ザ・グレート・展開予測ショー

GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その17)


投稿者名:TAITAN
投稿日時:(02/11/20)

どうも、お久しぶりです。
さて、一ヶ月ぶりの執筆活動・・・・・。
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GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その17)

美神は、窓の外で、ゲームで遊んでいるタマモとシロ、横島とおキヌを見ていた。
UFOキャッチャーで仲良く楽しんでいる横島とおキヌを見て、美神は片眉をピクピク上げていた。
「妬いているのかい?」
「なっ!だ、誰がっ!!」
美神は否定するが、顔は真っ赤になっていた。
(フッ・・・・。強情だね〜。)
美神の目の前にいた少年はクスリと笑った。
その少年は、テロ事件の3人目の犯人である。


美神たちがゲームセンターの中に入ると、膨大なゲームのBGMが、耳の鼓膜を破るがごとく鳴り響いて、美神たちを歓迎していた。
「あぁぁぁぁぁぁぁ!!うるさいわね〜!!」
「パチンコ店より、うるさいんじゃないんスか〜!?」
「パ、パチンコって・・・・・・。」
「パチンコって、何のことでござるか?」
「・・・・・さぁ。」
その時、従業員が1人、美神の前にやって来る。
「美神さまですか?」
「そうだけど・・・・・。」
「オーナーがお待ちしています。こちらへ・・・・。」
従業員は、美神を誘導する。
「あ、あの〜、俺たちは?」
「適当に遊んでいればいいわよ。」
「え〜!?俺、金少ないのに!?」
「あぁ〜、もう!!」
美神は、五千円札を、横島に渡す。
「ほら、このお金で遊びなさい!!」
「えぇ!?あ、ありがとうございます!!」
「・・・・・まぁ、それ、半年分の給料だけど。」
「えぇ!?」
「それじゃ、目いっぱい遊んでらっしゃいv」
「しょ、しょんな〜!!」
目と鼻から涙を出す横島を後ろに、美神は、オーナー室に入った。


オーナー室は、マジックミラーで囲まれた部屋で、オーナー室の中から、外の様子が見ることができる。
無論、マジックミラーなので、外からは、オーナー室の中は見れない。
「・・・・・・・待ってたよ。」
ソファーに座っている少年が言った。
「あなたの顔、どこかで見たことあるわねぇ・・・・・。」
そう言っている美神だが、すでに、少年のことを知っている。
美神はゆっくりと、ソファーに体を沈める。
「で?テロ事件の首謀者が、なんで私たちを呼んだの?」


「・・・・・・今、私のこと、バカにしてなかった?」
「いや、別に・・・・・・・。」
少年は、わざとらしくそっぽを向く。
「・・・・・・・・とっとと、質問に答えなさいよ。」
「え?何のことだい?」
「とぼけるんじゃない!!」
テーブルを、両手で同時に叩く美神。
それを見て、少年は苦笑しながら、両手を上げた。
「分かった分かった。ボクが君達を呼んだのは、レプリカとガルガを倒した君達を見たかっただけだよ。」
「ウソ言うと、怒るわよ・・・・。」
美神は、ギロリと少年を睨んだ。
「ふぅ・・・・・・。分かったよ。」
少年は、グラスの中に入ったオレンジジュースを飲み、テーブルの上に置く。
「君達を呼んだのは、ボクと戦いをしてもらうためさ。」
「!!」
驚愕する美神を見て、少年は、ニヤリと笑った。

続く・・・・。

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