ザ・グレート・展開予測ショー

モンスタースイーパー (その2)


投稿者名:TAITAN
投稿日時:(02/12/29)

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モンスタースイーパー (その2)



○○国にある屋敷・・・・。
そこのリビングに、私たちはいる。
依頼人は、広い土地を治める領主。
最近、領民たちが、謎の病気で倒れていくので調査したら、湖にある島に、吸血鬼が住み着いていて、そいつが病気の原因だったことが分かったので、そいつを倒してほしいらしいの。
けどね・・・・・・・・。
「まさか、世界一のMSが、私からの依頼を受けてくれるとは・・・・。」
なんで、領主がピートなの・・・・・?


「実は、その吸血鬼は、私の父親なんです。」
「じゃ、アンタ。バンパイア・ハーフなわけなの?」
「いいえ。私の父親は、魔王に魂を売って、バンパイアとなったのです。」
「で?何でアンタの父親が、魔王に魂を売ったの?」
「実は・・・・・・。」
「実は・・・・・・・・・?」
「私が一番モテるのを妬んでなんです。」
ドテッ!!
私たちは、その場からコケそうになった。
な、なんだかな〜・・・・・・。



で、今、その湖にある島にいるんだけど。
そこには、いかにも出そうな屋敷だったの。
「美神さん。やっぱり、今回の敵は・・・・。」
そう横島クンが聞く。
「えぇ、ブラドー伯爵に違いないわ。」
「やっぱり・・・・・。」
そうおキヌちゃんは呟いた。
「先生、ブラドー伯爵とは誰でござるか?」
「あぁ、ブラドーってのは、ピートの父親なんだよ。」
「・・・・・・バカなの?」
「・・・・・・・・バカだ。」
タマモにそう答える横島クン。
・・・・・確かにバカよね・・・・・。


屋敷の中は、とても薄暗かった。
バサバサ!!
「きゃっ!」
恐がって、横島クンに抱きつくおキヌちゃん。
・・・・・・・・・。
えぇ〜い、いつまで鼻の下を伸ばしてるの!!
バキッ!
「ぶっ!」
さてと、スッキリとしたところで、改めて屋敷の様子を言うわね。
まず、玄関ホール。
手すりには、たくさんの埃が積もっている。
どうやら、ずっと昔から、この屋敷はあるようね。
次に、食堂と厨房。
埃まみれの椅子とテーブル、蜘蛛の巣がはってある調理器具。
・・・・・・気色悪いったらないわねー!
そして、2階にある部屋。
ここも、埃だらけで、人が寝泊りしていた形跡はない・・・・・。
となると、やっぱり地下になるわね。
私たちは手分けして、地下へ続く階段を探した。
そして、
「美神さん、見つけました!!」
おキヌちゃんがそう叫んだ。
で、おキヌちゃんのところへ行くと・・・・。
『ブラドー伯爵の部屋』
ズデーーーーーーーー!!
「ど、どうしたんですか?みんなして・・・・。」
・・・・・・・・・・・。
なんだか私、悲しくなってきたわ・・・・・・。



「フフフフフ・・・・。待っていたぞ!MSの諸君!!」
まぁ、RPGではありきたりな敵の台詞を吐くブラドー。
「前置きはいいから、とっとと始めない?」
「な、何を言うか!!せっかく人が考えた台詞を無駄にする気か!!」
・・・・・辞書みたいにブ厚い台本を持っていれば、そういう気になるわよ。
「あのさ〜、アンタの台詞、あと何分続くの?」
「フフフフフフ。聞いて驚け!!なんと、12時間も続くのだ!!どうだ、凄いだろ!!」
・・・・・・・・・・バカだわ。救いようのない・・・・・・。
「横島クン、シロ、タマモ。アンタたちで、やっつけちゃいなさい。」
「コラ!ちゃんと人の話を!!」
「覚悟ーーーーーーー!!」
ブラドーがそう叫ぶけど、シロが霊波刀で襲い掛かってくる。
「や、やめろーーーーーーーーーーー!!」



「ありがとうございます!!報酬の金貨100万枚と、オルハリコンです。」
そうピートが礼を言って、金貨の入った袋と、オルハリコンを渡してくれたわ。
・・・・・・・・楽な仕事だったわね。
まぁいいわ。
とにかく、お金もオルハリコンも手に入ったし、帰るとしよう。

ただいまの所持金。
400万2130枚ナリ・・・・。

続く・・・・。

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