ザ・グレート・展開予測ショー

世界はいつも流れて……(1)


投稿者名:リュート
投稿日時:(02/12/20)


kitchensinkさん、感想ありがとう!
それでは!世界はいつも流れて……(1)ぜひ見ていってください♪
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「おい!横島起きろ!」
 声?誰か呼ばれてるのか?
「横島!早く起きないか!」
 誰か知らんが早く起きろ!俺の安眠を妨害しやがって………
 俺は目を開けず、耳を塞いでまた眠ろうとした。
「横島〜〜!!!」
 その声とともに風をきって何かが飛んでくる音がする。
 パカ〜〜〜ン!!
「痛っ!なんだ!何があったんだ?」
 俺はびっくりして目が覚めた。辺りを見回すとそこは教室だった。そして、見知らぬ生徒と先生。先生は何かを投げたような格好で止まっており多分チョークを投げたと思われる。
「おい、横島!俺の授業で寝るとは言い度胸してるじゃないか!」
 見知らぬ先生は俺に向かって言っている。
「へっ?………横島?……誰が???」
 一瞬の沈黙、そして……
「「「「「「お前だ(あなたよ)!!!!」」」」」」
 全員に言われ俺は混乱した。
 一体全体なんなんだ?ここは何所だ?それに俺が横島?
「はあ〜……お前少し休め……帰っていいぞ……」
 俺が少し考え事をしていると先生が言ってきた。これは好都合なので俺は机の中の荷物を横にかけてあった鞄の中に入れて教室を出た。そしてトイレの中に入り鏡を見る。
「なっ!俺の顔じゃない!この顔は………そうか……横島の顔……ということは、ここは本当にGS世界なのか!!」
 俺はすべてを理解した。
「それなら、これから俺は横島忠夫だ!俺はこの世界で幸せになってやるぜ!」
 俺は決意新たにし横島の家に帰ろうとした。だが家の場所が分からないのでは…と思っているとフッと頭の中に家の場所が思いついた。どうやら横島忠夫の記憶も少しはあるようだ。だが集中して思い出さなければ思い出せない仕掛けになっているようで俺の人格に影響を与えないようだ。
 俺は横島のアパートに帰ったが……散らかってる……無茶苦茶散らかってる…………
 それから1時間、俺は散らかった部屋の片付けをした。部屋の中にはいろいろ(Hな本など)あり、処分とかしていると部屋の片隅に少し長めの剣があった。多分これが草薙の剣だろう。
 俺はその剣を手に取って振ってみる。すると俺の手にしっかり馴染み何年も使っていたような感覚になる。多分これは剣技レベル2のおかげだろう。今の俺は達人以上の剣の腕を持っていると思う。
 俺は草薙の剣を壁に立て掛けて、次に霊力の実験に入る。
 次も順調でサイキックソーサー、栄光の手などは簡単に出せた。さすがに文殊は少し消費するが一応2個ほど作れた。超加速はまだ試さない、これ使うとボロボロになるって聞いたからね。
 そしてしばらく実験をして、少し出かける事にした。横島の記憶ではまだバイトをしてないらしく今捜してるとこだそうだ。
 …………となるとまだGS一巻の少し前ってことか…………
 確か漫画だと事務所は電車で2駅だったから……よし!行ってみるか!
 俺は勘と予想と聞きこみを便りにしてその場所にたどり着いた。


 ……………そう、たどり着いた。確かに漫画で見たのと一緒のシャングリラビル。
 そしてGS事務所もあった………
 だが……
「えっと〜〜事務所前に〜〜一枚〜〜貼って〜〜」 
 だが……
「あとは〜〜求人情報誌にでも〜〜掲載して〜〜」
 何故に……どうして……どう言う事なの?
「これで〜〜助手が〜〜来ますね〜〜〜」
 GS六道冥子が……そこにいた。
 そして事務所の看板にも「六道冥子除霊事務所」と書かれていた。
「……………Why〜〜〜!!!!!」
 俺の絶叫は青い空に吸い込まれていった。

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