除霊事務所〜〜〜〜〜〜〜

「あら・・・?霊波が消えたわ!」

「ほんとだ、さっきのピリピリした感じが全然皆無だわ・・・」

あまりに拍子抜けしたのか美神もタマモも呆気にとられて立ちすくんだ
ままである。

「ちぇっ、つまらんでござるな〜!」

残念そうなシロ

_______あああ、よかった!何か嫌な予感したんだよな〜!今回は何もなさ       そうだし!

「あ、あのお茶でもどうですか!?せっかくですし・・・」

皆にお茶を配るおキヌちゃん。またいつもどうりの日常が戻ってきた・・・かに
見えたが!

「あ〜あ、せっかく何かビッグな仕事の匂いがしたのに・・・」

______この女は・・・仕事となりゃあ月まで行くからな・・・

その頃、美神除霊事務所の50メートル上空では何やら
厄介なものが急降下していたのである。そして次の瞬間
から横島の伝説が本格的に幕をあげるのであった・・・!
ただ横島がそれによって得を得たかどうかは希薄なものである。



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