ザ・グレート・展開予測ショー

楽しいすごろく?(終)


投稿者名:3A
投稿日時:(03/ 1/26)

「は〜もう1500歳越しなのに…ひどいな〜」
サンは小さく呟いた。小竜姫に限らすその他にも蹴られたり殴られたりした。
「え〜とまあ…一位になった小竜姫さん。あなたに商品があります。」
サンはまたサイコロをだした。そしてなにか書かれている。
「これを投げてくださいね。」
「あ…はい…」
小竜姫は軽く投げた。
「………『爆弾』って書いてますね…」
『え!?』
その場にいた全員が固まった。
「しょうがないな〜爆弾だすか…」
サンはやれやれと言いたそうな顔で袋から黒く縄が付いているものをだした。
『出すなー!!』
「後三分後ですね。」
爆弾はバレーボールぐらいの大きさで後三分と書かれていた。
「それじゃあ…私は寝るので…一時間ぐらいしたら起こしてくださいね。」
サンは爆弾を小竜姫に投げ布団(爆弾と一緒にだした)の中にもぐりこんだ。
「こら―――!?もう爆発するじゃねえか!?」
横島は布団からサンをだした。
「…あ〜なにするんですか…せっかく寝ようと思ったのに…」
サンは目をこすりながら言った。
「お前バカだろ――――!?」
「まあまあ…落ち着いて…」
「落ち着いてられるか―――!!」
爆弾に書かれている文字は無常にも後一分半となっていた。
小竜姫は爆弾をパピリオへパスしパピリオはシロへ…それが何度か繰り返していた。
そして後十秒前…
「うわあああ…もうだめだ――!?」
横島たちは完全にパニくっていた。
そして文字が三、二、一…
ピカっと凄まじい光が…

「ああ…俺は…生きてるのか…?」
横島は真っ黒になっていた。そして小竜姫たちもボロボロだった。
「横島さん!?大丈夫ですか?」
「あ…おキヌちゃん…」
辺りを見回すとゲームをしていた部屋にいた。
そして小竜姫たちもいる。気絶してるが…
「一週間もなにしてたのよ?」
美神は呆れたように言った。
「え…?一週間………」
『姫!大丈夫ですか?』
鬼門たちもいた。
「み、美神さん…それじゃ、寿司やケーキは………」
「…食べちゃったわよ。」
横島は固まった。
「あ〜お茶がおいしいなあ〜」
サンはお茶をのほほんとしていた。
「このヤロー!!俺の寿司を返せ!ケーキを返せ!」
横島はサンの首を絞めながら言った。
「………く…苦しいですって…」
その時サンのメガネが落ちてパリ―ンと音がした。
「…あ!?…あなたはあの〜もしかして…作家だったサン…さんですか?」
小竜姫が驚いいながら言った。
「え?あ…はい…そうですけど…」
サンは顔が青かった。
「小竜姫さま、こいつ知ってる人ですか?」
「ええ…私が生まれる前から神界で有名な作家でして…たしか20年ぐらい前に突然行方不明になったって聞いてます。」
「え!?」
その場にいたメンバー全員が驚いた。人間にしか見えない。
「…いや〜お陰でまた書けそうです。いろいろなネタを手に入れましたし…」
サンはそう言うと何枚かの写真をポケットからだした。
「あなたたちのお陰ですよ。どう………」
サンはその時すごい霊力を感じた。派手な女性から、大人しそうな女性から、尻尾の生えた女の子から、角の生えた女性から…
「よ〜こ〜し〜ま〜」
「横島さん…」
「せ〜ん〜せ〜い」
「………」
「え!?な…なんでそんなもんが…」
横島は汗だくだくになっていった。
そして赤くなっているタマモとパピリオ。
「…こ、これはその…誤解でして…」
『問答無用!!』
鬼門とサンは思わず視線をそらした。あまりにも残酷すぎる。
「う〜む…どこが悪かったのかな…?」
サンは写真をジーっと見ながら言った。
その写真にはタマモを抱きしめている横島とウエディングドレスを着たパピリオと横島が口を重ねていた。
「はて?ただの結婚式ごっこなのに…?」
「ポチには責任とってもらうでちゅ。」
パピリオは小さく呟いた。タマモはまだ赤い。
美神たちにとって新たなライバルたちが出現した?

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