ザ・グレート・展開予測ショー

世界はいつも流れて……(2)


投稿者名:リュート
投稿日時:(02/12/20)


この調子でどんどんいくぞ〜!頑張れ俺!負けるな俺!
kitchensinkさん、またまた感想ありがとう!これからも頑張ります!
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「…………何がどうなってるんだ?」
 俺はGS美神除霊事務所があるはずの場所を何回も見た、だがやはりその事務所の看板には「六道冥子除霊事務所」と書かれていた。そしてその事務所の前にはニコニコしながら自分の事務所を見ている六道冥子さん。
(お〜い!聞こえますか!)
 俺の混乱している頭に響くこの声、これはSさんの声だ。
「ちょうどよかった!Sさん、何故にどうして六道冥子さんがここに?」
(いや〜!言い忘れてた事がありました。貴方が最後に引いた紙は実はこの世界の設定でして、その紙にだいたいの事が書いてあります。)
「おい!GS美神の世界に送ってくれるんじゃなかったのか?」
(いえ、私はGSの世界に送るとは言いましたが、GS美神の世界に送るとは一言も言ってませんよ……)
「おい!それって詐欺じゃ……」
(あっはっは!気にしないで下さい。それにあの紙の中にはちゃんとGS美神の世界の設定が何枚か入ってましたよ。運が悪かったとあきらめてくださいね……おっと!そろそろこの世界に干渉できなくなってきました。それではさらば!)
「待てやこらー!!!!」
 だが何度呼んでももうSさんから返答は帰ってこなかった。
「まったく(怒)……とりあえず、この世界の設定でも読んで見るしかないか……」
 俺はポケットにしまってあった紙を見てみるとさっきまで番号以外何も書かれていなかった紙に文字が浮かんでいた。
 そこに書いてある設定はこうだった。

『GS冥子極楽大作戦』
 GS美神の代わりに六道冥子が主役だったら!をテーマとしたのがこの設定であり本来美神が受ける仕事やイベント、事件などがすべて冥子に来る。さらに前世の設定なども少し変えておきました。楽しんでいってくださいね♪
 
 マジですか……マジなんですか……冥子さんが主役……
 と、とりあえず……冥子さんの助手にならなければいけないのだが……よし!ちょうど冥子さんも事務所前にいるし行動あるのみだ!
「あの、六道冥子さんですか?」
 俺が声をかけると冥子さんは振り向き俺の顔を見る。
「はい〜〜私が〜六道冥子です〜〜、あの〜〜貴方は誰〜〜?」
 うわっ……無茶苦茶スローテンポだな………つ、疲れる……
「初めまして、俺の名前は横島忠夫といいます」
「横島さん〜〜ですか〜〜……横島さんは〜〜私に〜〜何か〜〜用ですか〜〜?」
「実は俺を冥子さんの助手に雇ってもらいたいんです!GSの修行をしたいので……」
 俺の言葉にびっくりした顔をする冥子さん。
「本当〜〜!!本当に〜〜私の助手になってくれるの〜〜!!いいですよ〜〜採用します〜〜〜」
 うっしゃ〜!成功だ!(冥子さんの助手の称号を手に入れた)
「それでは〜〜、時給は〜〜GS相場の〜〜5000円ぐらいでいいですか〜〜?」
 これは美神世界の横島の時給の20倍…………うわ〜、横島って本当に薄給だったんだな(笑)
「OKっス!これからよろしくお願いします。冥子さん!」
「はい〜〜こちらこそ〜〜よろしくお願いしますね〜〜」
 俺と冥子さんは握手をした。
 そして、冥子さんは……
「そうだ〜〜!私の〜〜お友達を紹介しますね〜〜!」
 その言葉とともに事務所前に現れる十二匹の式神。
「これが私の友達の〜〜クビラ、バサラ、メキラ、アンチラ、アジラ、サンチラ、シンダラ、ハイラ、ビカラ、インダラ、マコラ、ショウトラで〜〜す!みんな〜横島さんに挨拶してね〜〜♪」
 ぐぉおおおおおんん!!!
 俺に向かって式神全員が咆える。多分挨拶をしてるんだろう……
「あ、あはは(汗)よ、よろしくお願いします……」
「それじゃ〜〜明日から〜〜頑張りましょうね〜〜……横島さん♪」
 冥子さんの笑顔がとても綺麗だった……式神は少し怖いが……
 そして、これが俺のGS世界の始まりだった。

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