ザ・グレート・展開予測ショー

GS美神 極楽大作戦!! サイレント・オブ・ジョーカー(その25)


投稿者名:TAITAN
投稿日時:(02/12/23)

さぁ、ついに佳境にさしかかりました!
次回が多分、最終回になると思います!!
では、恋する乙女の活躍、どうぞお楽しみください。
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GS美神 極楽大作戦!! サイレント・オブ・ジョーカー(その25)


ビューーーーーン!!
メフィストとルシオラは、少年の所に向かって、猛スピードで移動する。
「くっ!!くらえ、分解弾!!」
ガシャンッ!!
巨大なバルカン砲が多数出現し、メフィストとルシオラに向かって発砲する。
ドガガガガッ!!
弾丸を、難なく避ける2人。
その弾丸の1つが、空間の地面に命中する。
ギュウウウウウウ!!
命中したところに、巨大な歪みが発生し、その部分が、黒い異次元ホールとなった。
『どうやら、あの弾に当たると、電子記号で作られたモノは分解されるみたいね!!』
『けど、そうそう当たると思わないでよ!!』
ドバァッ!!
霊波を発するルシオラ。
それは、少年に命中する。
しかし・・・・、


「効くもんか!!」


『どうしたのよ、ルシオラ!!全然効いてないじゃない!!』
『あの子、アシュ様と同じようなバリアを張っている!!』
それを聞いて、メフィストは驚く。
『じゃあ何!?あのガキはアシュ様と同じくらいの力があるっていうの!?』
『そう考えるのが妥当だわ!!』


ガシャン!!
『げっ!!』
少年の頭上に、巨大な砲台が現れる。
「くらえーーーーー!!」
ギャァァァァァァァァァ!!
『!! 断末魔砲!!』
ヒュッ!!
ドゴーーーーーーーン!!
かろうじてそれを避ける2人。
断末魔砲が当たった所には、分解弾と同じように、黒い異次元ホールとなる。
『まさに全身武器ね!!』
『感心してる場合じゃないでしょうが!!』
『だったら、どうするの?』
『こうするのよ!!』
バシュッ!!
「分裂した!?」
大量に出現したルシオラに混乱する少年。
「くっ!!」


断末魔砲を発射する少年。
それが、複数のルシオラに命中する。
しかし・・・・、
ビュウンッ!!
「げ、幻影!?」
少年は驚愕する。
「どこだ!!本物はどこにいる!!」
少年は辺りを見回す。
そして、あることに気付く。
「!! め、メフィストがいない!!」


『やっぱり・・・・・。』
「!!」
少年は、後ろを振り向く。
バリアの内部に、メフィストとルシオラがいた。
『アンタ、調べた能力を忠実に再現できるみたいね。』
『でも、まさか、バリアの隙間も再現しているとは、思ってもいなかったわ。』
「き、貴様!!」
『そんなにワタシたちを分解したいの?』
『だったら、こっちから分解させてあげる!!』
「やめろーーーーーー!!」
ギュンッ!!
メフィストとルシオラは、ケーブルの束の隙間に入り込む。


ゴポ、ゴポ・・・・・・・
内部は、電子の海であった。
電子記号の魚、電子記号のクラゲ、電子記号の昆布・・・・。
そんな海の中を、メフィストとルシオラは進む。
『悪趣味な海ね〜。』
『多分ここに、電子の核(コア)があるはず・・・。』
そして・・・・、
『これは・・・・・。』
2人は、巨大な真珠貝を見つける。
『なるほどね・・・・。』
バシュッ!!
霊波を当て、真珠貝を開けるメフィスト。
そこには、電子記号で作られた真珠玉があった。
『・・・・・・・・これが、核ね・・・・。』
『そうみたい・・・・・。』
ギュウゥゥゥゥゥ・・・・・
霊波を溜める2人。そして・・・・、
『どっかの誰かが言っていたセリフ!!』
『使わせてもらうわ!!』
『『極楽に・・・・・!!』』


『『いかせてやるわっ!!』』


ドバァッ!!


「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
少年は、絶叫した。


何も無い地下室。
そこに、仰向けになって倒れている少年と、メフィスト、ルシオラ、
美神、横島、気絶しているおキヌ、シロ、タマモがいた。
「ルシオラ・・・・・。」
『ヨコシマ・・・・。お別れの時間が来たわ・・・・。』
「ルシオラ・・・・・!」
『ワタシは今、ヨコシマの霊力で、原形を保っているの。けど、霊力を、ヨコシマに返さないと・・・・。』
「そんな!!返さなくてっていい!!」
『ダメよ・・・・。霊力が無いヨコシマだと・・・、ワタシのママを守ることが出来ない・・・・。』
「!!」
『だから・・・・・、ね。』
「・・・・・・。」
顔を下に向ける横島。
その顔から、涙が零れる。
『それじゃ・・・・・。』
「ルシオラ!!」
袖で涙を拭き、顔を上げる横島。
「・・・・・また、会えるよな。」
ルシオラは、ニッコリと笑って言った。
『えぇ・・・・・。必ず、会えるわ・・・・・。』
「・・・・・・じゃあな。ルシオラ。」
『・・・・・さよなら。ヨコシマ。』
シュウゥゥゥゥ・・・・・
ルシオラが消え、ルシオラが持っていた霊力が、横島に戻ってきた。


『・・・・・・・。』
「何、ブスッとした顔してるのよ。」
『・・・・・人のコト言えるの?』
「うるさいわね〜。とっとと消えなさいよ!」
『ったく!分かったわよ!!』
シュウゥゥゥゥ・・・・・
じょじょに消えていくメフィスト。
『いい!?美神令子!!』
「・・・・・何よ。」
『横島殿を、逃がすんじゃないわよ!!』
パシュンッ!!
そう言って、メフィストは消滅し、霊力が、メフィストが持っていた霊力が、美神に戻ってきた。


「ホラ、横島クン。後始末よ。」
横島の頭を、軽く殴る美神。
「アタッ!・・・・・はい。」
コツコツコツ・・・・・
ボロボロの姿になっている美神と横島は、少年にトドメをさそうとする。
その時、辺りを閃光が包んだ。
「「!!」」
あまりの眩しさに美神と横島は、目を瞑ってしまう。
しかしその光は、どことなく、優しく、暖かかった。
その光が収まり、美神と横島は、目を開ける。
「「!!」」
美神と横島は驚愕した。
目の前に、少年を両腕で抱き上げている長身の男がいた。
『もう、許してやれ・・・・・・。』
その長身の男はそう言う。
いや、長身の男ではない。
・・・・・・神の最高指導者、イエス・キリストである。

続く・・・・。
次回、最終回・・・・。

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