モンスタースイーパー (その1)
投稿者名:TAITAN
投稿日時:(02/12/28)
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モンスタースイーパー (その1)
ピィィィーーーーーーーーー!!
これ、何の音か分かる?
言っとくけど、ヤカンのお湯が沸いた音じゃないからね。
おキヌちゃんのネクロマンサーの笛の音よ。
今、私たちは、金貨1万枚の賞金がかかった極悪死霊使いと戦っているところなの。
さてと、あらかた成仏したみたいね、悪霊は。
「ひ、ひぃぃぃぃぃーーーーー!!」
あら、逃げる気?
そうは問屋がおろさないわよ。
私は、この世界で作った呪縛ロープで、逃げる死霊使いを捕まえた。
「何で逃げるの?」
「は、離せ!!この野郎!!」
「野郎?私は野郎じゃないわ。お嬢さんよ・・・・!」
「ひっ!ゆ、許してくれーーーー!!」
「はい、あなたには4つの選択肢があります。選べるのは1つだけよ。
A:おとなしく私たちに捕まる。
B:奴隷市場に売り飛ばされる。
C:ドラゴンの餌になる。
D:私からのオシオキを受ける。
さぁ、どっち?」
「・・・・・・・・・。Dだ!」
「あぁ、バカ!!」
そう横島クンが言う。
まぁ、いいわ。
横島クンには手加減してたけど、コイツだったら本気で殺れそうね・・・。
フフフフフ・・・・・。
「それじゃ、オ・シ・オ・キ・タイムよv」
「せ、先生ーーー!!恐いでござるよーーーーー!!」
「さ、殺意のオーラが出ている・・・・。」
「よ、横島さ〜〜〜ん・・・・・。」
「だ、大丈夫だ。俺たちには危害はない。けど・・・・、あの死霊使い、死ぬかも・・・・・・。」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
横島談:この死霊使いは、美神さんに、生かさず殺さず、半日もボコられた。
その後、その死霊使いをギルドに渡して、賞金をもらった。
・・・・・・それからその死霊使いがどうなったかは、誰も知らない。
ここは、とある古屋敷。
ここが、私たちの住居となってるの。
元々は、悪霊が住み着いてた屋敷だったんだけど、ちゃっちゃと追い出したわ。
で、今私たちがいるリビングでは、今日手に入れた物の整理をしているわ。
「まず、薬草12枚、マンドラゴラの根っこ2個、ドラゴンの牙5本、短剣が20本っと。あとは、成長のしずくね・・・・。ちょっと皆、腕見せて。」
皆は、袖をめくり、右腕を見せる。
そこには、ローマ数字が刻まれている。
これが、現在のレベルを表しているわけ。
えっと、一番レベルが低いのは・・・・。
「はい、タマモ。アンタが飲むのよ。」
「分かったわ。」
タマモは、成長のしずくを受け取り、それを飲んだ。
飲んだ後、タマモの右腕に、数字が刻まれる。
「おめでとう。レベルが2もUPしたようね。」
「・・・・・ありがと。」
さてと・・・・。
え?その手に持っているのは何かって?
これは、皆の能力表。
皆のレベルや体力などを記してあるの。
ま、とりあえず説明しとくわ。
美神令子 LV:48
HP:340
MP:475
職業:MS(モンスタースイーパー。人型機動兵器じゃないわよ!)
横島忠夫 LV:36
HP:450
MP:300
職業:MS兼戦士
氷室キヌ LV:28
HP:250
MP:270
職業:MS兼僧侶
シロ LV:22
HP:380
MP:0
職業:戦士
タマモ LV:22
HP:270
MP:240
職業:魔道師
ま、細かいコトは気にしないでね。
さてと、明日の仕事だけど・・・・。
「横島クン、何かいい仕事あった?」
「1件だけ、ありました。」
そうそう、街の広場には、掲示板があってね。そこに依頼などの紙が貼ってあるの。
横島クンは、テーブルの上に、依頼内容が書かれた紙を置いた。
「なになに?
『依頼内容:化物退治 場所:○○国郊外の湖にある島 報酬:金貨100万枚』
・・・・・・それに、オルハリコンですって!?」
私は、大喜びしたわ。
何せ、オルハリコンというのは、凄く貴重な鉱物で、売れば、金貨ン千万、いや、億も下らないわ!!
「明日はこの仕事をやるわよ!!」
「え!?やるんスか!?」
「当たり前でしょ!?オルハリコンが手に入るんだから!!」
「えぇ〜〜〜〜〜!!」
「とにかく、決定!!拒否することは出来ないからね!!」
ウフフ!明日が楽しみだわ♪
ただいまの所持金
金貨300万2250枚ナリ・・・・。
続く・・・・。
今までの
コメント:
- まだラスボス倒すにはレベルが足りてない、と言うことでしょうか?(笑) 所期の目的を完全に忘れてるかのようにMS稼業に勤しむ令子達ですが、本当に大丈夫なのでしょうか?(汗) 本人たちは割りと楽しそうにやってるので良いといえば良いのですが(笑)。MPが「0」とされてしまったシロが哀れです;霊波刀はMP的にはどういった位置づけなのでしょう? カナリの報酬の見込める今度の依頼、果たして令子たちはどんな活躍を見せてくれるのでしょうか? 次回も楽しみにしております♪ (kitchensink)
- こんな展開も結構面白いですね、この後も気になりますし早く続きが読みたいです。 (ショウ)
- 美神って、元の世界に戻る気あるんでしょうかね。なんか、楽しく仕事が出来ればそれでいいやーみたいな雰囲気出してますが。もしくは、仕事をしているうちに事件に巻き込まれていくとか、そーゆうシナリオのゲームなんでしょうか。なんにせよ、次回が楽しみです。では。 (紫)
- そうですか、モビルスーツですか(違う)
ここではそれなり(っていうか最強?)の戦闘能力を持ってるんですね、横島くん。レベルの違いで美神さんとの間に多少の差はあるようですが、最終的には美神さんを抜きそうな・・・。っていうか、このゲームかなり面白そうですね・・・。イベントが飽きないほどありそうだし。 (veld)
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