ザ・グレート・展開予測ショー

ある蛍の日記(抜粋)・二年目・続


投稿者名:紫
投稿日時:(02/12/10)


七月七日
今日は七夕。おキヌちゃんいわく「天の恋人が年に一度会う日」「願い事を書いて笹に飾る日」。パピリオは「早く大きくなりたい」、私は一応「ずっとこの幸せが続きますように」と書いた。・・・今の状況がずっと続けばいいってゆーのは、「願い事」になるのかしら?

七月十九日
今日から一月、「夏休み」とかで学校を休むことになるらしい。クラスのみんなは喜んでたけど、学校ってけっこう楽しいから、ちょっと残念なのよね。愛子ちゃんも寂しくなるって言ってたし。休み中でもたまには会いに行こうかな。

八月二日
きつねうどんの好きな妖弧が出たと、美神さんが相談を受けていた。もしかするとタマモちゃんかもしれない。で、そうだとすると今度こそ退治されちゃうかもしれないし、美神さんは違約金を払わないといけないらしい。そーゆうワケで、明日はその妖弧の調査に行くことになった。ちなみにその相談の依頼人はシロちゃんという人狼で、なんとヨコシマの弟子らしい。今から会うのが楽しみ。

八月三日
問題の妖弧は、だいぶ印象変わってたけどやはりタマモちゃんだった。とりあえず美神さんに、自分が生きているコトがばれるとまずい、と説明されて、私やパピリオと一緒に事務所に居候する事に。さらに、あの屋根裏に三人はきついんじゃないかなーと思っているところへ、シロちゃんまでが居候したいと言いだして。大騒ぎのあげく、私がヨコシマの所に住むことになった。美神さんとおキヌちゃんは反対してたけど、いまさら何かあったらまずい、とかいわれてもね。ちなみにシロちゃんとタマモちゃんはすこぶる仲が悪い。パピリオ、同居なんかして大丈夫かしら。

八月四日
西条さんが事務所に来て、シロちゃんとタマモちゃんを借りたいと言ってきた。何でも、心霊捜査に行き詰まって、妖弧と人狼の超感覚に頼りたいとのこと。それに対して、シロちゃんは積極的に、タマモちゃんはしぶしぶと、協力する事になった。私のバイザーを貸してあげようかな、とも思ったんだけど、この捜査をきっかけにして二人が仲良くなるかもしれないし、と思って黙っていた。結果的には、犯人(?)のカミソリを退治して、二人のケンカもうやむやになり仲良くなれたようで、とても良かった。

八月九日
「東京デジャヴーランド」から呼び出された。何でも美神さんがアトラクションの仕上げをしていて、出てこなくなったとのこと。一応助手全員で来たんだけど、シロタマちゃん(二人をまとめて呼ぶときにこう呼ぶ。楽。)達とパピリオはそれどころじゃ無いぐらいはしゃいでたし、おキヌちゃんはその三人の見張りをしてくれていた。つまり結局私とヨコシマだけで調査をする事に。しかもお化け屋敷の。・・・らっきー。なかなか楽しい仕事でした。惜しむらくはあんまり他のアトラクションで遊べなかった事。後でまた来たいな。

八月十四日
みんなで海へ遊びに行った。・・・水は甘い方が好きなんだけどな。

八月二十日
夏休みが終わった。ヨコシマと一緒に「宿題」をやったり、二人でふらふらとどこかへ出かけたり、なかなか楽しい期間だった。愛子ちゃんに言わせると、これが「青春」なんだそうで。まあ、カップルが仲良く学校で生活するのも青春だとか言ってたし、あの娘に言わせるとたいがいの事は青春って事になりそうだけど。

九月六日
神父さんから昔話を聞いた。隊長と美神さんのお父さんのなれそめ話。うん、やっぱり女から積極的に行かないとダメよね。男って変に消極的なところがあったりするし。ヨコシマですらそんなところあるんだから、隊長さんも苦労したかもね。

九月十日
ヨコシマがシロちゃんと散歩に行って、お尻に変なケガをして帰ってきた。何があったか聞いても教えてくれない。ヨコシマが私に隠し事をするなんて、どういうコトかしら。後でシロちゃんを問いつめなきゃ。

十月一日
小竜姫さんという神族がパピリオを訪ねてきた。なんか、裏側にはデタントがどーの神魔親善がどーのとぐちゃぐちゃしたモノもあるらしいけど、ようは龍神の王子と(精神年齢が)同年代の遊び相手を捜しているとのこと。パピリオも結構乗り気で、妙神山(そーいえば、一回ここ壊したのよね)まで送っていった。・・・しかしあそこまで仲良くなるとは。しばらくそこに住むとか言いだして、置いて来ちゃったけど、大丈夫かしら。

十月二十一日
小竜姫さんがきて、もの凄い話を聞かされた。まだ個人的な予想の域を出ないらしいけど、下手するとパピリオが龍神王子の花嫁候補になるかもしれないとのこと。本人達は分かっておらず、さらに相変わらず裏側にはどろどろしたモノがあるらしいけど。それで急いでパピリオに会いに行ったら、やはりまだそこにいたいとのこと。どうなるんだろう。姉としてはとても心配。

十一月十三日
ヨコシマと東京デジャヴーランドに行ってきた。今回は仕事ではなくて純粋にデート。・・・のはずが、出かける直前に小竜姫さんがパピリオと龍神王子を連れてきて、遊びに連れていって欲しいとのこと。結局、どーにも断れなくて四人で遊ぶことに。残念。

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調子に乗って書いている、やけに評判が良いほのぼのルシオラ日記型SSモドキ第三弾!!さあ、おもいっきり想像力を駆使して読みましょう!!(ああ、細かい描写とか書かなくていいからすげえ楽だ←かなりダメ)
・・・読み返して気づく。ああ、俺ってどーしてもルシオラと横島を二人っきりにしたいのな。・・・パピリオの扱いがそれを如実にものがたっています。
さらに困ったことに、原作ネタも時節ネタも尽きそうです(汗)。ちゃんと予告通りに後一回書けるかなあ(コラ)。
コメント待ってます。では。

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