ザ・グレート・展開予測ショー

魔人Y−11


投稿者名:NAVA
投稿日時:(02/12/ 1)




 横島がGS協会の要請で参加しているのは文珠の研究である。

 その研究は彼の血液検査に始まり、身体能力、霊能力、集中力、煩悩力と、多岐に渡った膨大なデータ取りから始まった。

 そのデータ取りの過程で当然の如く成された行為がある。

 『文珠の生成』である。

 研究所に着いたその日のうちに、研究用にと就寝前に何個か文珠を生成させられた。

 文珠を生成する時の変化を知るという目的で、やはり何度も文珠を生成させられた。1個の場合、2個の場合とだ。

 通常の状態でどの程度文珠を作れるのかと文珠生成耐久レースも行われた。

 次に煩悩モードでどれだけの文珠を作れるのかを知るためにも文珠生成耐久レースも行われた。(ボイ〜ンな女研究員を侍らせての生成は、かつて無いほどの記録を収めた)

 とまあ、色々な理由で事ある毎に文珠の生成が行われ、研究所にはかなりの数の文珠が提供されていたのである。



 横島は気付いていなかった。

 彼が文珠を生成した多くの実験理由は、文珠を『作る』ことが主眼であって、それをいちいち『提供する』必要はなかったことを。

 そしてその文珠が『対横島用』に蓄えられており、その脇でニヤけた中年研究者が漢和辞典を熟読しているなどということには全く気付いていなかったのである。








 ヤマサキヨシオは軽い男である。

 上司にも部下にも、そしてモルモットにもかる〜い調子で気さくに話し掛ける男である。

 かる〜い気分でお仕事をすることもあれば、かる〜い気分で人殺しも出来る。

 彼はそんなかる〜い男なので、かる〜く本人に了承もなくクローンを作っちゃったりもする。

 彼はそんなかる〜い調子でクローン培養の部屋にいたりした。



 「う〜ん。困ったね〜♪どうしよ〜かな〜♪」

 と、全然困ってない調子で独り言。

 「このルシオラちゃん"達"。もう少し成長させてから会わせた方が良いよね〜♪」

 ヤマサキの目の前には16の培養槽が並んでいる。

 「そうだ!こうしよう♪」

 ヤマサキは独り言なのに妙に声が弾んでいる。

 「良いかい?君達の王子様にはもう少し待ってもらおうか?大丈夫♪君達が成長するまで、ほ〜んの少し、眠ってもらうだけさ〜♪」

 ヤマサキはスキップしながら部屋を後にした。

 彼が部屋を出ると共に照明が落ちる。

 残された部屋では16の蛍のような淡い光が残された・・・。








 「横島クーン?たまに一緒に夕食にしないかい?」

 ヤマサキが部屋を訪れたのは、丁度美神達との電話が済んだ直後だった。

 「ああ、ヤマサキさん。良いッスよ。北辰さん相手じゃ味気ないッスから」

 「はっはっはっは、北辰さんは濃縮ウランしか飲まないからね〜♪」

 「ドグラ・マグラはプルトニウムだったッスよ?」

 「へ〜?ま、良いや。じゃあ僕の部屋でどうだい?実はもう準備させてあるんだ♪」

 「おお、実は腹が空いちゃってて・・・行きましょうか?」

 そう言って二人は横島用の客室を後にした。


 






 ヤマサキヨシオの部屋は研究所で2番目に見晴らしの良い部屋となっている。

 1番目は横島が使っている来客用の部屋だ。



 「へ〜?ヤマサキさん、料理も出来るんスか〜?」

 「はっはっはっは、何せ独りモン歴が長いからね〜♪横島君だって一人暮らしじゃなかったっけ?」

 「いや〜、貧乏暮らしでしたから。カップラーメンが主食でしたよ」

 「君みたいな若者がイケナイな〜♪さ、それよりも暖かいうちに食べてくれるかい?」

 「あ、はい、いただきま〜す」


 この研究所に来て以来、横島の食生活は非常に満ち足りたもであった。

 食生活以外にも様々な面でVIP待遇を受け、それを指示したヤマサキを非常に好意的な人物と思っていたのである。

 いや、実験と称して公にセクハラを働かせてくれるヤマサキには尊敬の念すら抱いていた。

 こうして、ほんの1週間であっさりとヤマサキに懐柔されてしまった横島は何の疑いもなく食事に手を付けた。

 相変わらずの軽いノリで会話を続ける二人だったが、次第に横島の瞼が重くなって来る。


 「ん?もしかして疲れてるのかい?」

 ヤマサキがわざとらしく問う。

 「かも知れないッス。さすがに耐久レースはきついッスよ〜」

 と言いながらも横島はニヤける。

 「またまたそんなこと言っちゃって〜♪結構お楽しみだったじゃないか〜♪」

 そう。今日は二度目の女性を侍らせた耐久レース実験だった。

 霊力補充のためなら、お触りまでならOKの日だったのである。・・・ちなみにノーパンでしゃぶしゃぶを食べたりはしていない。

 「ま、丁度食べ終わったようだしね。そんなに眠いならそこのソファーで眠っていくと良いよ♪」

 普段なら自分用の豪勢なベッドで眠るところだが、今は何故か異常に眠い。

 んじゃ、遠慮なく。そう言いながら横島はソファーに横になった。

 すぐに寝息が立つと、ヤマサキはソファーのそばまで近づいた。

 その手には『凍』と『眠』の文字が刻まれた文珠が握られている。

 「いや〜、やっぱり文珠って便利だね〜♪」

 そう言い、薬で眠らされて無抵抗な横島に文珠を発動するヤマサキ。

 「大丈夫♪ほ〜んの数ヶ月のことだよ♪目覚めた時にはお姫さま達と再会出来るかもね〜♪」









 「さ〜て♪データ取りも今日で終了♪横島君も確保出来たし、お仕事お仕事♪」


 「とりあえず横島君専用の霊波ジャミング装置を完成させなきゃね〜♪」





 こうして横島には定期的に文珠が投与され、数ヶ月ほど眠り続けることとなる。










  


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ルシオラ祭りじゃ!ワッショイ、ワッショイ!!!(パクリ)

一度やってみたかった、ルシオラの、ルシオラによる、横島のためのハーレム(ぉ
計16名のルシオラが横島をお相手します(嘘

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