イエロー・サブマリン(中編)
投稿者名:フジサワ
投稿日時:(99/ 7/28)
<オープニング>
ナレーター 「冒頭から説明しなくてはならない。GSチームのメンバー、美神、
横島、おキヌ、ピート、雪の女王・・・もとい、雪之丈、ドクターカオス、
マリア-666、六道冥子、小笠原エミ、タイガー、西条、魔鈴、は既に
搭乗していたのだ。そして、このイエローサブマリンを操縦して目的地
へ誘導する彼らの正体と、その目的がついにあかされようとしていた。」
流離野MASA 「というわけで、ふはははははっ。
ある時はアニメの作詞作曲家、またある時は苦悩の舞台演出家・
またあるときは、カラオケルームのバイトボーイ、しかしてその実態は、
タイムボカンオリジナルCD用ヒーロー・絶唱カラオケマンだっ。」
影津野MAI 「そして、MASAの恋人こと絶唱カラオケマン2号よっ!
詳しくは、「タイムボカンカラオケ博覧会」(現在廃盤)を参照してね。
では、CDオン!」
<SCENE1・コックピット内部>
ピート 「ところで、唐巣先生は、ちょっと用事が有るそうなのでこれそうもないのですが。」
影津野MAI 「やっぱりね・・・あいつらのせいだわ。」
美神令子 「やっぱりって、どういうことなの。」
流離野MASA 「うん、実はね、ヤットデタマンと唐巣の声がどうも同じ波長なんだ。だから、
その声を担当してた曽我部和恭氏自身が殺されてしまったんだ。」
横島忠夫 「声優を勝手に殺すな!・・・ってことは、もしかして、あなたはまさか、山本正之様?」
流離野MASA 「そうだよ、それにしてもあの時はよくも言ってくれたな、横島君。おかげで
『燃えよドラゴンズ’99』の売れ行きがかなり低迷じゃないか。」
小笠原エミ 「そうよ。この御方はね、『燃えドラ』シリーズの大コンポーザー、つまり著作権
者でもあるワケ。侮辱した罪、きちんと請求させてもらうワケ。」
横島忠夫 「今はそんなこといってる場合じゃ・・・っ!?」
おキヌ 「まあまあ、いいじゃないですか。」
ナレーター 「そう、彼ら、流離野MASA と 影津野MAIの正体は何と、あのタイムボカン
新シリーズが99年10月ごろに復活する予定だとかで、この際にスポンサー
を再度、小学館へ依頼に来た山本正之氏と、その恋人であったのだ。」
雪之丈 「それより、その相手ってのを聞かせてもらおうじゃないか。」
影津野MAI 「MASAにむかってなんて口の聞き方すんのよっ!」
SE : 横島と雪之丈に張り手が飛ぶ
横島忠夫 「何でおれまでっ…?」
影津野MAI 「前回、口付けしようとしたでしょっ!」
ナゲキブタ「アー、カワイソカワイソ、ナーンデコノ世二生マレタノ」
SE : ナゲキブタ
流離野MASA 「ああ、それじゃあ相手を教えよう。
相手は、インフィニトゥー、もはや我々タツノコワールドの手には
負えないほどの三悪達なんだ。私とMAIの二人だけは間一髪、タ
イムトンネルをイエローサブマリンで強引にこじ開けた際の亜空間
と時空間の作用で、たまたまあの妙神山へたどりついたんだ。で、
その私達の世界へ来てほしいんだ。君たちの非常識的な力なら
おそらくわたりあえると思ったから。」
美神令子&小笠原エミ 「誰が非常識よっ。」
西条輝彦 「まあ、令子ちゃん。君だってお金がもらえればいいんだろ。・・・で、そ
れはどこの時代なんだい?」
影津野MAI 「この地球で言うと・・・ちょうど、中世ヨーロッパあたりだわ。たしか、
インフィニトゥーの黒幕っていわれてるのが、ローゼンクロイツだとか
噂が有るんだけど、ホントかどうかは…」
ドクターカオス 「はて、ローゼンクロイツ?何処かで聞いたような…」
美神令子 「カオス、知ってるの?」
ドクターカオス 「知ってるも何も…ワシの若き頃にヌル退治した時に聞いたような。」
美神令子 「もしかしたら、魔女裁判で生き残ったやつかもしれないわね。」
横島忠夫 「語呂も、ノスフェラトゥーと似てますしね。」
ナレーター 「もう少しで、一本の線につながりそうなのだが、つながらない。こんな
状況におちいっていたのだが、そろそろ目的地に着くサイレンが鳴り始めた。」
SE : 着陸サイレン
六道冥子 「あら〜〜〜、何が起こるの〜〜〜。」
雪之丈 「くっくっ…やっと戦えるぞ…。」
タイガー 「やっと出番が回ってくるケンノー。」
魔鈴 「魔法なら御任せよ。ねえ、MAI。」
<SCENE2・未知の大地>
SE : 着陸音
ナレーター 「誰もがドキドキしながら、着陸を待っていた。しかし、着陸したそこは…」
横島忠夫 「な…、なんだここは。」
おキヌ 「耳が…キーンとして…。」
雪之丈 「あまりに静かすぎる…、もしかして、みんな倒されたのか?」
影津野MAI 「どうやら、遅すぎたようです。シリーズ中最強を誇っていた、
イタダキマンがこうもあっさり倒されるなんて…!」
西条輝彦 「おい、あれ、もしかして、アシュタロス…?」
ナレーター 「だれもが、西条の言葉に耳を伺った。まさか、アシュタロスが
こんな所にいるわけがない。だが…。」
ルシオラ 「うふふふふ…っ、ヨコシマーッ!」
横島忠夫 「ル、ルシオラ?どうして、ルシオラがここに?」
ルシオラ 「もちろん、あなたに逢・う・た・め、ふっ…」
SE : 横島の耳に息を葺きかける
横島忠夫 「ちょ、ちょっとルシオラ。やめて…ああっ、耳に息が、肩に胸元が…」
美神令子 「ちょっと、横島ぁ!!何いちゃいちゃしてんのよっ!」
ルシオラ 「いいじゃない。久しぶりに逢ったんだし。」
おキヌ 「よ、横島さん。なんか変だと思わないんですか?」
西条輝彦 「いいじゃないか。横島君が令子ちゃん以外とくっついているんなら。」
おキヌ 「そうじゃなくて。」
ピート 「いや、十分あり得るんじゃないですか?だって、ここは地球外の架空世界
なんでしょ?」
ナレーター 「誰もが不思議に思っていた。だが、ここにある人物がいるのを忘れてないか?」
タイガー 「幻惑精神感応ー!」
SE : 幻惑精神感応で術が解ける
フラウア 「はっ、しまった!まさかこの術を解けるものがいるとは。」
横島忠夫 「あーっ!ルシオラじゃないーーーーーーっ?」
魔鈴 「やっぱりね。」
小笠原エミ 「私の十八番を使うなんてなんて奴っ。タイガー!一分ほど時間を稼いで。」
ヤマットー 「ほう、こいつらを雇ってくるとはすごいな、MAI」
フィニッドゥー 「ならば、さっさと龍神王メカ・バハムートに搭乗するネン。」
SE : 搭乗する
小笠原エミ 「逃がさないわよ。霊体撃滅波っ!!」
SE : 霊体撃滅波をくいとめる
小笠原エミ 「く、食い止めた?」
美神令子 「当たり前じゃない。霊体じゃなくて架空界の人間なんだから。
あんたは妖術ではしっこでちんまりやりなさいよっ!」
小笠原エミ 「妖術とは何よっ!端っこでやってればいいのはオタクよっ!」
美神令子 「やかましいっ!呼ばれてるのはあたしなのよっ、あんた達は
オマケなんだから黙ってなさいよ。」
ピート 「ここへ来てまで止めて下さいよっ。今は力をあわせるときでしょう。」
六道冥子 「そうです〜〜〜。」
SE : 走って逃げ出す
ヤマットー 「ほら、今のうちですよフラウア様、逃げますよ。」
フラウア 「おっしゃ、モーターフル回転だよ。早くアジトへ戻るんだよ。」
西条輝彦 「あっ、逃げるぞ!追うんだ!」
横島忠夫 「よーし、スペシャルサンダーファイヤーヨコシマ、サイキックソーサーだーっ!」
SE : サイキックソーサーを発生させ、投げつける
フィニッドゥー 「ねね、フラウア様。何か聞こえませんでっか。」
フラウア 「あれ?そういえば…。」
ヤマットー 「ああーーーーっ!何かとんでもないもの飛んで来ますよ!」
フィニッドゥー 「飛んでもいないものが飛ぶわけがないネン……」
インフィニトゥー 「あぁーーーーれぇーーーー……っ!!」
SE : 大爆発、そしてアジトの方へ飛ばされる
流離野MASA 「す、すごい人達だ。我々が勝てなかった者達を一瞬で。」
影津野MAI 「この人達選んで良かったわね。」
美神令子 「よくやったわ、横島君。」
六道冥子 「ところで〜〜〜、あの人達〜〜〜、どうなるんでしょう〜〜〜?」
<SCENE3・インフィニトゥーのアジト>
ゲキガスキー 「ばかもの!龍神王メカ・バハムートを大破して負けかえってくる
とは何事だ。しかも、着用プロテクターをボロボロにして……」
インフィニトゥー 「も、申し訳有りません。」
ゲキガスキー 「だが、タツノコワールドにそれほどの者がいたのか?」
フラウア 「いいえ、MASAとMAIの奴めが強力な助けを連れ帰って参りまして。」
ゲキガスキー 「さうか。道理で…、して、そのもの達とは…?」
ヤマットー 「はい、我々と同じ術を操り、さらに霊気を操るものでして…。」
ゲキガスキー 「そのものは、もしかしたら、このリストに載っている美神たちのこと
かも知れぬな。こいつらなら、オカルト集団が追い求めて止まぬという
我らが薔薇十字会の存在に気がついたのかも知れぬ。まあよい。
来週こいつらをしとめてもらうが、それまでに新メカを開発しておくのだ
ぞ。よいな。」
インフィニトゥー 「オキドキー」
ナレーター 「さあ、ついに姿をあらわしたインフィニトゥーとその背後につくもの。
次回、とてつもないメカで美神たちを大ピンチに陥れてしまうぞ。来週
は、ついに後編。タツノコワールドへ平和は戻るであろうか?」
SE : お知らせ
おキヌ 「なお、一部のオカルトに事実史が使われていますが、実際にあったわけ
ではなくフィクションですので、誤解しないで下さい。」
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