ザ・グレート・展開予測ショー

ザ・ブロークン・ドリーム(その2)


投稿者名:DIO
投稿日時:(99/ 7/20)

4ヶ月の沈黙を破りこの展開予想ショーに帰ってまいりました、DIOでございます。しばらく来ないうちに顔ぶれが変わってしまったようですが、まあとにかく読んでやってください。



ザ・ブロークン・ドリーム(その2)

 おキヌちゃんが帰ってきたとき、シロとタマモはベッドでくたくたになっていた。それでもなおひのめは髪を引っ張るなど遊びを要求している。
シ「おキヌどの助けてくだされー。」
タ「・・・・・・・(声をかける元気もない)」
キ「二人ともごくろうさまっ。あっ電話だっ。はい、もしもし、・・・えっ横島さんがっ!!」
美「と、ゆーわけでことは一刻を争うわ!私たちはバクを捕まえるからそっちで横島くんを追って!!」
キ「わ、わかりましたっ。」
シ「横島先生がどーかしたでござるか?」
キ「それが」
おキヌちゃんとの電話を切ってすぐに美神の携帯が鳴り出していた。
「もしもし?」
厄「令子ちゃーん!!助けてくれアルー!!!」
美「厄珍!?」
厄「坊主が、坊主がーっ!!・・・・・・・ツーツーツー・・・」
そう言って、厄珍の声は途絶えた。
美「チッ!先に横島くんを片付けなきゃなさそうね。」

シロとタマモの嗅覚でおキヌ達は早くも横島の足取りをつかんでいた。
シ「こっちでござるっ!」
彼女達の行きついた先は半壊している厄珍堂であった。
キ「や、厄珍さん!」
厄珍はすでに虫の息であった。おキヌちゃんはヒーリングを試みようとした.だが、そのときタマモの第六感は危険を告げていた。
タ「ダメ、危なっ 」
キ「え?」
崩れかけた店の奥から霊波刀が伸びてきた。とっさにシロが、こちらも霊波刀で受け止めた。横島がその姿をあらわした。
横「シ、ロ・・・」
シ「横島先せ・・・」
シロの反応できないほどのスピードで、横島の第二撃がきた。
横「俺の牛丼返せーっ!!」
シロは通りの向かいまで吹っ飛ばされた。
タ「シロ・・・!」
続いて横島はタマモに攻撃を仕掛けた。
タ「くっ!」
第六感の優れていた分、タマモは紙一重で交わすことができた。
キ「タマモちゃん!」
横「よーも風邪引かせてくれたなー!!よーも殺して地縛霊にしようとしたなーッ!!」
 横島の攻撃は息つく暇を与えない。ついに横島は文珠でおキヌちゃんとタマモを一気にふっ飛ばそうとした。
 絶体絶命のこの瞬間、どこからか封魔護符が飛んできて文珠の発動を止めた。昔、美智恵がハーピーに使った手である。
美「大丈夫?!みんな!!」
美神がぎりぎりで間に合ったのだ。
キ「美神さん!!」
横「美神さ、ん、み、か、み、さ、ん!!!」
横島がフルパワーの霊波刀で美神に飛びかかった。さすがの美神でも横島の攻撃をさばくので精一杯だ。最近もうすっかり忘れかけていたが、仮にも横島はこのマンが史上最強だったのだ。
タ「あんなに強かったの、あんたの師匠。」
シ「ま、まーな。」
 アシュタロス編以降のキャラであるタマモはもちろん横島をただの煩悩野郎としてしか知らない。オキヌちゃんが降板してからアシュタロス編が終わるまで出番のなかったシロもまた同様なのではあるが。
美「キャッ!!」
神通棍がはじかれて、ボディががら空きになってしまった。
美「しまっ!!」
横「こーのクソおん・・・・ぐっ、ひでぶっ!!」
横島の攻撃がヒットするかと思った瞬間、やつの体がいきなり爆発を起こした。
美「なんだかわかんないけど・・・逃げるわよ!!」
全員コブラに飛び乗り、エンジン全開で突っ走った.
美「まいったわね.これじゃ正面からはとても無理だわ。やっぱりバクを退治するしかないわね。」
キ「でもなんでいきなり爆発したのかしら。」
鈴『それなら見当はついてるわ。どーやらあいつ、いい思い出や煩悩、良心、おまけにバカなとこなんかを食われたみたいね。反動で潜在意識に眠ってたものが活性化したんだわ』
タ「潜在意識って怨念のことなの?」
鈴『限りなく彼らしくない所だけが残ったってとこね.』
キ「じゃあ、さっきの爆発は」
鈴『恨みの念があまりにも大きすぎてオーバ―フローしちゃったのよ。』
タ「他の人なら殺されるくらいの恨まれてるのに、恨まれすぎて逆に助かったてこと?」
シ「さ、さすが美神殿でござるな。」
美「・・・それで誉めているつもり・・・!?」
いや、別に誉めているつもりはないと思うのだが。
鈴『とにかく、あいつすぐに回復して追ってくるわ.早く手を打たないと。』
美「仕方ないわね。横島君はこっちでひきつけるから、シロとタマモでバクを探して。バクを倒せば元に戻るはずだから。」
「了解!」
美「さあて、やるわよおキヌちゃん。命がけの追いかけっこをね!」



今までの 賛成:1 反対:0
コメント:

[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa