ザ・グレート・展開予測ショー

止まりし時を動かす為に…(逆行編)


投稿者名:八雲
投稿日時:(02/11/27)

アシュタロス事件から、約二年が経った。
ドンドン!!
ここは、一部屋四畳半の狭いアパートの一室
そう横島の部屋だ

「先生ー!!お迎えにきたでござるよー!!」
「分かったよ。今から行くから、少し待ってろ!」

横島の時間はあの時止まった…
半人半魔…人にも魔族にも属さない者…
横島は、あの時から年を取っては居ない…
横島は…他人には、決して心を開かなくなった。
そして、横島は、今日も道化を演じる。

ガチャリ…キィー
鉄のドアが、開かれ横島が現れた

「早くいくでござるよ!!」
「ああ、分かったよ。シロ」

二人は走って事務所に向かった

「おはよう…おキヌちゃん…学校は?」
「おはようございます。美神さん。今日は、学校はお休みです。」

美神は眠気眼で椅子についた

「はい。美神さん。コーヒーです。」
「ありがと。おキヌちゃん。」

美神がコーヒーを飲みをえた頃、横島とシロが到着した

「おはようございます。美神さん。」
「ただいまでござる!!」

そしてもう一人の住人が降りてくるまで談笑が続いた

ガチャ
扉が開かれタマモが顔をのぞかせた

「あっタマモちゃんおはよう。」
「おはよう…」

タマモがのっそりと部屋に入ってきた

「美神さんこれから少し出かけてきて良い?」
「いいけど…何処に行くの?」
「殺生石を見に行くのよ最近変な奴が住み着いてるみたいだから…」
「まぁタマモなら心配ないけど…横島君念の為に着いて行きなさい。」
「はぁ俺はいいっすけどタマモお前はいいのか?」
「別にいいわ…」

横島はタマモと一緒に殺生石のある場所へ向かった

「ふぃ〜だいぶ奥まで着たなぁ〜」
「嫌なら帰っていいわ…」
「そんな事出来るわけねえだろ?このまま帰ったら美神さんにしめだされっちまうよ。」
そのとき周りの空気が強張った

「タマモ…」
「分かってる…」

空を裂き大きな翼を持つ鳥が現れた

「ぎゃーげげげ…ぎゃーーー!!!」
「な…なんだこいつ…」

横島が近付こうとすると

「ダメよ近付いたら…」
「…なんでだ?」
「こいつは稚鶏精(ちけいせい)あいつの羽に触れたら最後死ぬと聞いた事があるから…」
そのとき一瞬の隙をついて鳥が距離を縮め鍵爪でタマモを狙う

「タマモ!!!」
「キャ…」

横島がタマモを付きどばし代わりに鍵爪を受けた

「ぐぁ…」

そして横島の体が羽に触れる…
そして次第にその姿が薄れていった…














                「横島ぁぁぁーーーーー!!!!」

そこにはタマモの叫び声だけが響いていた…

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ども八雲です!!
今回初投稿で無謀にも連載物に挑戦です!!
先輩方これからなにどぞよろしくお願いいたします

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