ザ・グレート・展開予測ショー

狐と少年の××(ペケペケ)。


投稿者名:NAVA
投稿日時:(03/ 1/20)





とある国。
とある土地。
とある時。

とある狐がおりました。
狐はとっても人が嫌い。
昔から人は狐を苛めていたのです。


ある日、狐は一人の少年に出会いました。
そして狐は少年の姉になりました。
いろいろあって、狐は人間に封印されてしまいました。
少年は狐を助けるために力を手に入れ、ついに狐を助けだします。




今回はそんな二人の後日談・・・・カナ?










あ、これは『狐と少年。』と『狐と少年の日常。』と『狐と少年と大人のお仕事。』と『狐と少年の結末』の外伝なんで、そこんところヨロシク。











―――――――― 狐と少年の××(ペケペケ)。 ――――――――










『おかえり!!お姉ちゃん!!!!!』









「ってなことがあったのよ〜♪」

ちょっと逝っちゃった表情で娘に語るは横島タマモ。
妖艶な美女とさわやかな美少女の顔を使い分ける年齢不詳の専業主婦。

フムフムと頷きながら話に聞き入っていたのは横島マナ(真那)。
ちょっとおませな10歳。


「でね?でね?私はこう言ったのよ!『忠夫?』そしたら忠夫ったら何も言わずにギュ〜って♪最初は誰だこいつ?って思ったわよ?でも良く見たら忠夫そっくりでしょ?ほら、封印中って時間の概念が無いじゃない?私にしてみたら封印された直後に、封印を解かれたのと同じ感覚だったわけよ!で、いざ目を覚ましたら優しそうな男が顔いっぱいに喜びを表して笑いかけてくるじゃない?ちょっとだけグッっと来たわけよ!ええ、そうよ!認めるわ!確かにちょっと私の好みだったのよ、ソイツは!で、見れば見るほど誰かにそっくりだしさ。そいつがお姉ちゃんなんて言うからやっと気付いたわけよ。でね?もう会えないと思ってた弟が何時の間にかあんな良い男に成長してるじゃない?そりゃぁ吃驚よ?!でもまぁ、とにかく私もその時は普通に姉として弟と抱擁したんだけど、後で空白の6年間に何があったのか聞いたらそれまた吃驚よね。忠夫が私の天敵のGSになってたんだからさ。でもそれも私を救うためだって言うじゃない?さらに言えば、それまでずっと修業付けでまともな生活をしてなかったって話を聞かされたり、小竜姫さまに稽古つけてもらってたり、終いには斉天大聖とか言う武術の達人の指導まで受けてたりするでしょ?それを聞いたら、私のためにそこまで・・・ってときめいてしまったのですよ!!この九尾の狐様が!で、その晩に二人っきりになった時に思わず抱きしめてたら、お爺ちゃんとお婆ちゃんがいつのまに後ろで見ててニヤニヤしてるでしょ?それに気付いて思わず赤くなってたら、二人して数年後には本当にうちの娘になってくれそうだね〜ってさ。それってほら?忠夫と結婚して義理の娘になっちゃえってことなのよ!そしたら忠夫の方があわてて否定するんでムカついちゃってさ。『忠夫・・・私のこと・・・嫌い?それとも好き?』って追い討ちかけちゃったのよ、お母さんは。この辺りは昔の経験上の行動って奴ね。気に入った男をモノにする手管を駆使して好きって言わせたってわけよ。ま、それがいつもと違ったのは、私自身が忠夫にマジ惚れしちゃったってこと?こうやって考えてみると、かなりひと目惚れに近いわよね〜。忠夫がそんな良い男に化けるなんて考えてもみなかったわよ〜。でね?でね?・・・・・・・・」

ちなみにこの話は、最後にタマモが横島に正式にプロポーズされるまで続くのが習慣となっている。
そしてその話を最後まで何度も聞き続けるマナモが大いに影響を受けたことは言うまでもない。

つまり、

『お父さん=良い男、お父さん=横島忠夫、つまり横島忠夫は良い男』

となる。




彼女は世間一般で言うところのファザコン、しかも重度のファザコンであることに疑いの余地はなかった。









横島マナは妖狐と人間のハーフである。
世界トップクラスのGSである父と、九尾の狐である母の遺伝を受け継いでいる。
よって、髪型は常にシックス・テール(母のコメント:9を逆さまにすれば6よね・・・謎)であり、凄まじいまでの霊力と妖力を受け継いでいる。
彼女は普段は霊力を使っているが、その出力を上げると次第に妖力に変化するといった感じである。
車で言えば、ギアチェンジという奴である。
容姿は父親の面影を色濃く継いでいるが、その端々から正体不明の色香を漂わせている。
時には10歳にして、正常な女性嗜好の成人男性すら惑わせる様は九尾の狐の娘であることを疑わせない。(ちなみに大概はコンガリ焼かれていることは言うまでもない)



そんな彼女の将来の夢は『お父さんのお嫁さんになる』ことである。



そしてそれは年頃になるまで変わることはなく、変わらぬ色香を誇る母と、何時の間にか父に弟子入りしていた人狼娘やら、何時の間にか本当の肉体を手に入れた元幽霊娘やら、欧州の魔王の異名を取る錬金術師のアンドロイドやら、守銭奴のボディコンGS女やら、その妹である自然発火能力娘などを相手に、父を巡って壮絶な戦いを繰り広げることになるのは、ここだけの話である。


ぢつは・・・



















<正式タイトル>狐と少年の娘。終わり
















・・・続かないよ?さすがに(笑

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