ザ・グレート・展開予測ショー

ヌルの逆襲(2)−(1)だけじゃわかりにくいと思うので


投稿者名:うっふー
投稿日時:(02/11/20)

「あのねぇ横島クン!あんた何回言っても覚えないのね!そんなに文珠なんて出ないんだからこんな雑魚につかわないでよね!」

「あっ・・・。そーか。」
「もー。あんたは学習能力がないというかなんというか・・・。」

う〜ん・・・。計画では俺が文珠で倒して、美神さんが「すごい!すごいわ横クーン!ごほうびにわたしをあげるわ!」ってなって抱きついてくるはずだったんけどなー。出すトコ間違えたか。)

「・・・なんでわたしがあんたに抱きつかなきゃいけないのよ・・・(怒)」

「ああ!!また声に出てた!!」

「このバカ!!!」

バキッ!!横島はまた美神にどつかれてしまった。

「こりないの〜。この小僧は・・・。」

ドクターカオスがあきれていると、後ろの方から物音がした。

「だ、だれじゃ!!」

立っていたのはどこかでみたことがある男・・・。

「ドクターカオス・・・。まさかここで会うとはな・・・。」

「・・・おまえは・・・。はて?だれじゃったかの〜?」

男はずっこけた。すると美神が・・・。

「ドクターカオス!あんた覚えてないの!?これヌルよ!魔族のヌル!!」

「ヌ、ヌルゥ!?ヌルって俺と美神さんとマリアが時間移動したときのヌルっすか!!」

「そうよ。でもヌルは――――――――――。」

「わしが倒したはずなんじゃが・・・。なんで生きとるんじゃ?」

ヌルは今にもおそってきそうな顔で話した。

「私は魔族だからな。ドクターカオス!おまえにやられたときもかろうじて生きていたのだ。そして今日まである秘宝を完成させるためにここの穴に住みついていたのだ。」

「・・・・・秘宝とはなんじゃ?」

「ふっ、これからおこることが私の完成させた秘宝だ。」

そう言うとヌルは手にもっていたスイッチをおした。するとまた床がくずれさらに地下へ。横島の上に美神が。ドクターカオスの上にマリアがのっかった。

「だああああああ!重い!どかんかマリアー!!」

「くおおおお。こ、こっちも重い・・・。」

「なんですって!」

そう言う美神もやはり自分の体が重いらしい・・・。

「フフフ・・・。その部屋はな、10倍の重力がのしかかってるのだ。それが私が完成させた秘宝だ。」

「1、10倍・・・。ってことはマリアは2000キロか・・・。」

横島は苦しそうな顔をしてドクターカオスに教えてやった。

「2、2000キロォー!!!」

ドクターカオスは今にもつぶれそうだ・・・・・。

「美神さんは・・・。何キロっすか?」

「言えるわけないでしょーが!!」

横島、またなぐられる。

「マ、マリア・・・。動けるか?はやくどいてくれんとわし死んでしまう・・・。」

「ノー、すみません・マリア・重くて・動けません。」

「だあああああ!死ぬー!!」

「横島クン!なんとかできないの!!」

美神が横島に聞く。

「そ、そーすね・・・。文珠でこの部屋の重力を軽くすれば・・・。」

「そんなことできるの!?」

美神は希望に満ちた顔になってきた。横島はちょっと困った顔で笑い・・・。

「試したこと無いからわかりません・・・(汗)」

プチッ―――――――美神の何かが切れた。

「あんたはもー!肝心なときに役に立たないんだから!なんで試しとかないのよ!!!」

「そ、そんな!俺に当たらないで下さいよ!それに試す機会なんてないでしょーが!!」

横島は美神になぐられそうな気がしたので必死に答えた。

「・・・しかたがない・・・。横島クン。あんたにかけるわ。ただし、失敗したらどうなるかわかってるんでしょうね。」

「あああー!なんかやな予感ー!!・・・もーこーなったらヤケじゃあああああ!!文珠よ!出ろ!!この部屋ぼ重力を軽くしろ!」

パアアアアアア――――――文珠が光り『軽』という文字が浮かび上がる・・・。

「いっけぇ〜!文珠!・・・・て・・・このカッコでどうやって投げましょう・・・。」

横島たちは床にはいつくばるように倒れている。

「あんたねー!考えてなかったの!・・・・・無理矢理投げなさい!無理矢理!!」

「そんなムチャクチャなー!」

と、言いつつ文珠を投げる横島。ボン!!!!!!文珠はいい音を出し爆発した。

「おっ軽くなった・・・。」

汗だくのドクターカオスが言う。

「どうやら成功したみたいすね。(よし!これで美神さんは俺のことを見直すぞ!)美神さん!やっぱ俺、結構役に立つでしょ!」

しかし美神は聞いていない。

「わたしをこんな目にあわせるなんて・・・。ヌルめ・・・。絶対許さない。もう痛めつけていたぶり殺してやるわー!!!!!」

続きます。



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