ザ・グレート・展開予測ショー

ある蛍の日記(抜粋)・三年目


投稿者名:紫
投稿日時:(02/12/24)


二月十五日
最近、どうも体の調子が悪い。どうしたんだろ。まさかこれは・・・。ヨコシマにそれを言うと、すごく心配してくれた。

二月十六日
カオスさんに診てもらった。診察の結果、「他人に霊基構造を与えたのが原因で、霊機能が狂いかけている。今までそれが表面化しなかったのは、特に激しい戦闘などが無かったため。すぐに致命傷になることはないが、ちょっとでも激しい霊能戦闘をしたり、ほうっておいたりするとかなり危険。すぐに都庁地下か妙神山のような霊的エネルギー濃度の高い場所に行って快復をまつべし。」とのこと。ようするに、どっかに湯治にでも行け、とそういう事らしい。期待していたような結果ではなかったけど、これを理由にヨコシマとのんびり出来そうなので嬉しい。

二月十八日
都庁地下には行きたくないし(そもそも入れてもらえないだろうし)、パピリオもお世話になっている妙神山に来た。相変わらずにぎやかな子供二人をかまって、ヨコシマが疲れ果てていた。ご苦労様。後で、一緒に温泉入ろうね。

二月二十日
なぜ、あの二人はあんなに元気なのだろう。あんなにヨコシマを引っ張り回して。・・・これじゃあ期待していた事の半分も出来ないじゃない。私だけがのんびりしていてもつまらないのよ。

三月七日
そろそろ体調も良くなってきたので、小竜姫さんにお礼を言って、妙神山を下りた。帰る途中ヨコシマが、卒業したら独立する、と言いだした。最近はまともに除霊料金をもらえるようになって、いくらか貯金も貯まったから、後は美神さんに許可をもらうだけとのこと。そして、独立後に事務所が安定してきたら、結婚しようとも言ってくれた。楽しみにしてるからね。

三月十八日
今日は学校の卒業式。やはりとゆーかなんとゆーか、ヨコシマが卒業出来るはずがない、と周りが騒いでいた。また西条さんがどーにかしてくれたんだろうけど。まあ、そんな事はとりあえずどーでもよくて、ついにヨコシマが独立する。ちょっぴり意外だったのが、美神さんがヨコシマの独立をあっさり認めてくれたこと。なんだかとても素敵に、優しそうに、がんばんなさいよ、と言っていた。

五月十日
事務所の経営も軌道にのってきた今日この頃。よーやくヨコシマに指輪をもらった。思ったより長くかかったわね。ヨコシマのことだから、一緒に住み始めてすぐに結婚する事になるかと思ってたんだけど。式は六月になってからにして欲しいと言っておいた。そーいえば愛子ちゃんはどうしてるかしら。今度会いに行ってみよう。

五月二十一日
仕事の帰りに東京タワーに寄った。そこで不思議な出来事があったが、あえて詳しくは書かない事にする。
(志狗さん作『南極物語(7)』参照)

六月八日
待ちに待った結婚式。場所は唐巣神父の教会。私は魔族だけど、神に誓うとゆーよりは、私自身とヨコシマに誓うようなもんなんだから、別にいいよね。結婚はよく「ゴールイン」と表現されるけど、全くそんな感じはしない。むしろ、これから「スタート」って感じの方が強い。まあ、今までとあんまり変わらないかもしれないけど。だって今まででも十分幸せだし。でも、それでも、こう願う。・・・幸せにしてね、あなた。
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「ママ〜、早く行こうよ〜!」

「あ、は〜い。ちょっと待ってね〜!」

かたん・・・

がたっ

ぱたぱたぱた・・・




















・・・ひゅう〜〜〜



ぱらぱらぱらぱら・・・

























○月○日
今日もいつものように幸せで・・・・・・・・













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海のように空のように妄想の翼を広げて読みましょう、ルシオラ日記(実はルシオラネタ集)第四弾!!
ごめんなさい前回から二週間もたっちまいました。(土下座)
・・・そうだ、十二月二十四日だし、ルシオラーの方々へのクリスマスプレゼントって事にしよう。ちょうど過去三回以上に煩悩妄想大爆発!!な内容だし。(今までで最も短いですが)
そーいえば、ラストがなんなのか、分かってくれました?分からなかったって方、ごめんなさい。言ってくれれば解説します。
ま、それはともかく、とりあえず手持ちの「ほのぼの」ルシオラネタは出し尽くしましたので、ネタだけ提供して後は各人の妄想に任せているという、この無責任なシリーズも最終回です。応援してくれた皆様、有り難うございました。(ペコリ)
コメントくれると嬉しいです。では。

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