ザ・グレート・展開予測ショー

失われし魂…閑話(それぞれの想い)


投稿者名:黒龍
投稿日時:(03/ 1/19)

真我サイド…

俺は、爛の裏として、生まれてきた。
毎日が退屈で、たまらなかった。
このまま過ごしていくのなら、消えてしまってもいいそう思っていた。
しかし、俺も楽しみというものを見つけた…
横島との拳と拳での戦い…
横島と一緒に、馬鹿やる事…
今を見れば、俺の人生は、生き生きとしている事だろう。
しかし、あいつは、横島は、別だ…
あいつは、上っ面だけ楽しんでいる…
心の奥底では、深い悲しみを抱えている事あろう…
時々、夕日を見ては、涙を流すのを見たことがある…
なぜだかは、知らないが、おおよそのことは分かる。
タマモとシロとか言う奴に、あいつの生きてきた時のことを話してもらった。
あいつは、最初から最後まで、お人よしだ、それが話を聞けば聞くほど分かった。
あいつは、最初は、全くの無能…
それが、徐々に力をつけていって、世界屈指のGSになった。
しかし、守りたいものを守るそれが出来なかった…
最終的には、信頼していた仲間達にも、裏切られた。
しかし、殺すだけの力を持っていながら…あいつは、それをしなかった。
殺すことが、いち早く苦しみを逃れる選択だったのに…
あいつは、意思の無い者、一般における悪人そういう奴らに、非情になれても…
まだ、純粋すぎた…殺す…そういう選択を取るには…
俺は、あいつの苦しみがわからない…だが…
あいつのためになることならば…喜んでやろう…
それがたとえ…あいつが、俺を拒絶したとしても…

爛サイド…

私は、何時も何時も実験実験というつまらない日々を送ってきた。
あるとき、私に、話し相手が出来た。
真我ちゃんだ。
私は、嬉しかった。
たとえ、返事をしてくれなくても…
私の愚痴を聞いてくれる人が出来たんだから
けど…他の人からは、ぬくもりを感じる事が出来なかった…
イリアさんは、同情として出し…
それ以外は、論外…
横島さんが、現れるまで、私と対等な立場で、お話をしてくれる人は、いなかった
私は、横島さんに感謝してる…
私に、本当の暖かさという物を教えてくれた人だから…
私には、横島さんに出来る事は無いと思う…
でも…心の支えぐらいには、なれると思う。
どんなに、重くても、絶対に、耐えてみせる…
横島さんは、たった一人の、大切な人だから…

横島サイド…

俺は、結局何がしたくて、ここに戻ってきたのだろう…
ルシオラを助けたいから?
多分それもあるが…
本当は、あの境遇から逃げ出したかった…
ただそれだけ…
時々、そう思うようになった…
大体、ルシオラを助けた後はどうする?
まぁ、ルシオラは、助かり此方の横島と、結ばれるだろう…
じゃあ…俺は?
所詮は、この時代において、俺は、異邦者…
もし、俺が、ルシオラの救出に失敗し、また助からなかったなら…
こちらの横島は、俺と同じ過ちを犯すだろう…
俺の本心は、どちらなんだろう…
俺には、わからない…
しかし、じきに分かる時が来るはずだ…

シロサイド…

拙者は、気づいた時拙者の家で、寝ていたでござる。
拙者の身体を見てみると、鍛えていたはずの肉体が、修行前に戻っていたでござる
訳が、分からないけれど、精神…いや魂でござるな…
魂が、過去の拙者と混じってしまったようでござる。
まぁ結果的に、きゃぱしてぃーが、上がったのでござるから良いんでござるが…
早く、体を鍛えなおさないと、また横島先生の隣に立てないでござる…
そんなのは、嫌でござる…
先生をあのようにした、魔王あしゅたろすとやらを成敗してくれるでござる!!
先生!!待っていてくだされ!!
決戦の時は、シロも駆け付けますゆえ!!

タマモサイド…

くーっ…
私は、何で寝ているんだろう…
おきたくても、起きられない…
意識はあるけど…起きて、行動できない…
矛盾している…
私の中に、魂がもう一つ…
どうやら、過去の自分と融合してしまったみたい…
どうにかして、殺生石の中から出ないとね…
横島、いざとなったら、私を殺生石から出しに着てね…
私は、ここの結界が、弱まる瞬間を待つから…

美智恵サイド

私は、数十日前に私を訪ねてきた。横島 忠助と名乗る男の資料を集めている…
しかし、おかしいほどに、資料が少なく…
あれほどの、霊力を余裕を持って出せるのに、何処を回っても、彼等が修行をした形跡は見当たらない…
経歴は、1980年誕生…そして、1982年に知人に養子に出された…それ以後は、特に変わっていない…
あの家族は、金銭的にも、時間的にも問題は無いはずだから、養子に出す理由が無い…
子育てに疲れたといってもそれでは、横島 忠夫を育てた理由が分からなくなる。
あ〜っもう!!訳が分からないわ!!
結果的に考えて、行き着くものはある…
魔族が戸籍を偽装して、横島一家に成りすまして、何かを狙う事だ…
例えば、横島の兄として、令子に近付き…殺す…
しかし、彼は、令子たちとは、関わりたくないといっているから…
彼の話を信じるとするなら、これは、ボツ案…
…GS試験まで、後一週間…
絶対に、尻尾を掴んでやるわ!!

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どうも、黒龍です。
話の長さにしては、かんべんしてください。
これは、閑話ですので…
しっかりした話は、これの二倍は、書くつもりで居ます。
これからもよろしくお願いいたします。

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