ザ・グレート・展開予測ショー

ヌルの逆襲(1)


投稿者名:うっふー
投稿日時:(02/11/20)

「よし、今日も完璧じゃな。」
ドクターカオスはマリアの整備を終え椅子に腰掛けた。
「うおーい、マリア!お茶を入れてくれーい!」
「イエス、ドクター・カオス。」
マリアは台所へ行きお茶を入れた。
「どうぞ・ドクター・カオス。」
マリアはドクターカオスの前のお茶をおいた。そのお茶をドクターカオスはうま
そうに(?)飲んだ。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆しばらくして☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
★☆★☆

「のう、マリア。今日は仕事も休みじゃし、散歩でも行かんか?」
「イエス、ドクター・カオス!」
マリアはいつもより元気に答えた。



二人は散歩と言いつつ、いつもの工事現場の近くを歩いていた。すると穴の中に
美神と横島の姿が!ドクターカオスは二人に話しかけてみた。
「おい。なにしとるんじゃ?こんなところで。」
「見てわかんないの!除霊よ!じょ・れ・い!」
美神はなんだかいつもより機嫌が悪いみたいである。そんな美神を横島がなごめ
る。
「まーまー美神さん・・・。そんなに怒ることないじゃないですか。」
「うっるさいわね!今回の除霊はギャラが少ないのよ!今日は占いで『お金にな
らなくても仕事を受けなくちゃ災いが起こる』ってでたのよ!案の定、断ろうとしたら災いが起こったじゃない!」
「・・・小僧、なにがあったんじゃ?」
ドクターカオスはおそるおそる聞いた。すると横島はちょっと苦笑いをし、こう
答えた。
「えっと・・・断ろうとしたらゴキブリが美神さんの顔にくっついたんだよ。美
神さんゴキブリ嫌いだから――――フゴッ!」
そう言った瞬間、横島は美神に後頭部を叩かれた。
「やめてよ!思い出しただけでもぞっとするわ・・・。」
(ほ〜・・・。美神令子の弱点はゴキブリか・・・)
ドクターカオスは頭にしっかり刻んでおいた。しかし明日になりば忘れているだ
ろう。―――――きっと。



「なぁわしらも除霊につきあっていいだろ?」
そう言ってドクターカオスは美神たちに近づいていった。そして穴に中に足を踏
み入れた瞬間。
めりっ・・・なにかがゆがむ音がして床が崩れた・・・。ドガラガッシャ〜ン!
!4人は地下へ落ちてしまった。
「な、なんで!たった4人で床が崩れるわけ!!・・・・・わかった!マリアが
原因ね。たしかマリアって・・・。」
「200キロあるぞ。」
ドクターカオスは平然とした顔で答えた。
「200キロもあれば崩れるのは当たり前だな・・・。」
横島は顔に汗をたくさんかきながら言っている。
「・・・どーしてくれんのよ!ドクターカオス!あんたのせいよ!あんたのせい
でさっさとすませるはすの除霊がながびいちゃうじゃない!」
美神が怒っているとマリアが・・・。
「奥に・多数の・霊体反応!!」
「えっ!」
「除霊する霊たちじゃないすか美神さん!(美神さん頭に血がのぼってて気づか
なかったんだな)」
「じゃあ行くわよ!横島クン!神通棍を!」
「はい!」
横島はリュックの中から神通棍を取り出した。
「よーし!わしらも手伝うぞ!行くぞ、マリア!」
「イエス、ドクター・カオス。」
4人で奥の方へ進んでいった。
「・・・たしかに・・・。すごい霊の数だわ。でもこんな雑魚はわたしの手にか
かれば一瞬で倒せるわ!」
「待って下さい美神さん!ここは俺にお任せを!」
「何よ、横島クン。やけに自信満々じゃない。」
「俺の文珠で楽々倒しましょうよ!文珠よ出ろ!」
横島の手に丸い玉が出た。
「この部屋を浄化してくれ!」
そしてその玉に『浄』という文字が浮かび上がった。
「ちょ、横島クン!もったいな・・・。」
美神が言おうとしたが手遅れであった。横島はもうすでに文珠を投げていた。
パアアアアアア―――――――――――ボン!!!
文珠はすごい光をだし、霊を浄化させた。
「どうですか!俺だって役に・・・えっ?」
横島の前には額に青筋を立てて怒っている美神がいた。
「ええ!!なんで怒ってるんすか美神さん!!!」

続く

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