ザ・グレート・展開予測ショー

世界はいつも流れて……(プロローグ)


投稿者名:リュート
投稿日時:(02/12/19)


 混沌が満ち溢れた空間……そこに一人の少女の存在があった。
「暇ね〜、この前作った世界で大戦争を起こしたけどあんまり面白くなかったし………」
 なにやらとんでもない事を言っているこの少女、一体何者なのか。
「そうだわ!これをこうすれば…………でこうしたら……フフフッ………これなら面白そうね。それじゃ工作をするために……部下Sいでよ!」
「はっ!なにかご用ですかL様!」
 その声とともに空間から現れる人影、その後しばらく少女と話した後、空間に溶けるように消えた。
「フフフッ……楽しみだわ……」
 少女は少し笑い、混沌の空間に消えた。


「ふう……疲れたな……まったく、あの塾の先生厳しすぎるんだよな。ただ宿題忘れただけで、俺だけ宿題を十倍出すか?」
 俺は独り言を言いながら、ようやく終わった山ほどある机の上の宿題を見た。
「よし、終わったし漫画でも見るか!」
 俺は本棚からGS美神の本を取り出す。俺はこの本が好きで何回も読んでいた。
「う〜ん!やっぱり面白いな。俺もこんな世界へ行ってみたいな!」
「その願い叶えましょうか♪」
「うどわあああ!!!な、なんだ、お前何所から入ってきたんだ!!!」
 さっきまで俺以外誰もいなかったのに一人の男性が俺の部屋に立っていた。
「始めまして、私はシャブ……じゃなくて、Sと読んでください。貴方の願いを叶える者です!」
「……それはいいがSさん、何故にキンラメタキシード?」
「実はこれ気に入ってて……手編みだし……はっ!……話しが逸れました!本題ですが貴方をGS世界に連れて行きましょうか?」
「本当か!本当に連れてってくれるのか!」
 俺は興奮してSさんの胸元を掴み前後に揺する!
「ええ、本当で、すから、前後、に揺する、のはやめ、てくれ〜!!」
 俺は掴んだ胸元を離した。
「それで!早く連れてって!今すぐ早く!」
「はあっ…はあっ、し、死ぬかと思った。…………ええっと連れてくのは構いませんがその為には、このキャラの中からまず好きなのを選んでください」
 そこに書いてあるキャラ達はGS美神に出てきた男性キャラ達、横島を始めピートや雪之丞やタイガーなどのの名前があった。
「それじゃ横島でいいや!」
「なるほど、では次にこのリストの中から好きなのを10選んでください。」
 次に見せられたリストは技、術、武器、身体能力などが書いてあった。
「それなら、文殊、サイキックソーサー、栄光の手、超加速(ただし一回使うと後でボロボロ)、霊力レベル3(三つ分)、剣技レベル2(二つ分)、武器(霊剣・草薙の剣)で終わり!」
「この選んだ能力がGS世界で最初に使えるようになります。それ以外は自分で修行して覚えてください。そして最後にこの中からこれだと思うのを選んでください」
 Sさんが最後に出したのは番号が書かれた数十枚紙でした。俺は6番の紙を取った。
「これで、すべて終わりました。では、GSの世界を楽しんでいってください(小声で)L様の娯楽の為にも………」
 その声とともに俺の意識がどんどん遠ざかり……目の前が真っ暗になった。

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